
第24回日本ヘリコバクター学会で竹下智史先生、小松史哉先生、石井孝政先生が興味深い発表をしました。
6月30日に大分で開催された第24回日本ヘリコバクター学会で竹下智史先生、小松史哉先生、石井孝政先生が興味深い発表をしました。
竹下先生は「胃壁細胞抗体測定例の臨床的背景と Helicobacter pylori 感染の検討 」と発表しました。川崎医大の春間教授から絶賛され、胃壁細胞抗体測定例がこれほど多い診療科はないので、ぜひ内視鏡所見を追加検討するようにご指導を受けました。H.pylori感染例に壁細胞抗体陽性例があることは知られています。面白いことに、壁細胞抗体陽性例でもH.pylori感染者はビタミンB12欠乏の症状が少ないことが明らかとなりました。これについては、来年また報告します。
小松史哉先生は「フラクタル解析による早期胃癌内視鏡像の検討」を報告しました。フラクタル解析は小松先生が進めてくれている研究手法です。今回は胃がんのフラクタル次元は大腸ガンほど明瞭に低下していないことを示しました。司会が信州大学病理の太田教授であったため、大変興味を示してくださいました。フロアから、自動診断につながる研究であり、バーチャルリアリティ学会でも発表するように勧めていただきました。
石井孝政先生は、「Helicobacter pylori 感染における好中球・リンパ球比の検討 」を報告しました。昨年、渡辺先生が除菌後にNLRが低下することを報告して、会場の度肝を抜きました。今回は萎縮の程度と関連するか検討しました。残念ながらnegative dataとなりましたが、来年にむけて石井先生はすでにテーマを決めたようです。来年が楽しみです。
発表前はふぐ屋さんでエネルギーを補充しました。
75年の歴史を誇る料理はとても美味しく、老舗にふさわしい満足度でした。
それでも、大分のよるは長く、小松先生とみつけていた屋台街で二次会を始めてしまいました。
引き戸越しに見えたハエトリ紙に惹かれて、ふらふらと屋台街の最深部の店に入りました。
常連さんと仲良くなり、明日の発表を忘れ、ハエトリ紙のショウジョウバエを見ながら、夜中まで飲んでしまいました。
無事発表を終えた3名は、
瓜田を見送りに大分駅まで送ってくれました。すると、駅前にサッポロビールが臨時の立ち飲みコーナーを設置していました。酒の呑めない小松先生が、嬉しそうに注文に行ってくれました。
おつまみはピーナッツだけですが、みなで13杯ほど飲みました。おかわりは竹下先生が積極的に活躍してくれました。
こうして、16:00前から始まった駅前の酒盛りは、瓜田の空港行きバスが来るまで続きました。いやあ、美味しいビールでした。飲んでるうちに小雨も止み、陽が差してきました。翌日はH.pylori感染症認定医試験です。3名は合格できたでしょうか?(汗)
文責 瓜田純久
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レジナビフェア2018に参戦しました。
6月17日(日)に東京ビックサイトで開 催されたレジナビフェア2018に初めて出展しました。竹下智史先生、河越尚幸先生が参加してくれました。
13:00-17:00の参加時間に、15名のレジデントが訪問してくれました。
隣のブースに新潟長岡赤十字病院が出展しており、鈴木健志先生を受け入れていただいていこともあり、ご挨拶する貴重な機会となりました。
これまでの臨床活動だけではなく、英語論文の要約をポスターで掲示しました。いろんな領域で研究してきたことを改めて実感でき、大学病院総合診療科としての研究活動として、決して少なくないと、胸を張って参加できました。
遅れての参加でしたが、事務局の好意で注目施設に入れていただきました。用意したチラシと名刺は、すべてなくなっていました。持って行ってくれたレジデントの先生、連絡を待ってます。
本学から、3病院だけではなく、整形外科学講座も出展していました。派手な勧誘が多く戸惑いましたが、竹下先生、河越先生が頑張って声をかけてくれました。一時は3名の説明席が満席になり、待機するレジデントもみられました。日曜日の貴重な時間、協力してくれて、ありがとうございました。来年もみんなで参加しましょう。事務局の方々、大変お世話になり、ありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。
