研修医 森岳雄先生と繁田知之先生が、医学教養Ⅵで講義を行いました。
12月18日(水)第1時限、1-3年生の選択講義である医学教養Ⅵでとても楽しい講義を行いました。
二人の息の合った講義は、森先生のオープニングで始まりました。いつも寝ていた学生はしっかり起きてました。
つぎに、当直明けの繁田先生が大森病院研修医の一日を紹介してくれました。
そして森先生が入局先として総合診療科を選んだ理由を教えてくれました。感染症診療と総合診療ができる医師を目指す決意も熱く語ってくれました。
繁田先生も総合診療科を選んだ理由として、今後は「総合診療ブームが来る!」と熱く話してくれました。
そして、森先生が「風邪の診かた」というテーマで講義が始まりました。誰もがかかる風邪は、系統講義ではまとまった講義がありません。もっとも遭遇する疾患でありながら、もっとも軽視されている風邪について、わかりやすく説明してくれました。
とくに、「バランスで診る風邪診療」は特筆すべき思考回路です。餌があれば発育できる細菌と異なり、細胞内に入り込んでしまうウイルス感染。反応する免疫システムも異なることから、発症形式が異なることを「バランス」で表した絶妙な講義でした。
コーヒーブレイクでは研修医アンケートの結果を披露してくれました。「学生時代もっとやっておけばよかったこと」の回答は、「もっと遊んでおけば・・・」「もっと勉強しておけば・・・」「何か資格を取れば・・・」など様々でした。
森先生のコーヒーブレイクの後は、繁田先生が「診断エラー」について話してくれました。
ヒトは間違うものである!を前提として、なぜ間違うのかについて、臨床推論で陥りやすい罠を教えてくれました。
そして、当直時に遭遇した診断エラーをわかりやすく説明してくれました。
そして、最後に自己省察!
楽しい講義となりました。私の講義では寝ている学生さんも、この日は誰一人寝ていませんでした。
繁田先生、森先生、素晴らしい講義を企画してくれて、本当にありがとうございます。先生方にとって、記念すべき第1回目の講義はしっかり録画させていただきました。次年度も是非お願いします。
4月からは一緒に汗をかきましょう!
文責 瓜田純久
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第13回東京総合診療カンファレンスで佐々木陽典先生が難治性吃逆の症例を発表しました。
12月12日、日本医科大学で開催された第13回東京総合診療カンファレンスで佐々木陽典先生が難治性吃逆の症例を発表しました。
カンファレンスは順天堂大学の症例報告からはじまりました。そこで司会を担当し、大いに症例報告を盛り上げてくれました。続けて発表した症例は難治性吃逆で来院した視神経脊髄炎の症例です。もしMRIがなかったら、どうして診断したのかと、今でもぞっとしています。
前田先生(後頭部)も順天堂大学の症例では診断に迫る鋭い質問をして、カンファレンスを盛り上げてくれました。
研修医の松本先生、堤先生、森先生、そして台湾からの留学生2名が参加してくれました。台湾の医学生は日本最後の夜に東京総合診療カンファレンスに参加し、とても有意義な時間を過ごしたと話していました。総合診療科を選んでいただき、ありがとうございました。
懇親会が終わり、千駄木駅に向かう途中にみえた日本医大の病棟です。創立140年を超えるわが国最古の私立医科大学の重厚さが圧倒的な存在感を示しており、思わずパチリ!
2020年3月7日に日本医科大学総合診療科教授 安武正弘教授は、第71回日本老年医学会関東甲信越地方会を主催されます。演題募集中です。そちらもみんなで参加しましょう!
