総合診療科の医師

総合診療医からの
メッセージ

佐々木 陽典先生
教授

佐々木 陽典先生

総合内科専門医 腎臓専門医 感染症専門医 病院総合診療専門医 プライマリ・ケア

主な経歴

  • 平成18年3月 東邦大学医学部医学科 卒業
  • 平成18年4月 東邦大学医療センター大森病院にて研修
  • 平成20年4月 東邦大学大学院医学研究科博士課程 入学
  • 平成20年9月 沖縄県立中部病院内科へ研鑽出向
  • 平成24年4月 沖縄県立八重山病院内科勤務
  • 平成26年4月 東邦大学医療センター大森病院総合診療・急病センター(総合診療内科)シニア・レジデント
  • 平成26年7月 東邦大学医学部総合診療・救急医学講座(大森)助教
  • 平成27年3月 健康医療評価研究機構臨床研究遠隔学習プログラム 修了
  • 平成30年3月 Harvard Medical School Introduction for Clinical Research Training Program Japan 2018 修了
  • 平成30年3月 博士(医学)
  • 令和3年6月 東邦大学医学部総合診療・救急医学講座(大森) 講師
  • 令和6年3月 医療リアルワールドデータ活用人材育成事業 修了
  • 令和6年7月 東邦大学医学部総合診療・救急医学講座(大森) 教授

主な資格・役職

  • 日本内科学会認定内科医・指導医、総合内科専門医
  • 日本腎臓学会腎臓専門医
  • 日本感染症学会感染症専門医
  • プライマリ・ケア連合学会認定医・指導医
  • 病院総合診療学会認定医・指導医
  • 日本救急医学会Immediate Cardiac Life Support ディレクター
  • 日本内科学会専門医部会幹事
  • 日本病院総合診療医学会理事・地区幹事
  • 日本消化吸収学会評議員
  • 日本安定同位体・生体ガス医学応用学会評議員
  • 急性腹症診療ガイドライン改訂委員 (2025年5月-)
  • World Journal of Clinical Infectious Diseases 編集委員
  • Toho Journal of Medicine編集委員
  • 日本病院総合診療医学会雑誌編集委員

東邦大学大森病院総合診療科とはどんな科ですか?また、今後どんな科にしていきたいですか?

臨床・教育・研究を網羅し、家族を安心して任せられる頼れる医局へ

当科は、地域の患者さんはもちろん、近隣の医療機関からも「困ったらまず大森病院の総合診療科に相談しよう」と頼りにされる存在を目指しています。救急の受け入れと多職種連携を軸に、最適な医療へ繋ぐ役割を担っています。

私が目指すのは、臨床・教育・研究をバランスよく実践できる医局です。20代~30代の若手が主役の活気あるチームで、女性医師をはじめ、多様なバックグラウンドを持つ医師が活躍しています。結婚や育児などのライフイベントを互いに助け合える体制があるため、キャリアを諦める必要はありません。「自分の家族を安心して任せられる場所」で、誰もが生き生きと自信を持って働ける環境を共に作っていきましょう。

佐々木 陽典先生

東邦大学大森病院総合診療内科で働く魅力は?

豊富なキャリアパスと、信頼できる指導医の下で叶う圧倒的なスキルアップ

当科の最大の魅力は、自らの望むキャリアを形にできる柔軟な教育体制と専門医プログラムにあります。内科専門医と総合診療専門医の「2枚看板」を掲げており、追加研修によって両方の資格を取得するダブル専門医のキャリア形成も可能です。さらにその先には、「感染症専門医」や「病院総合診療専門医」といった、より高度な専門性を追求できる2階建てのプログラムも用意しています。また、若いうちに多様な経験を積めるよう学外への出向サポートも惜しみません。派遣先はすべて、私自身が直接足を運び「この人に教わりたい」と確信した、信頼できる一流の指導医がいる病院のみです。安心して飛び込んできてください。

佐々木 陽典先生

目指す総合診療医としての姿は?