文責 瓜田純久
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第91回日本超音波医学会総会で小松史哉先生が甲状腺疾患の新たな解析方法を発表しました
2018年6月8日(金)に神戸ポートピアホテルで開催された第91回日本超音波医学会総会において、小松史哉先生が「フラクタル次元を用いた甲状腺超音波像の定量的数理解析」を口演で発表しました。
甲状腺疾患診断ガイドライン2013において、甲状腺疾患はバセドウ病、慢性甲状腺炎(橋本病)、無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎に分類して診断ガイドラインが示されています。甲状腺超音波像はそれぞれの病態を反映しているはずですが、 病期によって異なり、その比較は困難です。甲状腺超音波像を定量的に解析するため、フラクタル次元を算出し、甲状腺疾患の特徴を数学的に検討して報告しました。
2次元画像内部の複雑さを反映するフラクタル次元は甲状腺疾患すべてで低下し、腺腫を合併するとさらに低下していることを明らかにしてくれました。次元の低下は甲状腺組織破壊の程度、ダメージを反映しているものと思われます。
今後の他臓器への発展が楽しみです。
総合診療科には、医学部を再受験した先生が2名います。そのキャリアを生かし、新たな超音波画像解析法を確立してくれました。新たな研究グループ「小松・貴島チーム」の誕生です。このチームから、数多くの論文が生まれるものと思います。ぜひ期待していてください。
文責 瓜田純久
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4月17日に入学したての医学部一年生に米国医師国家試験であるUSMLEを紹介する講義をさせていただきました!
4月17日に入学したての医学部一年生に米国医師国家試験であるUSMLEを紹介する講義をさせていただきました!
私自身の経験を通して、米国への留学を考える学生さんだけでなくても、医学生のうちに是非USMLEを勉強して、それを通して様々な出会いや経験をして欲しいというメッセージを伝えさせていただきました。
医師にとっての英語と勉強の大切さ、相対的に物事を考える力についても私の考えを伝えさせていただきました。
私自身は米国への留学の夢は実現できませんでしたが、USMLE Step1取得の為の努力の日々があったおかげで現在の自分があるのだと、講義資料を作成していて、つくづく実感しました。
研修医の先生が執筆した英語の症例報告(https://onlinelibrary.wiley.com/doi/pdf/10.1002/jgf2.53)も紹介させていただき、先入観に囚われて自ら能力の限界を設定するのではなく、様々なことに挑戦して欲しいという気持ちも伝えさてもらいました。
他のUSMLE取得者の講義も大変面白くて刺激的で、とても貴重な時間を過ごさせていただくことができました。
何より若くて希望に溢れる学生さんと触れ合うことができて嬉しかったです。
講義の機会を与えて下さった栃木先生、田中先生、吉澤先生をはじめ、皆様に感謝致します。熱心に講義を聴いてくれた学生の皆さんもありがとう!
ハワイ大学留学時にトレーニングを受けたTokeshi dojoを紹介している様子です。
皆さん、熱心に聴講してくれました!
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第16回日本病院総合診療学会に参加して参りました。
3月2日(金)~3月3日に大分県別府市で行われた第16回日本病院総合診療学会に参加して参りました。
今回は研修医が過去最多の10名も参加してくれたこともあり、とても盛り上がりました。
研修医1年目の副島先生は今月で退官される中嶋教授が長年研究されてきた感染性胃腸炎に関する研究成果を「急性胃腸炎1000例の検討」として、とてもわかりやすくまとめ上げ、素晴らしい発表を行い、なんと学会会長賞の栄誉に輝きました!
