東邦大学医療センター大森病院

NEWS

2020年

井澤純一先生(沖縄県立八重山病院)、八重樫牧人先生(亀田総合病院)にご指導いただき、サブエディターとしてお手伝いさせていただいたHospitalist Vol.8 No.3 2020 「ホスピタリストに必要な手技-ひとりぼっちでも安全に戦えるために-」が刊行されます(予約受付中)!

表紙に自分の名前があるのは何だか不思議な感じがしますが、仕上がった書籍をみて、図、フローチャート、チェックリストの美しさとわかりやすさに感激しました(私の書いた図の下書きは落書きレベルだったので笑)。

当科レジデントの柏木克仁先生にPICCについて、山田篤史先生に腹腔穿刺・ドレナージについて詳細に調べて執筆していただきました。

病棟・救急で様々な処置をするホスピタリストの強い味方になる本だと思います。ぜひご購読ください!

文責:佐々木 陽典

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第117回日本内科学会総会 「医学生・研修医による日本内科学会ことはじめ」において、医学部5年生の林優作君が「セルオートマトンを用いた数理解析による院内感染伝搬様式の検討」を発表し、優秀演題賞を受賞した林優作くんに、賞状と副賞の聴診器が届きました。

聴診器はとても記念になりますが、研修で紛失することが多いツールです。私は学生時代に購入した聴診器は、夏までになくなり、眼科に入局した女房の聴診器を借りていました。それもどこかに行ってしまい、病棟のオレンジ聴診器ばかり使用していたものでした。聴診器を首にかけて早速と歩いている同僚を羨望の眼差しで見ていました。林くん、失くさないでください!

 林くんは、180cmを大きく上回る身長で、賞状が小さく見えますが、とても立派なものでした。私まで指導教官賞を頂いてしまいました。林くん、ありがとうございます。

 それにしても、コロナ感染症の対応に追われながら第117回日本内科学会総会を主催された慶應大学の竹内勤会長には、本当に頭が下がります。最後まで会員 にご高配いただき、また受賞者の学生・研修医にとって、大きな変換点となるような素晴らしい学会を開催していただき、関係者の方々に感謝申し上げます。

                             文責 瓜田純久

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2020年10月9日(土)に佐々木陽典先生がNHK 「チョイス@病気になった時」に出演し、口渇について解説しました。

「口やのどの渇き」は関連する疾患が多く、薬剤の影響も大きいため、まとめにくいテーマでしたが、番組は八嶋さんの軽妙な語り口で、進行していきました。今回はひとつのテーブルを囲むスタジオセットは撤去され、十分な距離を確保したスタジオとなっていました。

NHKのメイク、スタイリストさんのおかげか、佐々木先生のこれまで4回の出演の中で、もっともスッキリした体型に映っていました。民放と違い、NHKは必ず鏡の前に座って顔に塗られます(^_^;)

特に熱中症の治療ではスポーツドリンクが万能ではないと、わかりやすく説明していました。膠原病科 佐藤先生もミクリッツ病の患者さんについて撮影に協力してくれました。

私は八嶋さんの大ファンですが、チョイスの顔は何と言っても大和田さんです。父上様は東邦大学90周年祝賀会で司会を務めてくださいました。今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。

 佐々木先生、お疲れ様でした。また、貴重な機会をいただいたNHK関係者のみなさまに、厚く御礼申し上げます。

             文責 瓜田純久

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番組作成に協力させていただいたNHK Eテレ「チョイス@病気になった時」が下記日程で放送される予定です。

今回のテーマは「口やのどの渇き」です。

4回目の出演となりましたが、スタジオでの収録は、やはりとても緊張しました^^;

今回も、ご出演の八嶋さん、大和田さん、出田アナウンサーが気さくに話しかけてくださり、おかげさまで楽しい時間を過ごすことができました。

今回も多くの先生方にご協力いただき、「口やのどの渇き」の原因となる様々な病気をご紹介することができ、私自身も大変勉強になりました。

(口や喉の渇きを訴える方の診断や治療の難しさも今更ながら痛感しています…)

私のところに番組作成協力の依頼が来るのは、一つの愁訴から様々な領域の疾患を紹介したいという場合です。

訴えの原因となっている疾患それぞれについては専門ではないので、どこまで正しい情報を伝えられるのか、いつも不安で、自分が果たしてご依頼をお受けしていいものか、常に悩みます。

今回も自信がなく、お断りすることも考えたのですが、収録が終わった瞬間は達成感があり、やっぱりお受けしてよかったという気持ちになります。

出演者に加えて、プロデューサーさん、ディレクターさん、メイクさん、ADさん、カメラさん、音声さん…と様々な職種の方がそれぞれの立場で力を発揮して、皆で一つの番組を完成させる過程は、なんだか高校時代の文化祭を思い出させるものがあり、やはり素晴らしいと感じました。今回も大変貴重な経験をさせていただきました。

お時間がございましたら是非ご覧ください。

番組作成にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます(今回は特に多くの先生方にお手数をおかけしました^^;)。

放送:Eテレ 10月10日(土)午後8時00分~8時44分 

再放送:Eテレ 10月16日(金)午後0時00分〜0時44分

文責:佐々木 陽典

人, 男, 立つ, ケーキ が含まれている画像

自動的に生成された説明

レジデント1年目の森先生が登場!昨年好評であった「風邪の診かた」について、1−3年生の選択講義で講義してくれました。

ZOOM初体験の森先生は、初期研修で学んだ症候学を中心に、コモンな風邪について、基礎から症例提示まで流れるような講義を行ってくれました。ローテートの合間にパワーアップしたスライドをもちいて、ときには脱線した話を交えて学生たちを魅了してくれました。

机上にあるのはドラえもんのポケットから出てきたのではなく、森先生の白衣のポケットから出てきたレジデント必需品です。

45分の持ち時間はあっという間に過ぎました。森先生のあとは、5年生の林優作君が講演しました。8月に開催された第117回日本内科学会総会 「医学生・研修医による日本内科学会ことはじめ」において、「セルオートマトンを用いた数理解析による院内感染伝搬様式の検討」を発表し、優秀演題賞を受賞しました。その演題をZOOMで講演してもらいました。

講義を終えた森先生が脇ですっかりリラックスしていましたが、林君の熱い講演が始まりました。

学会では6分の持ち時間でしたが、15分かけて解りやすく、研究を話してくれました。

当初はMRSA感染伝搬様式を解析するモデルでしたが、今回はCOVID-19感染モデルも作成し、ソシアルディスタンスの有用性を数学的に示してくれました。

そばで見ていた森先生はパソコンが得意で、数理モデルに興味津々でした。講演が終わった林君を労ってくれました。

 「森」先生と「林」君の他人とは思えない関係。将来、臨床や研究でコラボできるといいですね!