病気だけではなく「人」を診て、困っている人にまず手を差し伸べる姿

どこに行けばいいか分からない症状や痛みを抱え、不安に直面している患者さんの問題を整理し、分析して解決への道筋を立てる。それこそが総合診療医の真髄であり、大きなやりがいです。私たちが目指すのは、単に病気という一面を見るのではなく、患者さんの背景にある心や社会的な問題までひっくるめて、「何に困っているのか」を真摯に受け止められる医師です。「困っている人がいたら、まず駆け寄って対応する」という医療の原点を体現する、誰もが真っ先に頼りにする「医師の原点」のような存在を私たちは目指しています。

入局される方へのメッセージ

あふれる好奇心を原動力に、医療の原点に返って共に成長しよう

総合診療科は、毎日新しい発見と気づきに出会える、ずっと楽しめる診療科です。だからこそ、「色々なものを見てみたい」という旺盛な好奇心がある方や、何よりも「人間が好き」で患者さんに興味を持ってくれる方に、ぜひ来ていただきたいと思っています。医学部に入った時、初めて医師になった時の初心を忘れず、目の前の困っている人にそっと手を差し伸べたいという熱い想いを持ったあなたを歓迎します。若くて活気あふれるこのチームで、お互いに高め合いながら、これからの総合診療を共にリードしていきましょう。

前田 正先生
准教授

前田 正先生

総合内科専門医 感染症専門医

主な経歴

  • 平成17年 東邦大学医学部医学科卒業
  • 平成17年 第99回医師国家試験合格(医籍登録番号第449943号)
  • 平成24年 東邦大学医学部総合診療・救急医学講座 助教
  • 平成25年 博士(医学)(東邦大学 甲 第480号)
  • 令和3年 東邦大学医学部総合診療・救急医学講座講師
  • 令和6年 東邦大学医学部総合診療・救急医学講座准教授

主な資格・役職

  • 日本内科学会総合内科専門医・指導医
  • 日本感染症学会専門医・指導医
  • 日本化学療法学会抗菌化学療法認定医・指導医
  • 日本病院総合診療医学会認定医・指導医
  • 日本ヘリコバクター学会認定医
  • 専門医機構認定特任総合診療指導医
  • 労働衛生コンサルタント

東邦大学大森病院総合診療科での感染症科の役割は?

自局のベッドを持ち、治療の完結まで主治医として責任を持つ

当科の感染症チームの最大の強みは、独立したコンサルト専門の部署ではなく、総合診療科として「自局のベッド(入院床)」を常に持っている点にあります。他科からの相談(コンサルト)に対してアドバイスを言うだけで終わらせません。一時的にでも我々がメインの主治医となり、ベッドで直接患者さんをお預かりして責任を持って治療を完結させ、本来の診療科へお戻しするという体制を敷いています。総合診療医のスタンスを持ちながら専門的治療を行うため、他科との風通しも非常に良く、このシームレスな連携こそが院内の感染症診療の質を支えるハブとしての大きな役割です。

前田 正先生

感染症科の魅力、やりがいは?

真の原因を突き止め、劇的な完全回復へ導く医学的探求の醍醐味

感染症診療の魅力は、緻密な謎解きのようなプロセスにあります。患者さんの生活背景や検査データから真の原因を突き止め、最適な抗菌薬を選択していく過程には、医学的な探求の醍醐味が詰まっています。また、治療によって患者さんが劇的に完全回復していく姿を見届けられるのは、臨床医としての何よりのやりがいです。当科では顕微鏡での菌の確認など、臨床に直結する診断も専門医自ら綿密に行います。特定の臓器にとらわれない総合診療の広い視野があるからこそ、病態をより多角的に捉えたアプローチができる強みがあります。

前田 正先生

目指す総合診療医・感染症医としての姿は?

ダブルライセンスの誇りを持ち、多角的な視点を忘れない専門家

大学病院という現場において専門性は非常に重視されます。当科では「内科専門医」と「感染症専門医」のダブルライセンスを自然な形で取得でき、医師としての強固なアイデンティティを築けます。感染症のスペシャリストであっても、常に患者さんの社会的背景まで含めて診る「総合診療科医としてのスタンス」を決して忘れない、そんな高みを目指しています。

入局される方へのメッセージ

切っても切り離せない感染症診療を学び、自らの可能性を広げよう

将来どの専門医を目指すとしても、感染症診療の知識は医師の生涯を通じて切っても切り離せない必須の武器になります。当チームは十分なスタッフ数があり、個人のライフサイクルに応じた柔軟な働き方も整っています。私たちの患者さんを診る姿勢や多角的なアプローチを、ぜひ1~2ヶ月だけでもローテートして肌で感じ、学び取ってください。

