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第51回大船GIMカンファレンスで繁田先生が素晴らしい講演をしました。

6月12日(土)に第51回大船GIMカンファレンスで繁田先生がとても難しい?素晴らしい講演をしてくれました。

私は医師歴36年、はじめて知りました(⌒-⌒; )

 医師3年目の繁田先生が診断し、適切な治療を行っていることに、これまでの医師人生を深く反省しました。そう言えば、「ホワイトライオンも追え」を購入し、志水先生、原田先生の力作をみた感激を思い出しました。

100名以上の参加者がいて、だれもこのような病気をチャットに書き込まなかったことに安堵しました。指導医の佐々木先生が心配そうな顔でみていましたが、最後はドヤ顔になっていました。

私へのメッセージは「修行が足らん!」でした。

 そもそも病名とは「ヒトの考えた集合名」です。いつも同じ元が満たされているとは考えられません。集合の定義がまちがっているかも...と考える思考回路は、医学では意外に少ないことに、多くのひとが気付いていると思います。

繁田先生の講演に刺激され、今週の看護学部の講演のスライドを作成しました。集合名に捕らわれすぎると、本質も見失うかもしれないと、勉強させられました。繁田先生に教えてもらい、今週の私は「今から倫理」です。

 繁田先生、素晴らし講演ありがとうございました。素晴らしい講演は受け取る先生によって、大きく発展し、第三者に大きな影響を与えてくれます。私もまだ頑張れるかもしれません。不条理に囲まれて哲学書ばかり読んでいる私にとって、心に響く講演でした。

 ご指導いただいた大船中央病院の先生方に、この場を借りて御礼申し上げます。

             文責  瓜田純久

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繁田先生の執筆したビタミンB12欠乏症に関する症例報告が電子掲載されました!

当科レジデントの繁田先生が執筆したビタミンB12欠乏症による偽性血栓性微小血管症に関する症例報告が日本内科学会公式英文雑誌Internal Medicineに電子掲載されました。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/advpub/0/advpub_6660-20/_pdf/-char/en

この症例報告は、不十分・不適切な栄養摂取の結果として生じたビタミンB12により、血栓性血小板減少性紫斑病という緊急疾患と酷似した症状・所見で受診し、診断・治療に悩んだ症例について報告したものです。家族は一人きりで懸命に介護をしていたのですが、知識不足や周囲に助けを求めなかったことで、結果としてネグレクト(Unintentional Neglect)となってしまった可能性が考えられ、日本社会が直面する核家族での介護や老老介護がもたらしうる「古くて新しい」疾病について示唆する内容に掲載の意義があると受け止めていただけたのではないかと思います。

 繁田先生は忙しい日々の中でも常に明るく、礼儀正しく、楽しそうに働いている姿が印象的であり、まさに臨床医の鑑だと感じています。彼の「楽しそうで頼もしい背中」を見て、後輩が続々と続き、「学生が初めて患者さんに触れる病院」である「大学病院」の総合診療科を盛り上げてくれることを切に願っています。

 繁田先生は現在、出航先の大船中央病院で活躍中です。昨日も片麻痺性片頭痛の初発発作と思われる興味深い症例について電話で議論しました。そして今日(6月12日)は伝統ある症例検討会である大船GIMでも興味深い症例について報告してくれるそうです。症例提示の日の朝に幸先よく念願の症例報告の掲載を知り、繁田先生のモチベーションもさらに上がったのではないかと思います。

 症例報告の執筆に際してご指導いただいた皆様に感謝申し上げます。また、この症例報告はTokyo GIM conferenceで発表した際にいただいたご意見を参考にしており、代表世話人の原田拓先生を始め、Tokyo GIM conference関係者の皆様にも、この場を借りてお礼申し上げます。

