EVENT 説明会・イベント

11月30日に第10回東邦JMECCが開催されました。

11月30日(土)に内科学会認定救急講習会であるJMECCの記念すべき第10回目が開催されました。

今回も当科客員教授でもある藤沢市民病院西川先生にディレクターとなっていただき、当科から栄転された獨協医科大学埼玉医療センター総合診療科准教授の石井先生、いつもブース長をお願いしている東邦大学医療センター佐倉病院循環器内科の美甘先生、私の3名がブース長をつとめさせていただきました。

はるばる名古屋や栃木から多くの指導者の先生方にご参加いただき、3ブースとも受講生・指導者とも上限となる6名での開催となりました。

今回のJMECCで特筆すべきは、インストラクターの素晴らしさもさることながら、受講生のやる気と若さと多様性だったと思います。大森病院からだけではなく東邦大学3病院を中心に多くの病院から研修医の先生方を中心とした、やる気に満ちた若手の先生方にご参加いただき、どのブースも活発に講習が行われました。

私もブース長を務めさせていただきましたが、素晴らしいインストラクター、アシスタントインストラクターと優秀で明るい受講生に恵まれ、今までで一番楽しいJMECCのインストラクション経験となりました。

ランチョンセミナーでの西川ディレクターの講演では「狭い専門に偏った研修の結果、専門病院外でも狭い専門分野しか診ない内科医が増加しており、地域とミスマッチを起こしている」との認識から「全身を診ることができる内科医を育成するためのGeneralな研修が不足しているのではないか?」との問題提起に基づき、新内科専門医研修が作成されたとのお話をいただきました。病院総合医の私は大変強い感銘を受け、改めて西川先生にご指導いただける幸運を感じました。

JMECC後に開催された寿司「川むら」での懇親会にも、いつもより多くの受講生が参加してくれ、店内がいっぱいになるほどの盛況でした。

受講生の皆様、お疲れ様でした。次はインストラクターとして一緒にお仕事できる日を楽しみにしております。

ご多忙のなか、遠方からも多数ご参加いただいた指導者の先生方、事務局の並木先生、平田様、会場・機材の手配に尽力してくださったシミュレーションラボの土井先生、写真撮影や懇親会までお心遣いくださった瓜田院長、そしてディレクターの西川先生に改めて感謝申し上げます。

次は3月開催予定です。詳細が決まりましたら報告させていただきますので、奮ってご参加ください。

第1ブースでの研修の様子

第2ブースでの研修の様子

第3ブースでの研修の様子

懇親会も盛り上がりました!

懇親会にはJMECCディレクターの西村与四郎(神戸大学)、三浦敏靖先生(名古屋市立大学病院)にもご参加いただきました。

全員の集合写真

みなさん達成感に溢れた顔をされていますね!

文責:佐々木 陽典

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大学院生 鈴木健志先生が東邦医学会で「透析患者における皮膚ガス」を発表しました。

11月15日(金)大学院生 鈴木健志先生が出張中に積極的に取り組んだ研究、「透析患者における皮膚ガス」を東邦医学会で発表しました。

鈴木先生は腎臓専門医を目指して、川崎幸病院腎臓内科、長岡日赤病院腎臓内科で研鑽を積み、9月に大学に戻ってきました。透析における生体の変化をテーマとして、皮膚ガス成分をGC—MSで解析してきました。

皮膚ガスは血液情報に皮膚腺や表面反応に由来する情報が混在するため、解釈が難しい検体ですが、透析前後での変化を検討することにより、これまでよく分からなかった代謝変化が明らかとなってきました。

研究は結果のわかっている課題で形式的に論文を仕上げても、何も貢献できません。結果が見えないことに取り組まなくてはなりません。鈴木先生はまさに未開拓の領域に手をつけており、今後の展開が楽しみです。

 鈴木先生、貴重なデータを解析して頂き、ありがとうございます。オリジナリティの高い論文になります。最後まで頑張りましょう!

      文責 瓜田純久

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N型カルシウムチャネル研究会で講演させて頂きました。

 11月14日(木)京王プラザホテルで開催されたN型カルシウムチャネル研究会で講演させて頂きました。

東京慈恵会医科大学循環器内科 吉村教授が力を入れている研究会です。循環器を中心とした代謝研究会とでも言いたくなるような、臓器横断的な研究会でした。いかにして心血管イベントを減らすのか?臓器横断的に考えることがコンセプトであると理解でき、とても有意義な時間でした。

座長をして下さった心臓血管研究所 循環器内科部長 永島先生は、下北半島に旅行されたそうで、東北の歴史にとても詳しく、懇親会では歴史談義に花が咲きました。今度は津軽半島をドライブされるそうです。

帝京大学教授 内田先生の尿酸の講演も、とても勉強になりました。特にカルシウムチャネル拮抗薬で生じる浮腫のメカニズムについて、とても理解が深まりました。

東京医科大学総合診療科に在籍された後、地域医療に転じ、この研究会を長年支えている大野先生とも、総合診療についてお話しすることができました。関東の大学病院の総合診療科は、なぜか循環器内科をサブスペシャリティとする指導医が多く、大野先生もそのひとりでした。懇親会はコアメンバーの演者と座長が最後まで残り、N型カルシウムチャネルを肴に、美味しい酒が進みました。

 腸管、腎・尿細管は共有するトランスポーターが多く、一方グアニル酸シクラーゼは腸管と心臓で異なるサブユニットとして、水電解質の代謝に関与しています。臓器で共有するシステムは、改めて生体は一つの受精卵から発生したことを思い出させてくれます。分けずに考えることができる思考回路の構築には、基礎医学が必須です。大きな収穫を得た研究会でした。皆様、大変お世話になり、ありがとうございました。

                     文責 瓜田純久

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チョイス@病気になった時 「血尿が出た時」が11/16(土) 20:00-から再放送されます。

以前に記事(https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/soshin/int/news/News20190919-2.html)を掲載させていただいたチョイス@病気になった時 「血尿が出た時」が

11/16(土) 20:00-

から再放送されます。


ご興味のある方は是非ご笑覧ください。

https://www4.nhk.or.jp/kenko-choice/x/2019-11-16/31/4021/1722248/

文責:佐々木 陽典

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総合診療科助教の貴島祥先生が医学教養Ⅵで「フラクタル次元」について講義しました。

11月6日(水)1時限に貴島祥先生が医学教養Ⅵで「フラクタル次元」について講義しました。医学教養Ⅵは1−3年生を対象とした選択講義です。「臨床医学に役立つ複雑系科学入門」のシリーズ第7弾です。

台湾からの留学生も熱心に聴いていました。

少数精鋭の選択講義です。学生は誰も寝てません!貴島先生の流れるような講義に目を輝かせていました。臨床医の話す数学の講義はなかなか聴けません。

 フィードバック機構が生命維持の中心である生体では、多くの現象が周期的に出現し、初期値の変化によって思いがけない変化であるカオスを呈することもあります。周期的現象はフーリエの定理によって、シンプルな波形に集約され、周期関数はオイラーの公式によって、指数関数に変換されます。自己相似性を有する生体の物理的特徴を明らかにするフラクタル解析は、極めてシンプルであるがゆえに、生体の本質を浮き彫りにしてくれることが期待されます。

 なぜ、その病変は凸凹なのか?なぜその癌は陥凹しているのか?なぜ自然治癒が起こるのか?複雑系科学では様々な臨床の疑問に解を与えてくれます。

 貴島先生、素晴らしい講義をありがとうございました。

                          文責 瓜田純久

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