 二人とも、講義をしていただき、ありがとうございました。学生さんにも大きな刺激になったと思います。また、来年も是非!

                                                   文責 瓜田純久

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感染症で入院した高齢者では若年者と比べて白血球の増加に乏しいという印象を以前から持っていたのですが、教科書や論文にははっきり書かれておらず、ずっと気になっていました。

今回、高齢者では白血球増多が乏しいというデータも含めた、高齢者の憩室炎の臨床的特徴に関する論文を日本老年医学会公式英語雑誌Geriatrics and Gerontology Internationalに掲載してもらうことができましたので、シェアさせていただきます。

この論文は高齢者(≧65歳)26名と若年者(16-64歳)211名の急性憩室炎の患者を比較して、高齢者の憩室炎の臨床的特徴を検討したもので、単変量比較では

  • 受診時の白血球数は高齢者で若年者より少ない

(高齢10,850/mm3 vs. 若年12,600/mm3, p=0.004)

  • 高齢者では女性の患者が多い
  • 高齢者では左側結腸憩室炎が多い
  • 高齢者では免疫抑制状態の患者が多い

という結果でした。

ロジスティック回帰では

  • 白血球数 (OR 0.866, 95%信頼区間 0.753-0.996)
  • 女性 (OR 2.631, 1.032-6.707)
  • 左半結腸憩室炎 (OR 5.810, 2.328-14.497)

が高齢者の憩室炎の独立した特徴点として抽出されました。

本邦では高齢者では女性の罹患率が高くなることはあまり意識してこなかったので個人的にはその点も勉強になりました。

ご興味のある方は御一読いただけると幸いです。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1111/ggi.14027

参考資料をご提供いただき、ご協力くださった先生方に感謝申し上げます。

文責:佐々木 陽典

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第117回日本内科学会総会 「医学生・研修医による日本内科学会ことはじめ」において、医学部5年生の林優作君が「セルオートマトンを用いた数理解析による院内感染伝搬様式の検討」を発表し、優秀演題賞を受賞しました。第117回日本内科学会総会は新型コロナウイルス感染症のため、8月に延期となり、規模を縮小して開催となりました。その中で、8回目を迎える「医学生・研修医による日本内科学会ことはじめ」は、将来の内科学を担う医学生、研修医を対象として開催され、困難な社会状況の中、501演題の応募がありました。33演題が医学生、468演題が研修医の発表であり、多くがZOOMでの発表でした。2年半前に卒論のテーマとしてセルオートマトン数理モデルを提示したところ、それに応募してくれたのが当時2年生の林優作君でした。

当初はMRSA感染伝搬様式を解析するモデルでしたが、今回はCOVID-19感染モデルも作成しました。また、大きく制限された環境での臨床実習においても、思考回路を柔軟に作動させると、通常の実習以上に得るものがあることを結論に入れてくれました。指導医としては、大感激の発表でした。

COVID-19感染症の診療に忙殺される大森病院ですが、この朗報で頑張れます!苦しい環境で学会を開催して下さった関係者の皆様に心から御礼申し上げます

                                            文責 瓜田純久

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令和2 年(2020 年)4 月に予定されていた第117回日本内科学会総会は新型コロナウイルス感染症のため、8月に延期となり、規模を縮小して開催となりました。その中で、8回目を迎える「医学生・研修医による日本内科学会ことはじめ」は、将来の内科学を担う医学生、研修医を対象として開催され、困難な社会状況の中、500演題の応募がありました。

会場となった有楽町の国際フォーラムですが、ZOOMによる遠隔発表が多数を占め、学会場は閑散としておりました。

入場には検温があり、受付で内科学会のロゴマーク入りのフェースシールド、マスクのセットが配布されました。林君は人生初のフェースシールドを早速装着し、ネームプレートに名前を記載していました。

林優作君は423席、感染症セクションでの発表でした。卒業論文の研究テーマを堂々と発表してくれました。

国際フォーラムには18ブースが設けられ、会場となった15番ブースには座長の防衛医科大学 川名先生と林君、そしてZOOMオペレーターの3名でした。ブースによっては座長も演者もZOOMで参加しており、ZOOMオペレーターが寂しそうに発表を進行していました。

林君はMRSAを想定した接触感染モデルでの院内感染予防について森林火災数理モデルを展開して考察し、さらに新型コロナウイルスを想定したエアロゾル感染の伝搬様式について、海洋汚染モデルを作成して検討しました。数理モデルにおいて、ソシアルディスタンスの有効性を示し、短時間で理解してもらうことが難しい数理モデルでしたが、十分に伝わったと思います。

演題発表はZOOMでライブ配信されており、発表した演者はすぐに会場を後にしていました。

出口には記念撮影するスペースが設けられており、林君もパチリ!

会場を出ると14:10となり、二人で昼飯の店を探してウロウロ。有楽町駅で厳重な感染対策を行っていたC&C カレーで、プチご苦労さん会を行いました。

林君、カレーもうまかったけど、発表内容はすごくよかったよ。東邦大学医学部のプレゼンスを示してくれました。本当にありがとうございます。残り少ない夏休み、しっかり楽しんでください。

                                    文責 瓜田純久

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感染症を専門とする大学院生 佐藤高広先生が7月17日(金)報道ステーションに登場しました。


報道ステーション より引用

病院長室で本日のコロナ感染情報を見ようとテレビをつけたら、報道ステーションにいきなり佐藤先生が登場。思わずパチリ!

