いろいろな病気を診て、多種多様な研究にチャレンジできる
総合診療科の研究担当として、指導医、レジデント生、研修医の研究をサポートしています。私自身もがん細胞の代謝の評価やラットの認知症の評価といった基礎研究、そして患者さんにご協力いただく臨床研究などに携わっています。総合診療科で研究するメリットは、やはりいろいろなテーマを自由に選べること。もともと総合診療科は、患者さん全体を診る科。そのため、一つの臓器、器官にとらわれない研究に取り組めるのが大きなメリットだと思います。私の場合はがん細胞ですが、腎臓、糖尿病などを研究する先生もいます。いろいろな病気を診て、多種多様な研究にチャレンジしたい方にとっては、とても素晴らしい環境だと思います。
医学部に限らず、教授の研究内容に沿った形で研究をするというのが一般的な体制だと思います。しかし、センター長の瓜田先生はそういった制限を一切設けていません。「こういう研究をしたい」「こういう実験をしたい」と希望する私たちが、実験する意味があると納得できる根拠を提示できれば、最大限サポートしてくれます。だから、いろいろな研究を選ぶことができるんです。総合診療科はチーム制なので、後輩から新しい気づきをもらえたり、逆に先輩からアドバイスしたりと、お互いにいろいろなものを補える素敵な関係も築けています。だから、研究熱心な方は我々としても大歓迎!ぜひ来ていただければという感じです。