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当科研修医による英語症例報告が学会誌に掲載されました

このたび、当科に入局予定の研修医 潘家琳先生 が筆頭著者として英語で執筆した症例報告が、日本病院総合診療医学会公式英文誌 Journal of Hospital General Medicine に掲載されました【J Hosp Gen Med 2025;7(5):200-205】。

論文タイトルは 

“IgA Vasculitis Presenting with Isolated Abdominal Pain: A Case Diagnosed through Hypothesis-driven Physical Examination”

「腹痛のみで発症したIgA血管炎:仮説駆動型身体診察によって診断された一例」

です。

本症例は思春期の女性が腹痛のみで受診したもので、当初は腸炎や婦人科疾患などが疑われました。しかし、入院後に繰り返し行った仮説駆動型身体診察(Hypothesis-driven Physical Examination, HDPE)により、8日目に紫斑や関節炎が出現し、皮膚生検でIgA血管炎と診断が確定しました。

この症例は、IgA血管炎では皮膚症状が遅れて出現することがあることに加え、「腹痛だけ」でも全身性疾患を念頭に置き、経過観察と繰り返しの診察が不可欠であることを強調しています。早期に退院していれば診断が遅れた可能性もあり、入院継続と丁寧な診察が患者さんの適切な治療につながった貴重な事例です。

この成果は、若手医師が日常診療での疑問を研究につなげ、学術誌に発表することの大切さを示しています。今後も当科は、臨床現場から生まれる学びを学術的成果に発展させる教育・研究環境を大切にしてまいります。

潘先生、おめでとうございます!

ご指導いただいた小松先生、武市先生、繁田先生、ありがとうございました!

文責:佐々木 陽典

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当科の柏木先生が執筆された原稿が書籍化されました!

当科感染症チームの若手のホープである柏木先生が以前に私と共著した「内科救急 好手と悪手」(医学書院)がついに書籍化されました!

私たち東邦大学総合診療科が注力している診療の一環である「内科救急」について、全国の素晴らしい先生方が素晴らしい内容を執筆されている本書に柏木先生と私の原稿(私はちょっと口出ししただけです…)が一緒に掲載されていることを大変に誇らしく感じております。

柏木先生、執筆お疲れ様でした!おめでとうございます!

貴重な執筆の機会を与えてくださった坂本壮先生、医学書院の皆様、ありがとうございました!

出版社サイト:https://www.igaku-shoin.co.jp/book/detail/116245


医学書院からご献本いただきました!

文責:佐々木 陽典

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HNK吉川解説委員が総合診療医について解説してくださりました。

先代の瓜田教授の時代から大変お世話になっているNHKの吉川美恵子解説委員は以前から総合診療の重要性に深い理解を示され、大変熱心に取材されておりました。

放送後のご報告となってしまい、大変恐縮ですが、去る8月25日(月)にNHK総合テレビの番組「みみより!解説」で、吉川解説委員が「知っていますか?総合診療医」と題して、総合診療医の役割についてご解説くださりました。

短時間で重要な点を視聴者にわかりやすく紹介してくださり、総合診療医として、大変ありがたく思います。

短時間の放送ですので、ぜひ見逃し配信からご覧ください。

配信はこちらから:https://www.nhk.jp/p/ts/X67KZLM3P6/episode/te/J86XMWPL53/

文責:佐々木 陽典

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当科がコア施設として参加した研究論文が海外学術雑誌の表紙に選出されました!

このたび、当科がコア施設として牽引した日本病院総合診療医学会主導の多施設共同研究「日本における急性肝ポルフィリア(AHP)の診断状況と非特異的腹痛の臨床的特徴の解析」が、International Journal of Medical Sciences(IJMS)に掲載され、本号の Issue Cover(表紙) に選出されました。

掲載ページはこちら

 本研究は、全国の総合診療科と協力し、診断がつかない腹痛患者の実態を明らかにし、稀少疾患である急性肝ポルフィリアの診断課題を浮き彫りにしたものです。日本の臨床現場から国際的に発信できたことは、大変意義深い成果です。

 学術誌では毎号、数多くの論文が掲載されます。その中から 特に注目すべき研究 が選ばれ、雑誌の「表紙(Cover)」で紹介されます。 これは、研究内容が国際的に高く評価され、広く読まれる価値があると認められた証であり、雑誌全体の顔として紹介される、非常に名誉あること を意味します。 つまり「Cover Issueに選ばれる」ということは、世界中の研究者や臨床家の目に留まる機会が増える特別な栄誉です。

 このような名誉ある形で成果が評価されたのは、全国の協力施設の先生方、研究を支えてくださった関係者の皆さま、そして日々臨床に取り組む医局員一人ひとりの努力の賜物です。心より感謝申し上げます。

 当科は今後も、臨床現場から国際的に発信できる研究をリードする存在として、患者さんの診療と医療の発展に貢献してまいります。


研究概要図です。

文責:佐々木 陽典

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本学学生が第17回Student POCUS Leagueに参加しました。

本学学生が2025年7月に開催された第17回Student POCUS Leagueに本学学生が出場したと引率された長谷川先生より報告をいただきました。今回が東邦大学として初めての出場となるこの大会には、全国から超音波診療に取り組む医学部生たちが集まり、技術と知識を競い合うものです。

長谷川先生からのご報告によれば、学生たちは心尖部四腔像を制限時間内に描出する「ウルトラスキャンバトル」や、複数のエコー画像を正確に描出する「絵あわせ」など、さまざまな競技に全力で挑んだそうです。準決勝では強豪・和歌山大学と同じグループとなり、惜しくも敗退したとのことですが、学生たちは真剣に取り組み、悔しさの中にも大きな学びと達成感があったようです。

長谷川先生によれば、大会を通じて他大学の学生や教員との交流も活発に行われ関東近郊の他の大学の学生たちと今後の合同練習の話が盛り上がったり、教員同士で再会や新たなつながりが生まれたりと、大変有意義な機会となったとのことでした。JMECCでお世話になっている東京大学の泉谷先生も会場に引率にいらしていたとのことでした。

超音波診療の教育は海外でも急速に進んでおり、米国では50%以上の医学部がカリキュラムに取り入れている一方、日本では指導者不足が大きな課題であり、今後の教育体制の整備が望まれています。

学生たちは「来年こそは決勝進出を」と早くもリベンジへの意欲を燃やしており、次回大会(に向けてさらなる努力を重ねていく所存とのことです。結果に関わらず、今回の彼らの挑戦と経験が、彼らの今後の学びと成長の大きな糧となったことは間違いないと思います。今後の彼らのさらなる躍進に期待したいと思います。

引率してくださった長谷川先生、ご指導くださった先生方、誠にありがとうございました。

文責:佐々木陽典

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学生も審判の先生も真剣そのものです!

今回出場した3名の学生さんと引率してくださった長谷川先生(右から二番目)

達成感が伝わってくるような凛々しくていい笑顔です!

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