11/4(土)に東邦ジェネラリストセミナー2019を開催致しました。
11/4(土)に毎年恒例となっている東邦ジェネラリストセミナー2019を開催致しました。
このセミナーは、総合診療医として様々な場所で活躍している東邦大学OBが東邦大学の医学生に総合診療の魅力を伝えるために開催されているもので、今年も筑波大学地域総合診療科の稲葉先生のリーダーシップのもと、多くの学生スタッフの協力を得て、過去最高の19名の学生さんにご参加いただきました!!
OB講師として稲葉先生、私、水谷先生(さんむ医療センター総合診療科・産婦人科)、大塚先生(明戸大塚医院院長/筑波大学総合診療グループ)、吉沢先生(亀ファミリークリニック館山)、佐藤先生(東邦大学大森病院総合診療・感染症科)に加えて、東邦大学医療センター大森病院初期研修医の繁田先生にも参加していただきました。
繁田先生は東邦ジェネラリストセミナー創設時の学生スタッフを務めてくれており、来年度からは東邦大学医療センター大森病院総合診療・急病センターに加わってくれることなりました!
今年のセミナーは稲葉先生の明快なオープニングリマークスで始まり、キャリアカフェでは1グループ30分かけて3つのグループを回って、それぞれのグループでじっくりとお話ができました。
「どんな病院で初期研修するのがいいでしょうか?」という質問が多く、高学年の学生さんはもちろん、3-4年生も初期研修をどんな病院で行うべきか等、切実な悩みを持っていることがわかり、「最近の学生さんはえらいな!」とOB達は感心しきりでした。COPD治療のABCや鑑別診断のVINDICATE-Pについてお話されている学生さんもいて、最近の学生さんの優秀さにも驚きました。
やはり家庭医や訪問診療がどういうものか知りたいと感じている学生さんは多いようで、キャリアカフェで話を聞くだけでなく、診療所への見学や海外留学等を含めて、学生さんが大学という狭い世界を飛び出して新しい世界をみるお手伝いができればいいなと感じました。
キャリアカフェの様子
真剣な眼差しで水谷先生(中央)を見つめる学生さん達
キャリアカフェの最後には、青森での開業医を経て大学教授となった異色のキャリアの持ち主である東邦大学医療センター大森病院院長で当科の教授である瓜田先生にご講演をいただきました。
青森の地方都市で開業していた時の経験、30年近く前にいち早く青森で電子カルテを導入しようとしていたことや「紙とペンでできる研究はないか」という発想に基づいて開業医時代に行っていた研究のお話を伺い、そして、医療・医学における還元論的発想の限界、専門領域はどれくらい細分化されることがいいのかに関する数理モデルを用いた分析についてお話してくれました。他では決して聞くことのできない興味深い講演でした。
学生さん達にとって、刺激的であったことはもちろんですが、参加した他のOBの先生方にとっても印象的だったようで、吉澤先生は「今までに聞いたことがない話だった!瓜田先生のお話が聞けてよかった!」との感想をいただきました。
最後のレクチャーでは私が診断推論・診断エラーで二重過程仮説やバイアスについて解説し、繁田先生が実際に自分自身が経験した症例をもとにバイアスをいかに認識して自己省察・メタ認知を実践するか、鮮やかに披露してくれました。
集合写真
皆さんの今後の大活躍を確信しました!
懇親会には、昨年まで東邦大学医療センターで初期研修され、現在は亀田ファミリークリニックでご活躍の塚原先生も千葉からかけてつけてくださり、多くの学生さんも参加して蒲田の名店「歓迎」の餃子とビールを堪能しました!
水谷先生(左端)、吉澤先生(左中央)、佐々木(右中央)、塚原先生(右端)と2次会で
塚原先生は超多忙にもかかわらず千葉から駆けつけてくれました!