繁田 知之先生
助教 令和2年入局

繁田 知之先生

内科専門医 病院総合診療認定医

主な経歴

  • 平成30年 東邦大学医学部医学科卒業
  • 第112回 医師国家試験合格
  • 平成30年 東邦大学医療センター大森病院研修医
  • 令和2年 東邦大学医療センター大森病院レジデント 総合診療・急病センター(総合診療内科)
  • 令和3年 大船中央病院 出向
  • 令和4年 東邦大学医療センター大森病院院内助教
  • 令和7年 東邦大学医学部総合診療・救急医学講座(大森) 助教

主な資格・役職

  • 日本専門医機構認定内科専門医
  • 日本病院総合診療医学会認定医

東邦大学大森病院総合診療科を選んだ理由は?また、総合診療医を目指したきっかけを教えてください

疾患ではなく、患者さんの全体像を診る魅力

初期研修医時代は別の診療科を考えていましたが、総合診療科をローテーションしたことで私の医師人生は大きく変わりました。一つの疾患だけにとらわれるのではなく、患者さんがどこに住み、誰と暮らし、どのような生活を送っているのかという「背景」まで考慮して治療や退院後の生活を家族と一緒に設計していく。そんな患者さんの「全体像」を捉える温かいアプローチに深く感銘を受け、自分に一番合っていると感じて入局を決めました。現在入局して約6~7年が経ちますが、その選択は間違っていなかったと実感しています。

繁田 知之先生

指導医として心がけていることを、勉強会、指導体制など含めて教えてください

長所を伸ばす温かい指導と密なチーム連携

指導にあたっては、研修医の先生それぞれの長所を見つけて伸ばすことを一番に心がけています。鑑別診断、問診、手技など、得意な分野は一人ひとり異なります。最低限の基本を押さえた上で、個々の良いところを最大限引き出すサポートをしたいと考えています。指導体制としては、2ヶ月ごとに交代する研修医を「お客様」扱いせずチームの一員として迎え、チームごとの少人数勉強会や、自宅からも気軽に参加できる月1回のZoom勉強会を開催しています。食事会なども通して緊張をほぐし、何でも気軽に相談できる風通しの良い雰囲気を作っています。

繁田 知之先生

研修医時代のことを教えてください

生活背景に深く寄り添った、忘れられない経験

他院で診断がつかず、最終的に生活背景の徹底的な紐解きから「鉛中毒」と診断できた症例など、診断学の奥深さを学びました。また、がん患者さんの「最後にディズニーシーに行きたい」という願いを叶えるため薬を調整し、家族との大切な思い出作りをサポートした上で最期までお看取りした経験は、今も私の原点です。

入局される方へのメッセージ

多様な道がある新領域で、共にチャレンジを

総合診療は新しい領域だからこそ、臨床や訪問診療、さらにはAIを用いた最先端の問診トレーニングツールの研究など、多様な選択肢と挑戦の機会に溢れています。臓器にとらわれず、患者さんとじっくり話をして力になりたい先生なら誰でも大歓迎です。若手も多く働きやすい大森病院で、皆さんと働ける日を楽しみにしています。

鈴木 美音先生
院内助教 令和6年入局

鈴木 美音先生

内科専門医

主な経歴

  • 平成31年 杏林大学医学部医学科卒業
  • 第113回 医師国家試験合格
  • 平成31年 東京都立多摩総合医療センター初期研修
  • 令和3年 東京都立多摩総合医療センター総合診療科入職
  • 令和4年 麻生飯塚病院連携医療・緩和ケア科入職
  • 令和4年 国立病院機構栃木医療センター内科入職
  • 令和5年 東京都立多摩総合医療センター総合診療科復職
  • 令和6年 東邦大学医療センター大森病院総合診療・急病センター(総合診療内科)院内助教