報道ステーション より引用

佐藤先生は報道ステーションMCの富川悠太アナから採血し、抗体迅速検査を実施していました。


報道ステーション より引用

微生物感染症講座の石井教授も登場し、簡易キットにより、検査の感度特異度に差があることを示し、使い方について説明していました。


報道ステーション より引用

日本感染症学会理事長の舘田教授も症例の重症度と抗体量について、関連する可能性について説明していました。

 7月22日からGo-Toキャンペーンが始まってしまいました。東京都の新規感染数が増加している時期であり、感染拡大が収束する要素は見当たりません。東邦大学医療センター大森病院は感染管理部の宮崎泰斗先生を中心に対応しています。4月と異なり、PCR検査、抗原検査の体制が充実し、現場は極めて多忙ながら、舘田教授のご指導もあり、適切な医療を提供することができております。皆、一致団結して乗り切りたいと思います。佐藤先生、お疲れ様でした。舘田先生、石井先生、引き続きご指導の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

                      文責 瓜田純久

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新型コロナウイルス感染症のため、ZOOMによる遠隔講義形式で開催された臨床医学7の講義が終了しました。

臨床医学7は総合医療系、医療安全、リハビリテーション医学、臨床栄養学、移植再生医療から成り立っています。さらに総合医療系は高齢者医療、地域・僻地医療、総合・家庭医療、東洋医学と小分類されています。しかし、臨床医学7のメインは臨床推論、診断学です。今年も佐々木陽典先生が9コマを担当してくれました。診断学について体系的な話だけではなく、総合診療の醍醐味、面白さ、大学病院での役割など、東邦大学総合診療科の特徴を話してくれました。

 とは言っても、今年はZOOMを使った遠隔講義です。写真は昨年のものから拝借しました。佐々木先生、盛りだくさんの講義、ありがとうございました。6年生からも国家試験対策講義で講義を希望され、6年生は頭が整理されたと思います。国家試験100%が達成できそうな気がします。あとは祈るのみです。

 客員教授の中嶋均先生も、昨年に引き続き地域・僻地医療の講義を担当してくださいました。弘前大学から都立駒込病院、黒石市立病院など、多くの地域基幹病院で活躍され、同時に多くの論文を発表された中嶋先生は、全く衰えていません。現在も青森と高知の病院を掛け持ちして、八面六臂の活躍です。来年もよろしくお願いします。

繁田先生は診断エラーの講義をしてくれました。WEBでも多くの質問をいただきました。やはり、年代の近い先生の講義を学生さんは望んでいるようです。来年もよろしく!

 瓜田は佐々木先生に講義をお願いし、「総合診療と内科」「痛みシステム」について講義をしました。痛みシステムは理解すると臨床推論がとても楽しくなります。来年はさらに多くの若手に講義をお願いしたいと思っています。学生は社会の宝物です。皆で磨いていきましょう!

         文責 瓜田純久

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6月17日(水)3時限目にレジデント小松史哉先生が「医学教養6:臨床医学に役立つ複雑系科学入門」において、自己相似性、フラクタル解析について講義をしました。昨年も同じように講義を担当してくれましたが、今年は遠隔講義のため、学生の反応がわかりにくく、勝手が違ったようです。

昨年は10名でしたが、今年はなんと1−3年生の41名がこの講義を選択してくれました。定員40名を超えた学生の皆さん、ありがとうございます。何だか東邦大学の未来に光が射したような気がします。

 講義会場の多目的室殺風景ですが、1号室だけは背景に東邦大学のパネルが設置され、記者会見もできる会場です。

小松先生は殺風景な部屋でモニターに向かって、還元論から自己相似性、自己組織化、カオスなどについて解説し、臓器に分けずに病態を考える手法があることを力説していました。また、学位論文である甲状腺超音波像の解析の実際を示し、形態のもつ機能的な意義について、熱のこもった講義をしてくれました。

内科と総合診療の違いがもっともわかる講義であったと思います。お疲れ様でした。小松先生は7月1日から助教になります。来年の講義も楽しみにしています!

                       文責 瓜田純久

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6月12日(木)2時限目でレジデント繁田知之先生が臨床医学7の遠隔講義で診断エラーについてお話してくれました。

遠隔講義はZoomを使って行います。医学部多目的室から配信しています。最初は学事課の中澤さんに操作方法を説明していただき、10:15に開始しました。

Zoomは遠距離恋愛のために開発されたツールのようですが、今では遠隔講義の定番となってしまいました。昨年は医学教養6で森岳雄先生と二人でとても楽しい講義をしてくれましたが、今回は対面式ではないため、とてもやりにくかったと思います。

配信する多目的室はこんなに殺風景です。これが4部屋並び、各学年に配信しています。

繁田先生の話は聞いているだけで楽しくなり、力が湧いてきます。難しいことを楽しそうな表情で話し、臨床現場と同じように潜在能力の大きさを感じさせる講義でした。

 シラバス内容を紹介します。

学修項目・準備学修:診断エラーという言葉は一般的に、「個人の知識・技量不足による誤診や診断の遅延」というイメージがあります。しかし近年、いくつもの研究により、診断エラーは個人の力量が原因となるものよりも、データ収集不足や診断仮説、またその時の状況要因にも左右されることが分かってきています。さらに、CTやMRIに加え核医学の発達など検査の種類・質の向上により過剰に検査を施行する、または診断を画像検査に依存する傾向があることも一因となっていると思われます。本講義では、まず診断エラーの概略を理解し、診断エラーに陥る原因を説明できるようになることを目指します。そして、診断エラーを回避するための代表的なプロセスを説明できるようになることを目標として聴いていただければ幸いです。

 医学部学生は教授の講義より、年代の近いロールモデルとなる先生の講義を熱望しています。来年は対面式の講義ができる環境となっていることを願っています。

 この講義は臨床実習M5、M6にも話してください。総合診療と内科の違いがイメージできるように思います。繁田先生、大変お疲れ様でした。来年の講義もぜひお願いします。

         文責 瓜田純久

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大学院生 小松史哉先生が学位論文をToho J Medに発表し、学位が授与されました。

再受験と東邦大学医学部に入学した小松先生は、それまでの理学系の知識を駆使して、極めてオリジナリティの高いフラクタル解析を用いて、甲状腺US画像を解析してくれました。1205例の画像を全て自分で解析し、びまん性甲状腺疾患でフラクタル次元が上昇し、乳頭がんで最大となることを明らかにしてくれました。

また、年齢とともに甲状腺US像の次元が上昇することも発見してくれました。これまで主観的な記述が多かった甲状腺超音波像ですが、定量的解析をすることにより、リスクの高い病変を迅速に拾いあげることが可能になります。

 研究費用はなんとソフト代33万円だけです。あとは全部小松先生が一人でまとめてくれました。生体の構造が自己相似性であることを前提とした、理論上は超音波機種や条件に左右されない方法です。古い超音波画像も再利用してまとめてくれました。本当にご苦労様でした。

 学位審査もフラクタル解析の方法論について、質問が集中しましたが、小松先生は理路整然と、わかりやすく解説していました。これからは若手を指導することになります。オリジナリティの高い研究をする後輩を育ててください。

                                               文責 瓜田純久

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以前に急性虫垂炎と右半結腸憩室炎の臨床的鑑別点に関する論文を掲載してもらったWorld Journal of Clinical Casesに、同研究データを利用した単純性虫垂炎と複雑性虫垂炎の臨床的鑑別に関するPost hoc analysis的な論文が掲載されました!

