10月6日に第8回東邦JMECCを開催致しました。
今回は18名の受講生を迎え、いつもお世話になっている藤沢市民病院の西川先生にディレクターとしてご指導いただき、更に佐倉病院の美甘先生に第3ブース長をお務めいただいて3ブースで開催させていただきました。
新しく生まれ変わったシミュレーションラボで初めての開催であり、綺麗で広い会場に感動し、指導にも熱が入りました。
JMECCの取得は新内科専門医取得の必須条件であり、自施設での開催も重要ですが、大森病院のインストラクターは院長と石井先生、私の3名のみで、他科からの参加者がおらず、人手不足が続いています。今回は公務で欠席となった瓜田院長の穴を埋めるべく、他院に出向中の当科の若手がアシスタント・インストラクターとして参加してくれました。これでなんとか東邦JMECCを引き継いでいけるのではないかと安堵しました。
JMECCのインストラクションは時間管理が重要であり、まだまだ未熟ですが、後輩達と楽しい運営を続けられるようにディレクター取得に向けて引き続き研鑽を積みたいと感じました。
ご参加くださったインストラクター、アシスタント・インストラクター、受講生の皆様、そして並木先生、平田さんを始めとした運営事務局の皆様に感謝申し上げます。
ランチョンセミナーでは新しく生まれ変わった第1セミナー室でシミュレーション教育について並木先生にご講演いただきました。
画像教材に見入っている受講生の皆さん。
文責:佐々木
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10月12日にTokyo GIM conference 72で症例提示をさせていただきました。
10月12日にTokyo GIM conference 72で症例提示をさせていただきました。
世話人の先生から下記の通り、大変ありがたいお褒めのコメントをいただきましたのでシェアさせていただきます。
大学病院での仕事では自信を砕かれることも多く、無力感に苛まれておりましたので、このようなコメントをいただき、とても励まされました。
今回は研修医の先生と医局の上司も参加して議論を盛り上げてくれたこともとても嬉しかったです! 研修医の先生も楽しんでくれたようで、それが一番の収穫だったかもしれません。
今後も是非仲間とともに参加して、機会があれば症例提示させていただき、参加されている先生方の素晴らしい知識・経験・情熱を分けていただきたいと思います。学内でご興味のある方や興味深い症例を経験された方は是非お声かけ下さい。
文責:佐々木
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土曜の朝の勉強会について
第1,2,4土曜日7:30から医局で行っている朝の勉強会の近況報告です。
2年前から始まった当勉強会では
- 「内科救急診療指針2016」の輪読会
- 「判読ER心電図Ⅰ基本編 実際の症例で鍛える」を用いた心電図クイズ
に引き続いて
「外来診療ドリル 診断&マネジメント能力を鍛える200問」を皆で解いてきました。
今年は研修医の先生の参加者も増え、嬉しい限りでした。
そしてとうとう先日…最後の症例を解き終え、「外来診療ドリル 診断&マネジメント能力を鍛える200問」を読了しました!
先々週からはついに京都GIM監修の「診断力強化トレーニング What’s your diagnosis?」に挑戦しています!
さらに嬉しいことに、数日前には大学3年生の学生さんから勉強会の問い合わせをいただきました!学生さんには難しい内容かもしれませんが、僕らの臨床推論の過程や勉強会の雰囲気を感じてやる気の源にしてくれたら嬉しい限りです。
ぜひ皆様、奮ってご参加ください!(私の寝坊は気にしないでください…)
- 石井先生や私の都合(JMECC,ICLSのインストラクター)で不定期の休みが多いので、ご興味のある方は事前に医局までお問い合わせいただけると幸いです。
記念すべき100症例制覇の瞬間に立ち会っていたのは4人だけでした…
早朝から大変ですが、皆さんの参加を心待ちにしています。
文責:佐々木
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第10回日本安定同位体・生体ガス医学応用学会において、佐々木陽典先生が不整脈と胃運動の関連について発表しました。
9月29日(土)横浜で開催された第10回日本安定同位体・生体ガス医学応用学会において、佐々木陽典先生が「カテーテルアブレーション後に
増悪した機能性消化管障害の2例」と題して、不整脈と胃運動の関連について発表し、注目を浴びました。