更に同じく研修医1年目の古川先生も中嶋教授の指導のもと経口血糖降下薬に関連した特発性腸管気腫症の2例に関する詳細な考察を明快に図示したポスター発表を行い、見事に育成賞演題に選ばれました。
研修医1年目の佐藤先生、佐野先生コンビは“Dr. G”鈴木富雄先生が司会進行を努めて下さった“Dr. G in Oita”で東邦大学を代表して、素晴らしい臨床推論を堂々と披露してくれました。「東邦の研修医はこんなに優秀なのか!」と一番驚いたのは実は私達医局員だったように思います。
他の研修医達もポスター、口演でそれぞれ見事に大役を果たしてくれました。貴重な症例を印象的な画像で明快に示してくれた長山先生、森須先生、見事でした。研修医1年目にして百例近くに及ぶ失神症例の分析を発表した山本先生も素晴らしかったです。神山先生、岡田先生は研修医ながら見事に口演発表を行いました。岡田先生は鋭い質問にもしっかりと勉強した内容を答え、彼女がいかに真剣に学会発表に臨んだかがひしひしと感じられました。
大学院生の小松先生は私と一緒に診療に当たった右卵巣静脈血栓症の症例報告を詳細な文献的考察を加えて発表してくれました。忙しいなか、発表だけのために文字通りトンボ返りで大分まできてくれた小松先生、本当にありがたかったです。
外科からは本田先生が保存的に治療した消化管穿孔59例に関する貴重な発表されました。島田教授が演者をされた教育講演「腹部救急画像~見逃してはいけない所見」はとてもわかりやすく実践的で、会場は多くの立ち見が出るほどの大好評でした。
私はシンポジウムで、大学病院で総合診療医が臨床・教育・研究の3つの観点からどうすれば輝けるのか、お話をさせていただいたのですが、自分たちの発表を終えた研修医達が聞きにきてくれたことが嬉しかったです。私達、総合診療科の医局員がいかに若手医師への教育を大切に思っているのか、少しでも彼らに感じ取ってもらえたらと思いました。
学会で頭を使った後は、全力を尽くしてくれた研修医達とともに別府の珍味を堪能しました。いつも以上に酒が進んだのは、関アジ、関サバ、フグ刺し等の絶品料理のおかげというだけではなく、これだけ多くの研修医の先生が頑張ってくれたことが嬉しかったこともあるのではないかと思います。瓜田教授がこれほど嬉しそうに夜遅くまで飲みに付き合ってくれたのは初めてではないかと思います。
参加して下さった皆様、ありがとうございました。この成果をただの「思い出」ではなく、症例報告・論文として残せるように研修医とともに、もう一踏ん張りしたいと思います。
大会長の宮崎先生をはじめ学会を開催して下さった皆様、そして私達の学会参加中に診療業務にご尽力いただいた医局員の皆様に感謝申し上げます。
百例近くに及ぶ失神症例の分析を発表した山本先生と指導医の石井先生
発表準備に余念がない長山先生。あまりの真剣ぶりについ横顔をパシャリ
必死で準備して発表に臨んでくれた長山先生。いい笑顔です!
他の研修医もみんな必死です!一人だけカメラ目線ですが・・・
見事、育成賞を受賞した古川先生、おめでとう!
万難を排して会場に辿り着き(笑)、発表してくれた森須先生と指導医の石井先生
小松先生、いつもながらクレバーな発表でした。とんぼ返りお疲れ様!
岡田先生も堂々とした発表でした!
東邦大学を代表してDr.Gを戦い抜いた戦士、佐藤先生と佐野先生です!
みんな必死です!
副島先生、会長賞演題を見事に発表してくれましたね!
指導して下さった中嶋教授へ嬉しい報告をしてくれた受賞者の二人です!
石井先生と森須先生の誕生日祝いもできました!おめでとうございます!
教授行きつけ?のスナックで反省会
反省中。。。
反省してます?
神山先生、行き先が・・・お疲れ様でした!
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