単変量比較では、CT・超音波所見で複雑性虫垂炎(穿孔・膿瘍形成・壊疽性虫垂炎)と診断された症例では年齢中央値(34歳 vs 49歳)、発症—受診間隔(日)、心拍数、体温、血清CRP値が有意に高く、糸球体濾過率(腎機能)、血清Na値が有意に低いという結果でした。

これらの要因を説明変数としたロジスティック回帰では、CRPが唯一有意に高いオッズ比を示し、CRP値が高いほど複雑性虫垂炎に至っている可能性が高くなる、という結果でした。

個人的には

1) 以前に私が臨床研究デザインを初めて勉強させていただいたi-HOPEの福原俊一先生が「コホートは一粒で何度も美味しい」とおっしゃっていたのが印象的で、いつか一つのデータセットを利用して2つ以上の論文を書いてみたいと思っていたので、それが実現できたこと

2) Editorial officeから”We are happy to tell you that this paper will be given priority for publishing, with all publishing fees waived.”とのことで掲載料が全額免除になったこと

が嬉しかったです!(2についてはきっと教授と秘書さんが私より嬉しかったはず…)

https://www.wjgnet.com/2307-8960/full/v8/i11/2127.htm

文責:佐々木 陽典

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当科医局員の鹿嶋直康先生と共同執筆した症例報告が日本病院総合診療学会の英語版学会雑誌であるJournal of Hospital General Medicineに掲載されました。

この症例報告“Non-perforated hemorrhagic gastric ulcer presenting with left shoulder pain and orthostatic dizziness, but without abdominal pain”は左肩の痛みと起立時のふらつきを主訴に受診し、左肩の痛みを内蔵疾患に由来する関連痛ではないかと考え、起立のふらつきから消化管出血による起立性低血圧を想起し、その組み合わせから出血性胃潰瘍を疑って早期に診断に至った症例です。

内視鏡検査で胃潰瘍が見つかり、その治療だけで肩の痛みが速やかに消失したことから、やはり左肩痛は胃潰瘍の関連痛だったのだろうと考えていますが、これまでに穿孔していない胃潰瘍による左肩痛は報告がなく、痛みが出た機序は不明です。私たちなりに教科書や過去の論文を調べ、穿孔していない胃潰瘍でも左肩痛を来たしうることとその想定されうる機序について提唱した症例報告であり、様々な雑誌で掲載に至らず、掲載までにかなり苦労しましたが、こうして形にすることができて嬉しく思います。

英語が得意とは言えない鹿嶋先生が一から原稿を書き上げて持って来てくれた時のことは今でも印象深く覚えています。鹿嶋先生は快活としていて気遣いができてコミュニケーション能力が高く、直感的にスピーディに仕事をこなすタイプであり、あまり深く物事を考える学究肌ではないと思っていたので、今回、一から推敲しつつ英語で症例報告を書き上げてくれたことは正直驚きでした。

現在は関東労災病院で糖尿病専門医を目指して修行中であり、さらにパワーアップして帰って来てくれることを楽しみにしています。本症例報告に関して学会発表から資料検索・論文執筆までお疲れ様でした!

執筆に際してご助言・ご指導いただいたJR東京総合病院陶山恭博先生、沖縄県立宮古病院本永英治先生、島根大学和足孝之先生、千葉大学鋪野紀好先生、南多摩病院國松淳和先生にも心からお礼申し上げます。

別刷りを片手に満面の笑みですね!

(写真撮影のためだけに関東労災病院から呼び出しました…パワハラ?)

文責:佐々木 陽典

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JUGLERとは「既存の枠に囚われず、理想の病院総合医の姿を明確にして大学病院総合診療科の必要性を発信する」ことを目的に佐賀大学多胡准教授(発起人)、獨協医科大学志水教授、順天堂大学高橋先生、千葉大学鋪野先生、島根大学和足先生、私がメンバーとして活動しているJapan University General medicine Leadership and Education Roundtable日本大学総合診療リーダーシップ・教育円卓会議の略称のことです。

この度、JUGLERメンバーの経験を症例報告の掲載を志す若手総合診療医と共有する目的で多胡先生が執筆された症例報告を掲載する学術雑誌に関する論文がSpecial contributionとして日本病院総合診療学会の英語版学会雑誌であるJournal of Hospital General Medicineに掲載されました!

多胡先生の呼びかけから候補雑誌の選定、論文完成、掲載まであっという間に進み、改めてJUGLERメンバーの圧倒的なパワーを実感しました。

大学病院総合診療医としてはAcademic hospitalistとして原著論文・研究論文を継続的に発信し、業績として認知してもらうことが重要ですが、一方で、Impact factorや大学内での業績として認められなくても、第一線の臨床医として学びのある症例を症例報告として発信することは総合診療医として大切であり、また、大学・市中を問わず、若手医師と協働する手段としても症例報告は重要だと考えています。

その意味で、今回掲載された論文は症例報告を執筆している若手・中堅医師にとって非常に実践的で参考になり、そしてEncouragingなものだと感じています。

文責:佐々木 陽典

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2月5日-6日の両日、私が共に活動させていただいている

JUGLER(Japan University General medicine Leadership and Education Roundtable)のメンバーが東邦大学医学部・大森病院を訪問してくださいました。

2月5日は夕方から院内の会議室で病院総合診療専門医プログラムワーキング委員会を行い、18:30からは「JUGLER直伝!若手指導医に学ぶ未来の病院総合診療医像」と題して講演会を開催させていただきました。

トップバッターの多胡先生にはJUGLERを紹介していただき、大学医局での総合診療医育成について大変示唆に富むお話をいただきました。大学病院総合診療科の意義を意識して医局員といかにビジョンを共有するか、そのための密なコミュニケーションに関するお話はとても参考になりました。和足先生の提唱するAcademic Hospitalistに通じる話があり、全体を通して他の演者の先生方の話を俯瞰するような内容をお話いただけました。

フリーランスとなった高橋先生には「高橋先生、仕事やめるってよ」という痺れるタイトルで前回の佐賀以上に胸がスカッとして勇気付けられるような力強いお話をいただきました。アドラー心理学の課題の分離についても触れていただき、「やりたいことをやる」ことの重要性を教えてくださったように思います。

