前田 正 東邦大学医療センター大森病院 総合診療・急病センター 助教【指導医】

日本内科学会認定内科医・指導医・総合内科専門医
日本感染症学会専門医
日本病院総合診療医学会認定医
ICD制度協議会インフェクションコントロールドクター
日本化学療法学会抗菌化学療法認定医
日本ヘリコバクター学会H.pyloyi感染症認定医
日本医師会産業医

総合診療科のなかに、感染症専門の部門を設置

一般的に、どこの科に行っても、各臓器別に専門医は取得できると思います。ただ、大森病院の場合、総合診療科のなかに感染症を中心に診ていく部門があります。そのため、今の段階では、総合診療科に属して感染症専門医の取得を目指すのが、一番の近道であり、最適なルートだと思います。総合診療科なので、感染症の患者さんだけではないのですが、できる限りたくさんの症例を診られるように努めています。その一方で、常日頃から多種多様な疾患に触れ、専門にとらわれない姿勢でいるように指導しています。そのため私のチームのメンバーは、ほかの各班のコンサルテーションを受けたり、HIV、梅毒といった専門的な疾患も診させていただいたりしています。

総合診療科のスタンスは、感染症診療に必要

私は研修医時代、専門診療科を回っていたときに、どうしても専門の臓器ばっかりを見てしまい、別の臓器のことが完全に頭から外れてしまうという経験がありました。「人は見ていないと、見えなくなってしまう」という恐ろしさを、すごく実感したんですね。そこで常に全身を診るマインドを持つために、総合診療科に入りました。今も、診療というものは、やはり全身を診ることで成り立つと思っています。特に感染症に関して言えば、そもそも特定の臓器に限ったものではありません。「全身を診る」という総合診療科のスタンスは、感染症診療にも必ず必要と考えます。若手の先生にも、その意識を大切にするように、今後も指導していきたいと思います。

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