ホイヘンスの振り子時計のように、単振動をする物体が近くに存在する場合、互いに干渉し、同期することが知られています。不整脈とくに心房細動の症例においては、脳塞栓がもっとも注意しなければならない合併症ですが、アブレーション後に胃不全麻痺の合併症も散見されます。佐々木先生はアブレーション後に増悪した機能性消化管障害の症例を報告しました。会場では活発な議論が行われ、消化管運動と不整脈の関連で盛り上がりました。
佐々木先生は評議員に推薦され、懇親会で会長の稲森教授(横浜市大)の指名で、挨拶をすることになりました。
財裕明先生も一般演題の座長を務め、活発な議論をコーディネートしていました。瓜田純久も「消化管ガス増加で来院し呼気試験を行った210例の検討」を報告しました。膨満感を主訴に来院される過敏性腸症候群の患者さんは、消化管運動、腸内細菌ともに正常な方が、40%を占めることを報告しました。過敏性腸症候群の病態の複雑さを示唆する結果でした。
器質的異常がなければ、「メンタル」として、十把一絡げで対応される傾向があり、研修医の頃からとても違和感を抱いておりました。メンタルとしても、なぜ腹部症状なのか?なぜ今発症したのか?素朴な疑問に対して答えを用意しなければなりません。議論は懇親会でさらに白熱してきました。
中村光夫理事長をはじめ金松教授(創価大学)、松浦教授(慈恵医大)、下内教授(中部大学)など、多くの先生が最後まで参加してくれました。
来年は弘前大学糖尿病・内分泌内科の柳町幸講師が会長を務めます。会場は東邦大学臨床講堂で行う予定です。来年は大学院生の鈴木健志先生が佐々木先生の指導で、皮膚ガス研究を発表します。来年も皆様とお会いできることを楽しみにしております。
事務局の佐藤さん、留守を守ってくれた医局の先生方、ありがとうございました。
文責 瓜田純久
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第17回日本病院総合診療医学会に参加してまいりました!
9月15日・16日に岐阜大学主催で岐阜・じゅうろくプラザで開催された第17回日本病院総合診療医学会学術総会に参加して参りました。
今回は研修医1年目からは野口先生、研修医2年目からは佐藤先生、塚原先生、米山先生の3名、そして当院腎センターレジデントの山田先生にも発表していただきました。当科からは石井先生が学会長候補演題を発表致しました。
塚原麻希子先生は指導医である私の不在にもかかわらず「低循環容量性ショックと急性腎不全で救急搬送され保存的治療で治療しえた上腸間膜動脈症候群の一例」を発表し、見事に育成賞を受賞されました!
野口先生は研修医1年目にもかかわらず、指導医不在で題名ポスターが紛失するというハプニングをも乗り越え、「乳癌切除術直後にリウマチ性多発筋痛症(Polymyalgia rheumatica: PMR)を発症した一例」について素晴らしい発表を行いました。他大学の新進気鋭の教授から、「野口先生の発表は素晴らしかった!」とお褒めの言葉をいただき、感激いたしました。
石井先生も「抗血栓療法が大腸憩室出血の臨床経過に及ぼす影響」について発表され、見事に大会長賞を受賞されました!
ついでに私は学会の最後のプログラムとして行われた「画像クイズ」で同率1位に輝き(笑)、素晴らしい賞品をいただきました。研修医にはかっこいい姿を見せられたのか、大人気ないおじさんと思われたのか、気になるところです…
今回の学会は若手部会が初めての試みとしてラーニングバー「総合診療医が活躍する場を創るには? ~ 飲みながらリーダー達に学ぶ夜 ~」を開催したという点でも重要な学会だったと思います。私も参加させていただき、刺激的な素晴らしい時間を過ごさせていただきました。
夜は遅くまで岐阜のグルメを堪能いたしました。参加してくださった研修医・レジデントの皆様、ありがとうございました!そして素敵な写真をたくさん撮ってくれてありがとう!今回も私は撮り忘れました^^;
次回は2月に沖縄で開催です!開催地は沖縄科学技術大学院大学(OIST)です。以前に私がHarvard Medical School Introduction to Clinical Research Training Japan 2018を受講した場所でもあり、最高のロケーションです!
レジデント・大学院生の先生も含めて大勢で参加したいと思います。
まさにベストショット!受賞直後の塚原先生です。
山田先生は見事に口演を行い、研修医の先生のお手本となってくれました!
他大学の教授に褒められる発表をしてくれた野口先生。
発表を聞きに駆けつけてくださったお父様と。いいデビュー戦になりましたね!
キーパッド13番が私です。山田先生、撮影ありがとう!
とってもいい写真ですね!私はいませんが…
その頃、私はラーニングバーに参加しておりました!
研修医のみなさんと山田先生。うーん、フレッシュ!
石井先生も学会長賞の受賞おめでとうございました!
みなさん、いい笑顔ですね!
文責:佐々木
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