ご参加いただいた亀田総合病院総合内科の竹之内先生からの「いかにネットワークを作るか」というご質問に対する「自分のやりたいことを自分でしっかり表現できること」というご自身の経験を踏まえた明快な答えをシェアしていただきました。

鋪野先生には「なぜエビデンスに基づく診療を実践する医師の多くがエビデンスに基づく教育を実践しないのか?」という問題提起に基づいて根拠に基づく教育についてご講演いただき、”PAAIL”という指導手法についてご紹介いただきました。前回同様Positive-Negative-Positiveというフィードバックの是非に関して聴衆の興味は高く、5 micro skillsについても議論が及びました。

ご参加いただいた亀田総合病院総合内科の竹之内先生からコーチングとPAAILとの違いなどについても鋭いご質問をいただき、大変有益な議論が交わされました。

和足先生には今回もAcademic Hospitalistと診断エラーに関して和足先生ご自身最新の研究や論文を元に熱いメッセージ溢れる講演をいただきました。ほとばしるPassionと冷徹に分析された判例データに基づく分析の組み合わせによりもたらされる説得力のあるご講演はまさに臨床医の理想”Hot heart. Cool head.”を体現される和足先生ならではだと感じました。

当科の前田先生からも診断エラーに関して質問があり、議論が盛り上がりました。

ちなみに前回の佐賀でご発表いただいた内容、今回の発表の際にはすでに論文として発表されており、改めて和足先生の怪物ぶりを実感致しました。

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/jgf2.299

今回も大トリを志水先生に飾っていただきました。診断戦略に関して15分という短い時間に濃縮した他では聞くことができない貴重なお話をいただきました。Courtesy (礼節)のお話を襟を正す思いで拝聴し、志水先生の素晴らしい人間性を肌で感じる思いでした。History clarifyingや触診時の「透視力」については(実践レベルは全く違いますが)私も以前から意識して指導していたことであり、まさに「我が意を得たり」という感じでした。志水先生のHistory & Physicalの水準の高さとそのストイックな姿勢に触れ、明日からの自らの患者さんとの向き合い方を見直すきっかけになりました。

どの先生のお話も本当に素晴らしく、講演の間中、司会の仕事を忘れて、笑ったり、唸ったり、驚いたりと、忙しく拝聴しました(笑)。

遅い時間からの開催にもかかわらず、千葉や埼玉など遠方から院外のみなさまが参加してくださり、本当に嬉しかったです。

MediGateというメディアにも取材に来ていただき、記事を掲載していただきました。

https://www.medi-gate.jp/selection/event13/?fbclid=IwAR20pxQO7IjjATFAzPAx6l9FFuNE2dBuTz2q5DG_aaJWjihdGruMWkmAga4

未来に羽ばたく学生さん達が参加してくれ、彼らが目を輝かせて夜遅くまで全ての話を熱心に聞いてくれたことが何よりも嬉しかったです。

瓜田院長にも駆けつけていただき、写真まで撮っていただきました!

講演会後は瓜田先生の計らいでJUGLERメンバーに研修医を交えて高輪の懐石料理店で美味しいお酒を堪能しながら親交を深めることができました。

2月6日は冷え込みの強い朝から集合していただき、大森病院、総合診療科、大学を見学していただきました。今の東邦のシステムの中で何が改善できるか、何をすべきか等、それぞれの先生方のやり方や工夫を具体的に伺うことができました。EBMの実践を如何に学生に指導しているか、学生の評価方法、論文執筆指導のための具体的な工夫やそれぞれの先生方のご苦労等を伺うことができ、大変有意義な時間を過ごすことができました。

JUGLERメンバーの皆様、ご参加くださった皆様、両日にわたってお付き合いくださった瓜田院長、いろいろとサポートしてくださった秘書の佐藤さん、小林さん、誠にありがとうございました。

文責:佐々木 陽典

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大学院生の小松史哉先生と共同執筆した症例報告が日本病院総合診療学会の英語版学会雑誌であるJournal of Hospital General Medicineに掲載されました。

この症例報告“Ovarian vein thrombophlebitis: a potentially fatal differential of pyelonephritis”は当初は急性腎盂腎炎と診断されかけた産褥期右卵巣静脈血栓性静脈炎の症例について報告したものです。卵巣静脈血栓性静脈炎は肺塞栓を合併して致命的な転機をとる可能性もある疾患です。ほとんどが産褥期に右側に発症するため、患者が産褥婦であることを念頭におけば診断は難しくないのですが、稀な疾患であるため産婦人科医にも認識されていないことも多く、急性虫垂炎や尿路感染症と誤診されることが少なくないようです。

急性腹症の診断は時に非常に困難ですが、やはり婦人科歴を含めた詳細な問診が診断において極めて重要であることを再認識させられた教育的な症例として報告させていただきました。

小松先生は臨床からフラクタル等の先進的な研究までを一手に行う当科の若手のエースです。本症例報告に関して学会発表から資料検索・論文執筆までお疲れ様でした!

別刷りを片手に満面の笑みですね!

(やらされている感じが出てますが、苦笑ではないと信じます。)

文責:佐々木 陽典

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1月29日(水)にお茶の水で開催された第5回漢方ベースキャンプで大学院生の佐藤高広先生がとても楽しい講演を行い、聴衆を魅了しました。

漢方ベースキャンプは順天堂大学、日本医科大学、東京医科歯科大学、そして東邦大学の総合診療科で行っている漢方研究会です。研究会というよりも、総合診療にとって大きな力となる漢方薬を学ぶことが大きな目的です。

感染症大学院生の佐藤先生は学生時代から東洋医学研究会に所属し、漢方に接する機会が多く、決して初心者ではありません。それでも今回は「初心者の漢方薬使用経験」という謙虚な演題で発表に臨みました。漢方薬が奏功した症例を紹介してくれました。

生薬の解説も分かりやすく、生薬をかじった経験など、「初心者」とは程遠い講演に聞き入ってしまいました。

佐藤先生の次は順天堂大学の福井先生が順天堂大学における漢方の使用状況を発表し、診療科により偏りがあることが示されました。最後は東北大学の高山先生が専門医の立場から、多彩な場面での漢方薬の効果を解説してくれました。とくに感染症領域における解説はインパクトがあり、明日の診療につながる講演でした。ありがとうございます。

