Dr. Joel Branchをお招きしてCase conferenceを開催致します!
8月21日に湘南鎌倉総合病院臨床教育部長のJoel Branch先生をお招きして英語での症例検討会を開催致します!(私ができる限り日本語で同時通訳致します。)
外国人講師を招いての症例検討会は当科では初めての試みであり、緊張しますが、きっと素晴らしいカンファレンスになると思います。
当院研修医・本学学生を対象とした院内勉強会ですが、他院の研修医の先生でご興味のある方は大歓迎です!参加をご希望の際には当科までご連絡ください。
総合診療科Presents!!
Dr.ブランチのケースカンファレンス(同時通訳つき)
8月21日(火) 18:00-
5B3講義室
文責:佐々木
——————————————————————————————————————————————————
治療薬の変更が奏功したB型肝炎関連膜性腎症の症例報告が掲載されました
当科で仕事をするようになってからは腎臓内科としての仕事は少なくなってしまいましたが、客員教授の永井先生に大変丁寧にご指導いただき、久しぶりに腎臓領域での症例報告を発表することができました。
腎症状の再燃がB型肝炎治療薬の変更により改善したB型肝炎関連膜性腎症について検討した症例報告です。長期間に渡って丁寧に患者さんを診療してきたベテラン医師ならではの貴重な症例について症例報告の執筆を通じて勉強させていただき、感謝しております。
http://www.nephropathol.com/PDF/jnp-7-93.pdf
文責:佐々木
——————————————————————————————————————————————————
第24回日本ヘリコバクター学会で竹下智史先生、小松史哉先生、石井孝政先生が興味深い発表をしました。
6月30日に大分で開催された第24回日本ヘリコバクター学会で竹下智史先生、小松史哉先生、石井孝政先生が興味深い発表をしました。
竹下先生は「胃壁細胞抗体測定例の臨床的背景と Helicobacter pylori 感染の検討 」と発表しました。川崎医大の春間教授から絶賛され、胃壁細胞抗体測定例がこれほど多い診療科はないので、ぜひ内視鏡所見を追加検討するようにご指導を受けました。H.pylori感染例に壁細胞抗体陽性例があることは知られています。面白いことに、壁細胞抗体陽性例でもH.pylori感染者はビタミンB12欠乏の症状が少ないことが明らかとなりました。これについては、来年また報告します。
小松史哉先生は「フラクタル解析による早期胃癌内視鏡像の検討」を報告しました。フラクタル解析は小松先生が進めてくれている研究手法です。今回は胃がんのフラクタル次元は大腸ガンほど明瞭に低下していないことを示しました。司会が信州大学病理の太田教授であったため、大変興味を示してくださいました。フロアから、自動診断につながる研究であり、バーチャルリアリティ学会でも発表するように勧めていただきました。
石井孝政先生は、「Helicobacter pylori 感染における好中球・リンパ球比の検討 」を報告しました。昨年、渡辺先生が除菌後にNLRが低下することを報告して、会場の度肝を抜きました。今回は萎縮の程度と関連するか検討しました。残念ながらnegative dataとなりましたが、来年にむけて石井先生はすでにテーマを決めたようです。来年が楽しみです。
発表前はふぐ屋さんでエネルギーを補充しました。
75年の歴史を誇る料理はとても美味しく、老舗にふさわしい満足度でした。
それでも、大分のよるは長く、小松先生とみつけていた屋台街で二次会を始めてしまいました。
引き戸越しに見えたハエトリ紙に惹かれて、ふらふらと屋台街の最深部の店に入りました。
常連さんと仲良くなり、明日の発表を忘れ、ハエトリ紙のショウジョウバエを見ながら、夜中まで飲んでしまいました。
無事発表を終えた3名は、
瓜田を見送りに大分駅まで送ってくれました。すると、駅前にサッポロビールが臨時の立ち飲みコーナーを設置していました。酒の呑めない小松先生が、嬉しそうに注文に行ってくれました。
おつまみはピーナッツだけですが、みなで13杯ほど飲みました。おかわりは竹下先生が積極的に活躍してくれました。
こうして、16:00前から始まった駅前の酒盛りは、瓜田の空港行きバスが来るまで続きました。いやあ、美味しいビールでした。飲んでるうちに小雨も止み、陽が差してきました。翌日はH.pylori感染症認定医試験です。3名は合格できたでしょうか?(汗)
文責 瓜田純久
—————————————————————————————————————————————————–
レジナビフェア2018に参戦しました。
6月17日(日)に東京ビックサイトで開 催されたレジナビフェア2018に初めて出展しました。竹下智史先生、河越尚幸先生が参加してくれました。
13:00-17:00の参加時間に、15名のレジデントが訪問してくれました。
隣のブースに新潟長岡赤十字病院が出展しており、鈴木健志先生を受け入れていただいていこともあり、ご挨拶する貴重な機会となりました。
これまでの臨床活動だけではなく、英語論文の要約をポスターで掲示しました。いろんな領域で研究してきたことを改めて実感でき、大学病院総合診療科としての研究活動として、決して少なくないと、胸を張って参加できました。
遅れての参加でしたが、事務局の好意で注目施設に入れていただきました。用意したチラシと名刺は、すべてなくなっていました。持って行ってくれたレジデントの先生、連絡を待ってます。
本学から、3病院だけではなく、整形外科学講座も出展していました。派手な勧誘が多く戸惑いましたが、竹下先生、河越先生が頑張って声をかけてくれました。一時は3名の説明席が満席になり、待機するレジデントもみられました。日曜日の貴重な時間、協力してくれて、ありがとうございました。来年もみんなで参加しましょう。事務局の方々、大変お世話になり、ありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。
文責 瓜田純久
—————————————————————————————————————————————————————————————————————-
第91回日本超音波医学会総会で小松史哉先生が甲状腺疾患の新たな解析方法を発表しました
2018年6月8日(金)に神戸ポートピアホテルで開催された第91回日本超音波医学会総会において、小松史哉先生が「フラクタル次元を用いた甲状腺超音波像の定量的数理解析」を口演で発表しました。
甲状腺疾患診断ガイドライン2013において、甲状腺疾患はバセドウ病、慢性甲状腺炎(橋本病)、無痛性甲状腺炎、亜急性甲状腺炎に分類して診断ガイドラインが示されています。甲状腺超音波像はそれぞれの病態を反映しているはずですが、 病期によって異なり、その比較は困難です。甲状腺超音波像を定量的に解析するため、フラクタル次元を算出し、甲状腺疾患の特徴を数学的に検討して報告しました。
2次元画像内部の複雑さを反映するフラクタル次元は甲状腺疾患すべてで低下し、腺腫を合併するとさらに低下していることを明らかにしてくれました。次元の低下は甲状腺組織破壊の程度、ダメージを反映しているものと思われます。
今後の他臓器への発展が楽しみです。
総合診療科には、医学部を再受験した先生が2名います。そのキャリアを生かし、新たな超音波画像解析法を確立してくれました。新たな研究グループ「小松・貴島チーム」の誕生です。このチームから、数多くの論文が生まれるものと思います。ぜひ期待していてください。
文責 瓜田純久
————————————————————————————————————————————————————————————————————