総合診療科では、指導医、レジデント生、研修医がチームを組んで臨床にあたっています。ですから、困ったときはいつでも上の先輩や指導医に相談できます。さらに、どういうことを勉強したらいいかも教えてもらえます。このように相談しながら診療できるのは、若手にとって非常に恵まれた環境じゃないかと思います。逆に、先輩たちも指導や相談にあたることが、自身のスキルの確認には一番効果的。お互いにとってよいと思います。そのような体制なので、何かあったらすぐに声を挙げてほしいですね。大変なときにあまり我慢してしまうと、爆発してしまいます。もちろん、そうなる前に我々も気づきたいと思っています。日常的に声をかけ、本人の様子を気にかけるようにしています。
総合診療科の全体の方向性をまとめているのは、センター長である瓜田先生です。その高い目標に向けて、全員で取り組んでいます。ただ、そのなかでも「こういう勉強に取り組みたい」という個々の希望があります。それを、なるべくムリのない形で、叶うように調整しています。たとえば、外部の医療機関で研修したいというケースも受け入れています。その場合、その先生がいない間、担当の患者さんをしっかり診る体制を整え、安心して研修に打ち込めるように努めています。希望があればどんどん言って、いつでも相談してください。僕らは、若手の夢を叶える立場にいると思っています。できるかぎり、本人の意志を尊重したいですね。