背景パターン

自動的に生成された説明

症例報告に掲載されている破砕赤血球の写真です。

文責:佐々木 陽典

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佐々木陽典先生が6月1日に講師に昇任しました。

 東邦大学総合診療・救急医学講座 助教の佐々木陽典先生が6月1日に講師に昇任しました。佐々木陽典先生は,平成18年3月に東邦大学医学部を卒業し,総合診療・救急医学講座に入局してくれました。平成20年9月より,総合診療の本場である沖縄県立中部病院に出向し,全国から集まる多くの研修医とともに研鑽を積んできました.沖縄県立八重山病院内科にも勤務し、ドクターヘリでの搬送など,離島ならではの救急医療,南国に多い感染症や風土病,そして循環器疾患,呼吸器疾患を中心に数多くの患者さんの診療を行ってきました.八重山病院では人工透析の医療を中心に,膠原病,感染症について学び、腎臓専門医も取得しています。

平成26年4月より,東邦大学医療センター大森病院シニア・レジデントとして大学に復帰し、専門医療機関と教育病院としての責務の両立が大学総合診療科の使命との信念に基づき、臨床・研究・教育の三領域で役割を全うしてくれました。臨床研究への評価も高く、13C-プロピオン酸呼気試験によるビタミンB12欠乏症診断に関する研究は消化吸収学会で高い評価を受け、第47回同学会天野学術研究奨励賞を受賞しています。呼気アルデヒド類による前立腺癌の診断について、文科省科研費を取得しています。

また、教育においては多くの系統講義、臨床講義を担当し、診療参加型臨床実習においては現場の指導医として学生教育に大きく貢献しています。特にM6の国家試験対策講義では毎年学生が講義を希望する医師に指名しており、そのわかりやすい内容に定評があります。今年度から、特定看護師教育においてもプログラム責任者となり、看護教育にも積極的に参加しています。

 NHKには「試してガッテン」、「チョイス。病気になったとき」など6回出演し、様々な病気をわかりやすく解説してくれました。

   2月の前田先生に続き、研修医1年目からの付き合いになる先生が、講師に昇任するのは、格別の嬉しさがあります。この成長を共有ことが、大学教員にとって至福のときです。

 さらに忙しくなります。頑張りましょう!

                                      文責 瓜田純久

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6月26日(土)と7月22日(木)に入局説明会を開催致します。

<研修医・専攻医の皆様へ>

下記の日程でZoomでの入局説明会を開催致します。

ご興味のある方はぜひご参加ください!参加は下記QRコードから

第1回:2021年6月26日(土) 16:00-

第2回:2021年7月22日(木) 17:00-

メガネをかけた男性と文字の加工写真

自動的に生成された説明

文責:佐々木 陽典

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昭和大学原田先生と共著した症例報告について

先日、若手の先生から不明熱患者について相談を受けた際に、血管炎の診断におけるFDG/PET-CTの意義について、以前に昭和大学江東豊洲病院総合内科の原田拓先生と共著させていただいた症例報告を思い出し、うってつけの例として紹介しました。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33761723/

FDG/PET-CTはがん検診や不明熱の精査に有用な比較的新しい検査です。高額な検査であり、どのような状況で活用すべきか議論がありますが、病歴・診察等の比較的古典的で基本的な技能を駆使した診断が得意な総合診療医も、最新の技術も活用して、様々な手段を組み合わせることが重要であるということのよい例ではないかと思います。(最近では総合診療領域では人工知能を活用した研究が盛んなようです。)

この症例報告の筆頭著者である原田拓先生は、救急外来での忙しい日々の傍、関東を中心に全国の新進気鋭の総合内科医が集うTokyo GIM conferenceを代表世話人として主催され、さらに診断エラー学について日経メディカルの連載でも中心的な役割を果たし、「副作用を診るロジック」「診断エラー学のすすめ」など多数の書籍も執筆されています。

そのような超多忙な環境のなかで、自分自身の経験した症例から得られる教訓を共有するために大変な苦労をされて、この症例報告を執筆される様子を、共著者として見てきました。

その症例報告を、実際に患者さんに役立てるために紹介できたことは、共著者として、症例報告を執筆してきた臨床医として、自分自身のやって来たことにも意味を見出すことができたようで、とても幸せなことでした。

原田先生に改めて感謝したいと思います。

文責:佐々木 陽典

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