文責 瓜田純久
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2019年 総合診療科 大忘年会を開催しました。
12月2日(月)蒲田のサルバトーレで総合診療科 大忘年会を開催しました。ホテル相鉄フレッツエの1Fにあるサルバトーレは忘年会、納涼会で使用させていただいていますが、大学から徒歩12分という近さ、飲み放題、おいしいピザが安価に頂けます。
今年は竹内先生、竹本先生が幹事を務めてくれました。佐倉病院に出向中の河越先生も参加し、レジェンド看護師の深津さんの挨拶で始まりました。
医局秘書の小林さんもビンゴで活躍。
多くの看護師さん、MRさんも参加してくれました。
イタリアンは基本的に炭水化物です。皆さん、よく食べる食べる(^_^;)
今年は医局長の宮崎先生が院内講師に昇任し、皆でお祝いすることもできました。
佐倉病院から来てくれた河越先生も、大好きな橋本さんと、嬉しそうに旧交を温めていました。
台北からの留学生も参加してくれました。礼儀正しい医学生で、佐々木先生の指導を受けています。
5月から獨協医科大学埼玉医療センターに栄転した石井先生も駆けつけてくれました。11月からは院内准教授として活躍しています。
医局の兄貴分、看護学部教授の荒井先生も来てくれました。宮古島出身の看護師さんと行った二次会は沖縄料理でした。なんと17名が二次会に来てくれました。
4月から総合診療科に入局予定の森先生、繁田先生です。レジデントが受ける試験で東西の横綱にランクされた二人です。総合診療科での活躍が楽しみです。
この1年、いろいろありましたが、皆様のおかげで、総合診療科も無事年越しを迎えられます。特に病院長となった瓜田が医局にいる時間が短くなり、みんなにご迷惑をおかけしてしまいました。申し訳ありません。
年度末は小松史哉先生、鈴木健志先生、竹本育聖先生が学位を授与される予定です。2020年が皆様にとって素晴らしい年となることをお祈り申し上げます。来年もよろしくお願いします。
文責 瓜田純久
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11月30日に第10回東邦JMECCが開催されました。
11月30日(土)に内科学会認定救急講習会であるJMECCの記念すべき第10回目が開催されました。
今回も当科客員教授でもある藤沢市民病院西川先生にディレクターとなっていただき、当科から栄転された獨協医科大学埼玉医療センター総合診療科准教授の石井先生、いつもブース長をお願いしている東邦大学医療センター佐倉病院循環器内科の美甘先生、私の3名がブース長をつとめさせていただきました。
はるばる名古屋や栃木から多くの指導者の先生方にご参加いただき、3ブースとも受講生・指導者とも上限となる6名での開催となりました。
今回のJMECCで特筆すべきは、インストラクターの素晴らしさもさることながら、受講生のやる気と若さと多様性だったと思います。大森病院からだけではなく東邦大学3病院を中心に多くの病院から研修医の先生方を中心とした、やる気に満ちた若手の先生方にご参加いただき、どのブースも活発に講習が行われました。
私もブース長を務めさせていただきましたが、素晴らしいインストラクター、アシスタントインストラクターと優秀で明るい受講生に恵まれ、今までで一番楽しいJMECCのインストラクション経験となりました。
ランチョンセミナーでの西川ディレクターの講演では「狭い専門に偏った研修の結果、専門病院外でも狭い専門分野しか診ない内科医が増加しており、地域とミスマッチを起こしている」との認識から「全身を診ることができる内科医を育成するためのGeneralな研修が不足しているのではないか?」との問題提起に基づき、新内科専門医研修が作成されたとのお話をいただきました。病院総合医の私は大変強い感銘を受け、改めて西川先生にご指導いただける幸運を感じました。
JMECC後に開催された寿司「川むら」での懇親会にも、いつもより多くの受講生が参加してくれ、店内がいっぱいになるほどの盛況でした。
受講生の皆様、お疲れ様でした。次はインストラクターとして一緒にお仕事できる日を楽しみにしております。
ご多忙のなか、遠方からも多数ご参加いただいた指導者の先生方、事務局の並木先生、平田様、会場・機材の手配に尽力してくださったシミュレーションラボの土井先生、写真撮影や懇親会までお心遣いくださった瓜田院長、そしてディレクターの西川先生に改めて感謝申し上げます。
次は3月開催予定です。詳細が決まりましたら報告させていただきますので、奮ってご参加ください。
第1ブースでの研修の様子
第2ブースでの研修の様子
第3ブースでの研修の様子
懇親会も盛り上がりました!
懇親会にはJMECCディレクターの西村与四郎(神戸大学)、三浦敏靖先生(名古屋市立大学病院)にもご参加いただきました。
全員の集合写真
みなさん達成感に溢れた顔をされていますね!
文責:佐々木 陽典
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大学院生 鈴木健志先生が東邦医学会で「透析患者における皮膚ガス」を発表しました。
11月15日(金)大学院生 鈴木健志先生が出張中に積極的に取り組んだ研究、「透析患者における皮膚ガス」を東邦医学会で発表しました。
鈴木先生は腎臓専門医を目指して、川崎幸病院腎臓内科、長岡日赤病院腎臓内科で研鑽を積み、9月に大学に戻ってきました。透析における生体の変化をテーマとして、皮膚ガス成分をGC—MSで解析してきました。
皮膚ガスは血液情報に皮膚腺や表面反応に由来する情報が混在するため、解釈が難しい検体ですが、透析前後での変化を検討することにより、これまでよく分からなかった代謝変化が明らかとなってきました。
研究は結果のわかっている課題で形式的に論文を仕上げても、何も貢献できません。結果が見えないことに取り組まなくてはなりません。鈴木先生はまさに未開拓の領域に手をつけており、今後の展開が楽しみです。
鈴木先生、貴重なデータを解析して頂き、ありがとうございます。オリジナリティの高い論文になります。最後まで頑張りましょう!
文責 瓜田純久
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