柏木 克仁 2017年度 入局

昔ながらの“お医者さん”はいつの時代も求められている

2017年度に入局させて頂きました、柏木克仁と申します。 総合診療科は診療科としては、比較的新しい診療科で、最近でこそ“ドクターG”などで脚光を浴び一般的になりつつありますが、まだ診療内容なども発展段階にあると考えられます。学生実習の頃各診療科を回る中で、首都圏の大学病院では専門分化がなされ、各診療科の医師は特定の分野のみ診療を行い、それ以外の分野はまた別の診療科にお願いするというスタイルが一般的になっているのに疑問を持っていました。患者さんにとってはプロフェッショナルに診てもらえるのはもちろん良いとは思いますが、その分長い待ち時間や院内を巡礼するようになっていることも事実です。その中で全身を一通り診ることができ、80点の診療を行い、どうしても手技や専門的知識が必要な際は各診療科にお願いする医療が今後は必要であると強く感じました。特に今年に入り地方などの病院へ行く機会もありますが、医師一人という状況も多く、昔ながらの“お医者さん”はいつの時代も求められると強く実感しております。

専門分野をもちつつ、どんな訴えにも対応できるようになりたい

ただ、その中でもそれぞれ専門分野を持っており、それぞれの分野については先輩の先生方の意見も伺うことができます。私自身は、感染症内科と血液内科に興味を持っており、どちらの分野も日本全体で専門医も少ないわりに、患者さんの数も多く、地方含め首都圏でも不足している状況となっております。自分の専門分野は持ちつつ、どんな患者さんの訴えについても対応できるような懐の深い医師を目指して生きたいと考えております。経験は浅いですが、その分貪欲に日々目の前の患者さんに向き合い、そして診療から得たものを研究や発表に還元していきたいと思っております。

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柏木 克仁

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沖縄県立中部病院・北部病院出向中

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