主な資格・役職

  • 日本専門医機構認定内科専門医

東邦大学大森病院総合診療科を選んだ理由は?また、総合診療医を目指したきっかけを教えてください

地元の大田区で総合診療の未来を担うため

初期研修中に、特定の臓器にとどまらず全身を包括的に診る奥深さに惹かれ、指導医の後押しもあって総合診療の道を志しました。前任地の都立多摩総合医療センターでの研修を経て、大森病院へ移籍した最大の理由は、実家が近くの大田区で外来と在宅医療を行う開業医を営んでいるからです。将来的な継承を見据え、この地域で総合診療を高いレベルで実践できる唯一の選択肢として、当院を選びました。実際に出向してみて、急性期の診断から在宅を見据えたアプローチまでをシームレスに行える業務内容と、非常に温かく活気あふれる医局の雰囲気に魅力を感じ、入局を決めました。

鈴木 美音先生

将来目指す総合診療医像と、大森病院総合診療科をどんな科にしていきたいかを教えてください

患者の解釈に寄り添い、納得の道を作る科へ

単に身体的な疾患(Disease)を診るだけでなく、患者さん自身がその病気をどのように捉え、どう生活の中で困っているか(Illness)に寄り添える医師を目指しています。将来は地域で看取りまで伴走できるプライマリ・ケアの窓口でありたいです。科としては、大田区の高度医療機関として確実な診断と治療を提供する役割を担保しつつ、初期研修医が「回ってよかった」と思える教育体制を整えていきたいです。チーム全体で雰囲気を良くし、診断技術のバラつきを減らして、どの患者さんにも納得のいく医療を届けられる場にしていきます。

鈴木 美音先生

総合診療内科のキャリア支援や子育てに対する対策を教えてください

多様な制度とチーム制で子育てもキャリアも

結婚後に佐々木教授から「いつでもお子さんを産んで大丈夫、調整します」と声をかけていただき、とても安心しました。当院では病棟が完全チーム制になっており、急なスケジュール変更があってもお互いにカバーし合える体制が確立しています。また、大学病院の制度として時短勤務だけでなく「准修練制度」など柔軟な勤務スタイルを選択でき、病児保育や病院直営の保育園などのバックアップ体制も整っています。将来のライフステージの変化を恐れることなく、臨床キャリアとの両立を前向きに選択できる環境です。

入局される方へのメッセージ

柔軟な調整力を活かせる、温かく働きやすい医局

総合診療は、混沌とした状況をあるがままに受け止め、前向きに調整する柔軟さが必要な領域で、女性の強みも大いに活かせます。チーム制のため急な予定変更にも対応しやすく、女性にとって非常に働きやすい環境です。専門知識は入局後にいくらでも学べます。「患者さんと話すのが好き」という温かいマインドを持った方と、一緒に働ける日を楽しみにしています。

甲藤 大智先生
院内助教 令和6年入局

甲藤 大智先生

内科専門医 総合診療専門医

主な経歴

  • 令和4年 東邦大学医学部医学科卒業
  • 第116回 医師国家試験合格
  • 令和4年 東京医科大学八王子医療センター研修医
  • 令和6年 東邦大学医療センター大森病院総合診療・急病センター入局
  • 令和6年 沖縄県立八重山病院出向
  • 令和8年 沖縄県立中部病院出向
  • 令和8年 東邦大学医療センター大森病院総合診療・急病センター復職

東邦大学大森病院総合診療科を選んだ理由は?また、総合診療医を目指したきっかけを教えてください

「何でも診て治したい」原点に立ち返れる環境

医師を志した当初から、漠然と何でも診られる「町のお医者さん」のイメージがありました。医学部時代に前教授の瓜田先生と出会い、「何でも診たい、治したい」という熱いマインドに触れたことが総合診療医を目指した決定的なキッカケです。専門外だからと患者さんを断るのではなく、目の前で困っている人を自分の手で救いたいという、誰もが医師になった時に抱く原点を体現できる環境が当科にはあります。佐々木教授からの提案で実現した沖縄での2年間の総合診療・内科研修でも、あらゆる疾患や小児科診療に主体的に携わり、ジェネラルに診る医師としての基盤を築くことができました。

甲藤 大智先生

東邦大学大森病院総合診療科はどんな科ですか?勉強会や指導体制など含めて教えてください

徹底したベッドサイド教育と温かいチーム医療

当科は全員が「ジェネラルマインド」を持ち、患者さん一人一人に親身に向き合う温かい診療科です。特に佐々木教授が重きを置いている「ベッドサイド教育」の体制が非常に充実しています。カルテを見るだけでなく、毎週の教授回診をはじめ日常的にベッドサイドへ足を運び、実際の声や身体所見から診断を導き出すプロセスを徹底的に叩き込まれます。病棟では上級医、専攻医、研修医がチームを組む体制をとっており、現在は私も後輩の指導にあたっています。診断から治療、退院後の生活を見据えた一連の流れを最初から最後まで責任を持って診られる点が大きな特徴です。

甲藤 大智先生

内科専門医と総合専門医のWライセンスを目指したキッカケは?