文責:佐々木 陽典
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研修医 森岳雄先生と繁田知之先生が、医学教養Ⅵで講義を行いました。
12月18日(水)第1時限、1-3年生の選択講義である医学教養Ⅵでとても楽しい講義を行いました。
二人の息の合った講義は、森先生のオープニングで始まりました。いつも寝ていた学生はしっかり起きてました。
つぎに、当直明けの繁田先生が大森病院研修医の一日を紹介してくれました。
そして森先生が入局先として総合診療科を選んだ理由を教えてくれました。感染症診療と総合診療ができる医師を目指す決意も熱く語ってくれました。
繁田先生も総合診療科を選んだ理由として、今後は「総合診療ブームが来る!」と熱く話してくれました。
そして、森先生が「風邪の診かた」というテーマで講義が始まりました。誰もがかかる風邪は、系統講義ではまとまった講義がありません。もっとも遭遇する疾患でありながら、もっとも軽視されている風邪について、わかりやすく説明してくれました。
とくに、「バランスで診る風邪診療」は特筆すべき思考回路です。餌があれば発育できる細菌と異なり、細胞内に入り込んでしまうウイルス感染。反応する免疫システムも異なることから、発症形式が異なることを「バランス」で表した絶妙な講義でした。
コーヒーブレイクでは研修医アンケートの結果を披露してくれました。「学生時代もっとやっておけばよかったこと」の回答は、「もっと遊んでおけば・・・」「もっと勉強しておけば・・・」「何か資格を取れば・・・」など様々でした。
森先生のコーヒーブレイクの後は、繁田先生が「診断エラー」について話してくれました。
ヒトは間違うものである!を前提として、なぜ間違うのかについて、臨床推論で陥りやすい罠を教えてくれました。
そして、当直時に遭遇した診断エラーをわかりやすく説明してくれました。
そして、最後に自己省察!
楽しい講義となりました。私の講義では寝ている学生さんも、この日は誰一人寝ていませんでした。
繁田先生、森先生、素晴らしい講義を企画してくれて、本当にありがとうございます。先生方にとって、記念すべき第1回目の講義はしっかり録画させていただきました。次年度も是非お願いします。
4月からは一緒に汗をかきましょう!
文責 瓜田純久
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第13回東京総合診療カンファレンスで佐々木陽典先生が難治性吃逆の症例を発表しました。
12月12日、日本医科大学で開催された第13回東京総合診療カンファレンスで佐々木陽典先生が難治性吃逆の症例を発表しました。
カンファレンスは順天堂大学の症例報告からはじまりました。そこで司会を担当し、大いに症例報告を盛り上げてくれました。続けて発表した症例は難治性吃逆で来院した視神経脊髄炎の症例です。もしMRIがなかったら、どうして診断したのかと、今でもぞっとしています。
前田先生(後頭部)も順天堂大学の症例では診断に迫る鋭い質問をして、カンファレンスを盛り上げてくれました。
研修医の松本先生、堤先生、森先生、そして台湾からの留学生2名が参加してくれました。台湾の医学生は日本最後の夜に東京総合診療カンファレンスに参加し、とても有意義な時間を過ごしたと話していました。総合診療科を選んでいただき、ありがとうございました。
懇親会が終わり、千駄木駅に向かう途中にみえた日本医大の病棟です。創立140年を超えるわが国最古の私立医科大学の重厚さが圧倒的な存在感を示しており、思わずパチリ!
2020年3月7日に日本医科大学総合診療科教授 安武正弘教授は、第71回日本老年医学会関東甲信越地方会を主催されます。演題募集中です。そちらもみんなで参加しましょう!