講演会後にシミュレーターを用いて腹診の練習をしました。佐藤先生も嬉しそうに触っています。

研修医の松本先生も参加し、楽しそうにシミュレーターを触っていました。
 「ベースキャンプ」は子供の頃に裏山に作った秘密基地を思い出すノルタルジックなネーミングです。漢方治療を楽しむ、「ニコニコして学ぶ」という姿勢が感じられます。高山先生の講演もとても楽しそうに話してくださり、ベースキャンプのコンセプトとぴったりでした。
 会場には宮崎先生、熊手先生、佐々木先生も駆けつけてくれて、ほぼ満席の盛会となりました。佐藤先生、お疲れ様でした。
               

文責 瓜田純久

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1月18日(土)パシフィコ横浜で開催された第57回日本糖尿病学会関東甲信越地方会で鹿嶋直康先生、竹下智史先生が貴重な症例を報告しました。会場のパシフィコ横浜に隣接する「みなとみらい駅」からは、会場に向かって行列ができるような賑わいでした。「さすが糖尿病学会!恐るべし」と思いヒトの流れにまかせて会場に進むと、着いたのは「釣りフェスティバル2020 in Yokohama」でした。学会場はその隣、会議センターでした。

みぞれが降る寒い土曜日、日本糖尿病学会関東甲信越地方会が開催されました。一般演題が242題も記載された抄録集は、とても地方会とは思えない厚さでした。糖尿病研究がとても活発であることが実感されました。

竹下先生は大森赤十字病院 糖尿病内分泌科で北里博仁先生にご指導いただいています。「糖尿病診療はgeneralである」という北里先生は、血糖管理だけではなく、様々な合併症を幅広く対応する必要性を力説され、総合診療医の竹下先生にとっては、願ってもない環境で研鑽を積んでいます。今回、竹下先生の演題を聴くことはできませんでした(涙)が、抄録から研修の充実ぶりが伝わってきます。北里先生、大変お世話になり、ありがとうございます。

9:50からのセッションで鹿嶋先生は日本に10名しかいないというRothmud-Thomson症候群の症例を発表しました。私も初めてきいた病名で、診断に至っただけでも驚きです。大変勉強になりました。

鹿嶋先生は関東労災病院の糖尿病内分泌内科にお世話になり、浜野久美子先生にご指導いただいております。もうすぐ出向2年になります。浜野先生、貴重な症例発表の機会をいただき、ありがとうございます。引き続きご指導のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
              

   文責 瓜田純久   

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第47回日本潰瘍学会・第21回日本神経消化器病学会の合同開催で企画された湘南シンポジウムで講演させていただきました。

2020年1月16日(木)ヒルトン小田原リゾート&スパにて合同開催された第47回日本潰瘍学会と第21回日本神経消化器病学会に参加してきました。湘南シンポジウム「過敏性腸症候群」で講演する機会をいただきました。

尊敬する東海大学消化器内科 鈴木秀和教授が主催された学会は、私の大好きな北条早雲が居城を構えた小田原で開催されました。当日は小田原まで新幹線こだま号で向かいました。こだまはゆっくりですが、のぞみ号と同じようにコンセントが設置され、さらに自由席はガラガラという好条件でした。未完成のスライドを新幹線で完成させる予定で、品川駅でコーヒーを買って乗り込みました。やっとスライドが完成しそうになったのは、小田原駅到着のアナウンスが流れている時間でした。そのとき、携帯が鳴り、直立不動で受け答えしているうちに、小田原駅に着いてしまいました。小田原駅にパソコン、コート、マフラーを抱えて飛び降り、寒風のなかで新幹線ホームで電話での用事を済ませました。その後、東海道線で根府川駅に向かいました。無人駅で改札のない根府川駅に降り立つと、ホームから言える景色は穏やかな太平洋の海が広がっていました。
 無人駅とミスマッチと思えるホテルの送迎バスに飛び乗り、会場のホテルに入りました。

総務委員会の会議室から見えるチャペルです。今度は医局員の結婚式で来たいものです。会議が終了し、あわててPC受付に向かいました。

1ヶ月前の講演は糖尿病、10日前の講演は数理モデルであり、久々の消化器関連の講演には少し緊張しました。それでもおなじみの演者に囲まれ、楽しい議論が進行しました。日頃お世話になっている久里浜医療センターの水上先生が写真撮ってくださいました。
司会の金子先生は名古屋大学を卒業後、東邦大学で初期研修をされ、藤田保健衛生大学の教授を務め、現在は地域医療に貢献されています。胆汁酸再吸収障害について、多くの先生から質問をいただきました。60歳以上の演者と司会者で構成されたシルバーシンポジウムでしたが、隣の金澤先生だけがアラフィフでした。

講演が終わって根府川駅に戻り、売店で小田原の焼きちくわを2本買い込んで、缶ビールとともにこだま号に乗り込みました。講演後のビールは格別でした^^;。
 医局のみんな、カンファレンスに出席できず、すみませんでした。

                 文責 瓜田純久

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昨年12月に文旦翻訳者として翻訳に関わらせていただいた下記の2冊の書籍(医学専門書)が発刊されましたので、紹介させていただきます。

誤診はなくせるのか? (医学書院)
監訳:綿貫 聡、徳田 安春
https://www.igaku-shoin.co.jp/bookDetail.do?book=105581

診断を客観的に分析した世界的名著の邦訳版です。
哲学的な表現も多くて翻訳が難しく、後から読み直して「もっとわかりやすい日本語訳にできれば・・・」との思いを持ちましたが、監訳の先生からは「読み直してみて、哲学的な内容を含んだ名著を日本語の書籍として発刊できたので、翻訳できてよかったと改めて思う。」とのお言葉をいただき、報われた気持ちになりました。

身体所見のメカニズム A to Z ハンドブック 原著第2版 (丸善出版)
監訳:内藤 俊夫、 訳:志水 太郎
https://www.maruzen-publishing.co.jp/item/?book_no=303442

身体所見・患者所見の仕組みに分け入って詳細に解説した身体診察の教科書です。
上級者向けの教科書だと思いますが、初学者のうちから触れておけば太くて強い知識のBack bone作りに役立ってくれることとおもいます。
慣れない翻訳作業は大変でしたが、仕上がった本の美しさに「自分の翻訳原稿がこんなに立派になったのか!」と感激しました。
より正確でわかりやすい翻訳のために、詳細な点までご確認いただき、何度もやりとりした出版社の担当者に助けられました。