患者さんの背景を診る力と、確かな内科学の融合

総合診療専門医は、疾患だけでなく心理社会的背景まで含めてアプローチする強みがあります。そこに確かな内科の知識を融合させることで、より質の高い医療を患者さんに提案できると考えました。また将来、指導医として内科専攻医・総合診療専攻医の後輩たちを責任持って育成するためにも、双方のライセンス取得が必要だと実感したためです。

入局される方へのメッセージ

目の前の困っている患者さんを、自分の手で治そう

医師になりたいと思った時、誰もが「自分でしっかり患者さんを診て、治したい」と考えていたはずです。専門の線引きにとらわれず、患者さんが困ったときの最初の窓口となり、地域医療のリーダーシップを取れる医師へ成長できる環境がここにはあります。その熱い理想を、ぜひ私たちと一緒に大森病院で実現しましょう。

藩 家琳先生
院内助教 令和8年入局

藩 家琳先生

内科専門医

主な経歴

  • 令和6年 東邦大学医学部医学科卒業
  • 第118回 医師国家試験合格
  • 令和6年 東邦大学医療センター大森病院初期研修医
  • 令和8年 東邦大学医療センター大森病院総合診療・急病センター 院内助教

東邦大学大森病院総合診療科を選んだ理由は?また、総合診療医を目指したきっかけを教えてください

憧れの総合診療と幅広い内科力を鍛える環境

小学生の頃にテレビ番組で総合診療医の存在を知り、「何でも診られる医師」のカッコよさに憧れたのが原点です。初期研修で様々な診療科をローテートする中で、特定の臓器だけでなく患者さんを包括的に診たいという思いがより強くなりました。大森病院の内科専門医研修を選んだのは、病棟管理や救急外来を通じて、極めて診断が困難な症例から適切な疾患を想起できる「内科力」の必要性を痛感したからです。経験豊富な指導医の先生方による手厚いサポートを受けながら、幅広い診断・治療アプローチのベースをしっかりと積み重ねられる最適な環境だと思い入局を決めました。

藩 家琳先生

総合診療医の魅力、やりがいを教えてください

患者さんの背景に寄り添い、共にゴールを探す

総合診療の最大の魅力は、特定の臓器や疾患だけを診るのではなく、患者さんを一人の「人間」として包括的に向き合える点にあります。生活環境やご家族の状況など、患者さん一人ひとりを取り巻く社会的な背景は全く異なります。それぞれの背景を踏まえ、何がその方にとって最適なゴールなのかを現実的に模索していくプロセスは、難しさもありますが非常に大きなやりがいです。また、豊富な経験と知識を持つ先輩医師たちによる臨床推論に触れ、日々新たな発見や学びが得られることも魅力です。他科の専門医と適切に連携・調整するバランス感覚を養いながら成長できる日々を実感しています。

藩 家琳先生

研修医時代のことを教えてください

理想と現実のギャップ、そして自立への第一歩

学生時代は「スーパードクター」のような完璧な医師像を夢見ていましたが、研修医となり、環境や地域によって求められる役割が変わる現実を知りました。専攻医となった今は、研修医時代と比べて自分で治療方針の組み立てやタイムマネジメントを行うなど、より自立した診療が求められます。日々判断に悩み、自分の未熟さを痛感する場面も多いですが、上の先生方が精神面も含めて優しく的確に指導してくださるので、安心して挑戦できています。

入局される方へのメッセージ

目の前の生活を楽しみ、人間力を磨いてほしい

医師である前に、一人の人間としての温かさや「人間力」が何より試される診療科です。患者さんの不安や気持ちを本当に理解し、寄り添うためにも、まずは皆さん自身の日常生活をしっかりと楽しんでほしいと思います。医学の枠にとどまらず、幅広い知識や多様な人生経験を身につけていってください。それを活かせる最高のステージとして、私たちと一緒に総合診療科で歩んでいける日を心から楽しみにしています。