
JUGLERのホームページとFacebookページが公開されました!
JUGLERとは「既存の枠に囚われず、理想の病院総合医の姿を明確にして大学病院総合診療科の必要性を発信する」ことを目的に佐賀大学多胡准教授(発起人)、獨協医科大学志水教授、順天堂大学高橋先生、千葉大学鋪野先生、島根大学和足先生、私がメンバーとして活動しているJapan University General medicine Leadership and Education Roundtable日本大学総合診療リーダーシップ・教育円卓会議の略称のことです。
この度、多胡先生、林田さんを中心に作成していただいたJUGLERのホームページとFacebookが公開されました!これまでの活動内容や各メンバーの紹介など、盛りだくさんで、ヴィジュアル的にも非常にかっこよく仕上がっておりますので、ぜひご覧ください!
(私がその中に登場することには違和感しか感じられず、まるで別人のようですが…)
<ホームページ>
https://jugler-gm.com/?fbclid=IwAR0750lX92jEaNeg1ce3yxGFwSjDqTN8GFZ65KprQQ9-4owgXNKVTAhOiiQ
<Facebook>
https://www.facebook.com/JUGLER.GM

文責:佐々木 陽典
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月間薬事での連載が始まりました!
月間薬事で「病棟エマージェンシーファイル」という連載を始めさせていただくことになりました(全12回予定)!
まさか私が雑誌に連載を持てるとは夢にも思わなかったので、大変ありがたい話です。最初は完全単著で挑戦しようと思ったのですが、やはりしんどかったので、若手の先生方にも助けていただくことにしました^^;
病棟薬剤師向けの記事ですが、研修医や看護師さんにも役立つ内容を意識して執筆しておりますので、機会がありましたらぜひご一読ください。
初回のテーマは「発熱」です。
さっそく研修医室、総合診療科外来、薬剤部に献本させていただきました!

文責:佐々木 陽典
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共同研究者の日本大学松村先生が奨励賞を受賞されました。
「呼気に含まれるアルデヒド類を測定することにより前立腺癌の診断ができないか?」というテーマで共同研究させていただいている日本大学理工学部の松村年郎先生が2021年12月に行われた2020年室内環境学会学術大会で発表された「室内環境及び呼気中のアルデヒド定量法の開発とそのアプリケーションについて」が大会長奨励賞を受賞致しました。
呼気中アルデヒドによる前立腺癌の診断に関する研究は、松村先生からご提案いただき、その研究者としての熱意に感銘を受けた瓜田教授の指導の下で始まったものです。先生方のご指導のお陰で、私自身も代表研究者とし令和3年度科学研究助成事業若手研究に採択していただいた経緯があります。
齢80を超えても自ら講演に臨み、世界に貢献できる研究を続けようと熱意を燃やす松村先生の姿勢には大変学ぶところが多く、こうして受賞という形でご評価いただけたことも、とても嬉しく思います。
松村先生、おめでとうございます。今後ともご指導よろしくお願い申し上げます。
文責:佐々木 陽典

鈴木健志先生が透析専門医試験に合格しました。
鈴木先生は川崎幸病院腎臓内科、長岡日赤病院腎臓内科で研鑽を積み、腎臓専門医を取得。さらに研鑽を積み、今回日本透析医学会が実施した透析専門医試験に合格しました。
日本透析医学会のホームページによると、透析専門医のスキルは以下にまとめられています。 1. すべての腎代替療法の情報を提供できる。2. 高い水準の透析療法を実施できる。3. すべての血液浄化療法を実施できる。4. 透析患者さんの社会復帰を支援できる。5. 透析患者さんに対して倫理的な配慮ができる。6. 災害時に地域の透析医療を調整・遂行できる。
現在6227名の専門医がいますが、新潟県には77名と地域医療には貴重な存在です。東邦大学は今年の入試から新潟枠が設定されました。学生教育にもぜひお力を貸してください。また、研究もしましょう!
文責 瓜田純久
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感染症専門医試験に合格致しました!
本日、感染症専門医試験の合格通知が届きました!
これで念願の「総合内科専門医+腎臓専門医+感染症専門医」のトリプル・ボードを達成致しました!
私はこれまでもこれからも総合診療医として大学で仕事をし続けたいと考えておりますが、非専門医の私が、専門医資格をいただけることには意義があると考えております。
教授に「ヨーテンは2つも3つも専門医を取れ!」と言われてから、非専門医として2つ以上の専門領域の専門医資格を取得することは私の念願の一つでした。
その1番の動機は、教授が常々言っているように
「好きなことを一生懸命勉強して、その領域に責任を持てるようになるために、専門医資格は入り口にはなるが、専門医資格という紙切れそのものには大して意味はない。」
ということを、若い医師や学生さんに、身を持って伝えたかったということだろうと思います。
腎臓専門医を取得してから、その思いはより強くなっています。
専門医資格をとってからも研鑽を続けなければ本当の専門医であり続けることはできません。学会に参加したり、セルフトレーニング問題を解いたりするたびに、そして何より腎臓学会で発表するネタがない自分を見るにつけ、本当の専門医との距離を痛感し、その度に自分を戒めています。
今回、感染症専門医を取得しようと思ったきっかけの一つは、総合診療科には感染症指導医・専門医が豊富にいてくれて、聞けばすぐに最善の答えを教えてくれるので、甘えてしまっている自分に気づいたことでした。
「彼らと肩を並べたい。対等に議論がしたい。」と思って受験しました。
しかし、試験に合格してみて感じることは、むしろ
「資格をとっても、日々、難しい感染症の診療に当たっている本当の専門医には敵わない…」
ということです。
こうして「腎臓病と感染症がちょっとだけ得意な総合診療医」として、専門医試験を受けて資格をいただけたことで、
・専門医資格は資格を取ってからが本当の専門医キャリアのスタート(資格は入門許可書)
→自分は資格を持っていても所詮は素人…と気づけた
・専門医試験勉強や更新の為の勉強はとてもいい学修手段である
-その領域の知識の最低限のアップデートができる
-その領域の最近の話題を知ることができる
-期限や問題集があり、勉強のペースメーカーとなってくれる
・専門医の視点を理解することで非専門医として専門医への相談の質が上がり、非専門医としての価値が高まる(共通言語を理解することで疎通性が高くなり、心配事を理解してもらいやすい)
といった利点に気づくことができました。
家族を養ってゆく為にお金を稼いだり、医師としてのキャリアを順当に踏んで資格を取ることも大事なことです。
しかし、若い医師や医学生さんには
「せっかく医者にしてもらったのだから、資格とかお金とか、目先のことにばかり汲々として無難に生きるのではなく、自分が楽しみながら多くの人の役に立っていけるように、自信と勇気を持って、やりたいことをやって欲しい。」
と背中を押したいと思います。専門医試験に落ちたって死にはしないのですから。
資格0でも素晴らしい医師はたくさんいます。
資格なんてどうでもいいのですが、一方で自分を高め、戒める為のツールにもなりますので、新専門医制度の前の先生方は複数領域の専門医試験に挑戦してみるのもいいかもしれません。
前田先生、宮崎先生を初めご指導いただいた先生方、応援してくださった皆様、家族に感謝致します。
文責:佐々木 陽典
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