文責 瓜田純久
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2019年 総合診療科 大忘年会を開催しました。
12月2日(月)蒲田のサルバトーレで総合診療科 大忘年会を開催しました。ホテル相鉄フレッツエの1Fにあるサルバトーレは忘年会、納涼会で使用させていただいていますが、大学から徒歩12分という近さ、飲み放題、おいしいピザが安価に頂けます。
今年は竹内先生、竹本先生が幹事を務めてくれました。佐倉病院に出向中の河越先生も参加し、レジェンド看護師の深津さんの挨拶で始まりました。
医局秘書の小林さんもビンゴで活躍。
多くの看護師さん、MRさんも参加してくれました。
イタリアンは基本的に炭水化物です。皆さん、よく食べる食べる(^_^;)
今年は医局長の宮崎先生が院内講師に昇任し、皆でお祝いすることもできました。
佐倉病院から来てくれた河越先生も、大好きな橋本さんと、嬉しそうに旧交を温めていました。
台北からの留学生も参加してくれました。礼儀正しい医学生で、佐々木先生の指導を受けています。
5月から獨協医科大学埼玉医療センターに栄転した石井先生も駆けつけてくれました。11月からは院内准教授として活躍しています。
医局の兄貴分、看護学部教授の荒井先生も来てくれました。宮古島出身の看護師さんと行った二次会は沖縄料理でした。なんと17名が二次会に来てくれました。
4月から総合診療科に入局予定の森先生、繁田先生です。レジデントが受ける試験で東西の横綱にランクされた二人です。総合診療科での活躍が楽しみです。
この1年、いろいろありましたが、皆様のおかげで、総合診療科も無事年越しを迎えられます。特に病院長となった瓜田が医局にいる時間が短くなり、みんなにご迷惑をおかけしてしまいました。申し訳ありません。
年度末は小松史哉先生、鈴木健志先生、竹本育聖先生が学位を授与される予定です。2020年が皆様にとって素晴らしい年となることをお祈り申し上げます。来年もよろしくお願いします。
文責 瓜田純久
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11月30日に第10回東邦JMECCが開催されました。
11月30日(土)に内科学会認定救急講習会であるJMECCの記念すべき第10回目が開催されました。
今回も当科客員教授でもある藤沢市民病院西川先生にディレクターとなっていただき、当科から栄転された獨協医科大学埼玉医療センター総合診療科准教授の石井先生、いつもブース長をお願いしている東邦大学医療センター佐倉病院循環器内科の美甘先生、私の3名がブース長をつとめさせていただきました。
はるばる名古屋や栃木から多くの指導者の先生方にご参加いただき、3ブースとも受講生・指導者とも上限となる6名での開催となりました。
今回のJMECCで特筆すべきは、インストラクターの素晴らしさもさることながら、受講生のやる気と若さと多様性だったと思います。大森病院からだけではなく東邦大学3病院を中心に多くの病院から研修医の先生方を中心とした、やる気に満ちた若手の先生方にご参加いただき、どのブースも活発に講習が行われました。
私もブース長を務めさせていただきましたが、素晴らしいインストラクター、アシスタントインストラクターと優秀で明るい受講生に恵まれ、今までで一番楽しいJMECCのインストラクション経験となりました。
ランチョンセミナーでの西川ディレクターの講演では「狭い専門に偏った研修の結果、専門病院外でも狭い専門分野しか診ない内科医が増加しており、地域とミスマッチを起こしている」との認識から「全身を診ることができる内科医を育成するためのGeneralな研修が不足しているのではないか?」との問題提起に基づき、新内科専門医研修が作成されたとのお話をいただきました。病院総合医の私は大変強い感銘を受け、改めて西川先生にご指導いただける幸運を感じました。
JMECC後に開催された寿司「川むら」での懇親会にも、いつもより多くの受講生が参加してくれ、店内がいっぱいになるほどの盛況でした。
受講生の皆様、お疲れ様でした。次はインストラクターとして一緒にお仕事できる日を楽しみにしております。
ご多忙のなか、遠方からも多数ご参加いただいた指導者の先生方、事務局の並木先生、平田様、会場・機材の手配に尽力してくださったシミュレーションラボの土井先生、写真撮影や懇親会までお心遣いくださった瓜田院長、そしてディレクターの西川先生に改めて感謝申し上げます。
次は3月開催予定です。詳細が決まりましたら報告させていただきますので、奮ってご参加ください。
第1ブースでの研修の様子
第2ブースでの研修の様子
第3ブースでの研修の様子
懇親会も盛り上がりました!
懇親会にはJMECCディレクターの西村与四郎(神戸大学)、三浦敏靖先生(名古屋市立大学病院)にもご参加いただきました。
全員の集合写真
みなさん達成感に溢れた顔をされていますね!
文責:佐々木 陽典
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