なによりも翻訳を通じて私自身がとても勉強になりました。
機会を与えてくださった徳田先生、綿貫先生、内藤先生、志水先生に心から感謝いたします。

ご興味のある学生・研修医はぜひ手に取ってみてください。

文責:佐々木 陽典

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以前に出演させていただいたNHK Eテレ チョイス@病気になった時「むくみ徹底対策」が、視聴者の皆様からの再放送希望が多数とのことで、1月25日(土)午後8:00から再放送されます!
番組に携わらせていただいた身としては、多くの皆様に興味を持っていただき、何度も再放送していただけるとのことで、ありがたい限りです。
お時間がありましたら、是非ご覧ください。

私のスーツ姿がパツパツに見えるのは、「むくみ」ではなく、肥満のせいです(笑)

https://www4.nhk.or.jp/kenko-choice/x/2020-01-25/31/18575/1722236/

文責:佐々木 陽典

大学院生の鈴木健志先生がお世話になった長岡赤十字病院を表敬訪問してきました。昭和6年に開設された歴史のある病院ですが、601床の基幹病院であり、病院機能評価3rdG:Ver.1.1の認定を受けています。人口27万人の長岡市の医療の中心として、90年の歴史を刻んできました。

外観も風格がありますが、内装も余裕のあるスペース利用で、待合室ホールには樹木が植えられて度肝を抜かれました。思わず触って本物だと確かめてしまいました。

地域連携を推進しており、エントランスには近隣の医療基幹の地図と連携医師の名前が、職員医師の案内とともに掲示されていました。

総合診療科には鈴木先生の名前が今も残っていました。副院長の山崎先生は長岡高校の先輩です。本当にお世話になりました。ありがとうございます。

地域連携医療機関の中には、鈴木先生の父上の喜多町診療所がありました。

病院長の川嶋先生、副院長の山崎先生と、情報交換をすることができて、大変有意義な時間でした。衝撃的なのは、新潟県全体で医学部に進学する高校生が80名まで減少しているというお話でした。もうすぐ100周年を迎える東邦大学ですが、次の時代には開業医だけではなく、地域の機関病院で臨床と教育の中心となれる人材を育成することだと、思いを強くしました。

 夕方は長岡一の美味しい寿司屋さんで、鈴木先生と父上を美味しい魚をいただきました。ありがとうございました!

 雪国のはずの長岡は、市街にまったく雪はなく、帰りの新幹線から見える風景も雪景色ではありませんでした。地吹雪の地域で育った私にとっては、穏やかな冬はとてもありがたく思いました。今年は穏やかな年になることを考えながら、新幹線で帰京しました。

            文責 瓜田純久

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JUGLERとはJapan University General medicine Leadership and Education Roundtable日本大学総合診療リーダーシップ・教育円卓会議の略称のことです。2018年10月に「学会・専門医制度等の既存の枠に囚われず、自分たちの理想の病院総合医」の姿を明確にして、大学病院総合診療科の必要性を発信する」ことを目的に結成された大学病院総合診療科の若手リーダー達の集まりです。

メンバーは発起人の佐賀大学の多胡講師、獨協医科大学志水教授、順天堂大学高橋先生、千葉大学鋪野先生、島根大学和足先生、私(佐々木)からなり、5月の第10回日本プライマリ・ケア連合学会、9月の第19回日本病院総合診療医学会で病院総合医のコア・モジュールを提唱してきました。

今回は相互理解と交流を深める為の昨年10月佐賀大学訪問に引き続いて2月5日(水)-6日(木)にJUGLERのメンバーが揃って東邦大学を訪問してくれることになりました!

そこで、下記の通り、JUGLERメンバー総出演の講演会を開催させていただきます!

先日の私の記事でもご紹介した通り、どの先生も病院総合診療の若手リーダーであるとともに、プレゼンテーション・レクチャーの名手でもあります。

https://www.lab.toho-u.ac.jp/med/omori/soshin/int/news/News20191107.html

学生も含めて若手大歓迎ですので、是非ともご参加ください!

文責:佐々木 陽典

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1月10日(金)に東邦大学大森病院臨床講堂でTokyo GIM conference 86が開催されました。

(代表世話人の原田先生(奥)と3例目をご発表くださった宮司先生(手前))

トップバッターは大森赤十字病院の福井先生と赤石先生(指導医)に大変貴重な症例を発表していただきました。

赤石先生とは初期研修医時代に同じチームのメンバーとして救命センター研修で苦楽を共にした仲です。その後はずっとお会いしておらず、実に15年ぶりの再会でした。赤石先生が留学されていたハワイ大学での共通の知人について盛り上がり、世間は狭いなと感じました(笑)。

 福井先生、赤石先生には8番染色体トリソミーを伴う骨髄異形成症候群に合併したベーチェット病様病態の症例をご提示いただきました。JR東京総合病院陶山先生、川崎幸病院宮司先生からの鋭いコメントも含めて、とても勉強になりました。当院医学生の的確なコメントとそれに対する赤石先生の教育的なコメントもさすがでした!

(学生に暖かい視線を向ける赤石先生(左)と症例提示してくださった福井先生(右))

 2例目は私から以前にBMJ case reportsに掲載された食思不振・活気不良で受診した下垂体卒中の症例を提示させていただきました

(無料閲覧サイト:https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC4401949/)。

獨協医科大学朝日先生をはじめ、多くの先生方が早々に診断にたどり着き、的確なコメントをしてくださいました。代表世話人の原田先生が、最近この症例報告を熟読してくださっていたことが判明し、著者冥利に尽きる喜びを感じさせていただきました。

(ふざけたスライドとふざけた姿勢で笑っておりますが、こうみえても真剣に症例提示している私です。)

 3例目は川崎幸病院の蕗田先生、宮司先生に非典型的な症状で受診した外国人の大動脈解離の症例を提示していただき、大動脈解離の診断のための単純CTについて詳細に解説していただき、ゲスト・コメンテーターとして同院圷先生にも大変勉強になるコメントをいただきました。
 この症例を聞いていて、沖縄での研修時代に、伝説的な指導医に「(例えばグラム染色のように)一つの技能に熟達するということは、その手技の限界・欠点をよく知っていることである。」と指導されたことを思い出しました。日頃、病歴と診察を重視して駆使しているからこそ、「日本語が母国語でない」「認知症・寝たきり、小児」「目撃者のいない意識障害」等の状況では必ずしも病歴聴取があまり参考にならず、「重要な病歴が聴取できていない可能性を念頭において、画像診断や血液検査等の閾値を下げなければならない」ということを総合診療医は認識しており、特に検査所見に重きをおいて診療に当たります。逆に考えると、日頃、病歴や診察を軽視している医師にとってはこれらの患者の検査所見がいかに重要な意味を持つのか認識できず、結果的に診断の遅れにつながるのではないかと感じました。

 宮司先生からは非常に明快にまとめられたハンドアウトまでいただき、とても勉強になりました!

今回のTGIMでは当院の学生さんが多数参加してくれ、さらにこちらが唸るような鋭いコメントをして場を盛り上げてくれたことが本当に嬉しかったです。

超多忙にもかかわらず、遅くまでご参加くださり、写真を撮ってくださった瓜田院長にも感謝しております(左端前)。

おかげさまで大変多くの皆様にご参加いただきました!

ご発表いただいた先生方、世話人の皆様、素晴らしいコメントを下さった皆様、そして遅くまでご参加くださった皆様に感謝申し上げます。

文責:佐々木 陽典

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新年早々、1月8日(水)1次限の講義で、大学院生の小松史哉先生が「甲状腺とフラクタル次元」について講義しました。

 医学教養はコアカリキュラムに含まれないが、医学生にとって極めて重要な学術的知識を伝えるために設けられた選択講義です。1−3年生を対象としていますが、参加してくれたのは、2年生でした。

はじめに甲状腺についての基礎知識から始まりました。

そして病理所見と甲状腺超音波画像の対比です。濾胞という倉庫をたくさん持つ甲状腺は、独特な画像を呈するように思いますが、意外に肝臓や脾臓と似ており、超音波画像から濾胞を連想することはとてもできません。

甲状腺の次はいよいよ複雑系科学の話になります。総合診療科の数理解析のリーダーである小松先生は、とても解りやすく話してくれました。

最後は、超音波がなぜ写るか?どんな大きさまで写るか?生体での音速は?
など高校生の講義のような話を交えて、超音波の面白さにお話しは及びました。

講義を終えて、ほっとした小松先生。いい笑顔です。Good job!!

 医学教養の講義は総合診療科として力を入れている分野の一つです。他大学では絶対に聴けない講義であることは間違いありません。来年は春学期の開講となります。小松先生、次回もよろしくお願いします。

    文責 瓜田純久

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1/10(金)にTokyo GIM conference 86が東邦大学医療センター大森病院で開催されます!

Tokyo GIM conferenceは関東を中心に全国の新進気鋭の総合内科医が集い、興味深い症例に関して熱い議論を交わす症例検討会です。

Tokyo GIM conference 60が当院で開催されて以来、2回目の当院での開催の機会を得ました!

原田先生の御尽力で近隣でいつもお世話になっている大森赤十字病院、川崎幸病院に貴重な症例をご提示いただけるとのことで、ホスト病院として私も1症例を提示させていただきます。

ぜひご興味のある方はご参加ください。

学生さんも大歓迎です!

文責:佐々木 陽典

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11/4(土)に毎年恒例となっている東邦ジェネラリストセミナー2019を開催致しました。

このセミナーは、総合診療医として様々な場所で活躍している東邦大学OBが東邦大学の医学生に総合診療の魅力を伝えるために開催されているもので、今年も筑波大学地域総合診療科の稲葉先生のリーダーシップのもと、多くの学生スタッフの協力を得て、過去最高の19名の学生さんにご参加いただきました!!

OB講師として稲葉先生、私、水谷先生(さんむ医療センター総合診療科・産婦人科)、大塚先生(明戸大塚医院院長/筑波大学総合診療グループ)、吉沢先生(亀ファミリークリニック館山)、佐藤先生(東邦大学大森病院総合診療・感染症科)に加えて、東邦大学医療センター大森病院初期研修医の繁田先生にも参加していただきました。

繁田先生は東邦ジェネラリストセミナー創設時の学生スタッフを務めてくれており、来年度からは東邦大学医療センター大森病院総合診療・急病センターに加わってくれることなりました!

今年のセミナーは稲葉先生の明快なオープニングリマークスで始まり、キャリアカフェでは1グループ30分かけて3つのグループを回って、それぞれのグループでじっくりとお話ができました。

「どんな病院で初期研修するのがいいでしょうか?」という質問が多く、高学年の学生さんはもちろん、3-4年生も初期研修をどんな病院で行うべきか等、切実な悩みを持っていることがわかり、「最近の学生さんはえらいな!」とOB達は感心しきりでした。COPD治療のABCや鑑別診断のVINDICATE-Pについてお話されている学生さんもいて、最近の学生さんの優秀さにも驚きました。

やはり家庭医や訪問診療がどういうものか知りたいと感じている学生さんは多いようで、キャリアカフェで話を聞くだけでなく、診療所への見学や海外留学等を含めて、学生さんが大学という狭い世界を飛び出して新しい世界をみるお手伝いができればいいなと感じました。

キャリアカフェの様子

真剣な眼差しで水谷先生(中央)を見つめる学生さん達

キャリアカフェの最後には、青森での開業医を経て大学教授となった異色のキャリアの持ち主である東邦大学医療センター大森病院院長で当科の教授である瓜田先生にご講演をいただきました。

青森の地方都市で開業していた時の経験、30年近く前にいち早く青森で電子カルテを導入しようとしていたことや「紙とペンでできる研究はないか」という発想に基づいて開業医時代に行っていた研究のお話を伺い、そして、医療・医学における還元論的発想の限界、専門領域はどれくらい細分化されることがいいのかに関する数理モデルを用いた分析についてお話してくれました。他では決して聞くことのできない興味深い講演でした。

学生さん達にとって、刺激的であったことはもちろんですが、参加した他のOBの先生方にとっても印象的だったようで、吉澤先生は「今までに聞いたことがない話だった!瓜田先生のお話が聞けてよかった!」との感想をいただきました。

最後のレクチャーでは私が診断推論・診断エラーで二重過程仮説やバイアスについて解説し、繁田先生が実際に自分自身が経験した症例をもとにバイアスをいかに認識して自己省察・メタ認知を実践するか、鮮やかに披露してくれました。

集合写真

皆さんの今後の大活躍を確信しました!

懇親会には、昨年まで東邦大学医療センターで初期研修され、現在は亀田ファミリークリニックでご活躍の塚原先生も千葉からかけてつけてくださり、多くの学生さんも参加して蒲田の名店「歓迎」の餃子とビールを堪能しました!

水谷先生(左端)、吉澤先生(左中央)、佐々木(右中央)、塚原先生(右端)と2次会で

塚原先生は超多忙にもかかわらず千葉から駆けつけてくれました!

文責:佐々木 陽典

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