東邦大学医療センター大森病院

NEWS

2021年

鈴木先生は川崎幸病院腎臓内科、長岡日赤病院腎臓内科で研鑽を積み、腎臓専門医を取得。さらに研鑽を積み、今回日本透析医学会が実施した透析専門医試験に合格しました。

日本透析医学会のホームページによると、透析専門医のスキルは以下にまとめられています。 1. すべての腎代替療法の情報を提供できる。2. 高い水準の透析療法を実施できる。3. すべての血液浄化療法を実施できる。4. 透析患者さんの社会復帰を支援できる。5. 透析患者さんに対して倫理的な配慮ができる。6. 災害時に地域の透析医療を調整・遂行できる。

現在6227名の専門医がいますが、新潟県には77名と地域医療には貴重な存在です。東邦大学は今年の入試から新潟枠が設定されました。学生教育にもぜひお力を貸してください。また、研究もしましょう!

                             文責 瓜田純久

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本日、感染症専門医試験の合格通知が届きました!

これで念願の「総合内科専門医+腎臓専門医+感染症専門医」のトリプル・ボードを達成致しました!

私はこれまでもこれからも総合診療医として大学で仕事をし続けたいと考えておりますが、非専門医の私が、専門医資格をいただけることには意義があると考えております。

教授に「ヨーテンは2つも3つも専門医を取れ!」と言われてから、非専門医として2つ以上の専門領域の専門医資格を取得することは私の念願の一つでした。

その1番の動機は、教授が常々言っているように

「好きなことを一生懸命勉強して、その領域に責任を持てるようになるために、専門医資格は入り口にはなるが、専門医資格という紙切れそのものには大して意味はない。」

ということを、若い医師や学生さんに、身を持って伝えたかったということだろうと思います。

腎臓専門医を取得してから、その思いはより強くなっています。

専門医資格をとってからも研鑽を続けなければ本当の専門医であり続けることはできません。学会に参加したり、セルフトレーニング問題を解いたりするたびに、そして何より腎臓学会で発表するネタがない自分を見るにつけ、本当の専門医との距離を痛感し、その度に自分を戒めています。

今回、感染症専門医を取得しようと思ったきっかけの一つは、総合診療科には感染症指導医・専門医が豊富にいてくれて、聞けばすぐに最善の答えを教えてくれるので、甘えてしまっている自分に気づいたことでした。

「彼らと肩を並べたい。対等に議論がしたい。」と思って受験しました。

しかし、試験に合格してみて感じることは、むしろ

「資格をとっても、日々、難しい感染症の診療に当たっている本当の専門医には敵わない…」

ということです。

こうして「腎臓病と感染症がちょっとだけ得意な総合診療医」として、専門医試験を受けて資格をいただけたことで、

・専門医資格は資格を取ってからが本当の専門医キャリアのスタート(資格は入門許可書)

  →自分は資格を持っていても所詮は素人…と気づけた

・専門医試験勉強や更新の為の勉強はとてもいい学修手段である

 -その領域の知識の最低限のアップデートができる

 -その領域の最近の話題を知ることができる

 -期限や問題集があり、勉強のペースメーカーとなってくれる

・専門医の視点を理解することで非専門医として専門医への相談の質が上がり、非専門医としての価値が高まる(共通言語を理解することで疎通性が高くなり、心配事を理解してもらいやすい)

といった利点に気づくことができました。

家族を養ってゆく為にお金を稼いだり、医師としてのキャリアを順当に踏んで資格を取ることも大事なことです。

しかし、若い医師や医学生さんには

「せっかく医者にしてもらったのだから、資格とかお金とか、目先のことにばかり汲々として無難に生きるのではなく、自分が楽しみながら多くの人の役に立っていけるように、自信と勇気を持って、やりたいことをやって欲しい。」

と背中を押したいと思います。専門医試験に落ちたって死にはしないのですから。

資格0でも素晴らしい医師はたくさんいます。

資格なんてどうでもいいのですが、一方で自分を高め、戒める為のツールにもなりますので、新専門医制度の前の先生方は複数領域の専門医試験に挑戦してみるのもいいかもしれません。

前田先生、宮崎先生を初めご指導いただいた先生方、応援してくださった皆様、家族に感謝致します。

文責:佐々木 陽典

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病院広報The Expert令和3年11月号(No .145)に下記の記事を掲載していただきました。今回で2回目の掲載となり、今回は新型コロナウイルス感染症への対応と病院総合診療専門医制度について紹介させていただきました。

https://www.omori.med.toho-u.ac.jp/iryo_kankei/koho/od6k060000008ozf-att/Expert145-2.pdf

緊張で汗をダラダラかきながらの写真撮影でしたが、思った以上に顔写真の写りがよくて安心いたしました^^;

病院総合診療医による新型コロナウイルス感染症と専門領域の谷間への対応

2006年に東邦大学医学部を卒業して大森病院で臨床研修の後、臓器の枠に囚われずに患者さんの役に立てる医者を志し、聖地として憧れていた沖縄県(本島・石垣島)で5年半に渡って研鑽を積みました。専門医療機関であると同時に、多くの医療人が初めて患者さんに触れ合う教育機関でもある大学病院でこそ総合診療医の活躍が必要だと考え、2014年から当院総合診療・急病センターで臨床・教育・研究に励んでおります。

  1. 新型コロナウイルス感染症と総合診療

 前回2018年に原稿を執筆させていただいて以降の最大の変化は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の襲来です。当院では総合診療・急病センターが呼吸器内科、救命救急センターとともにCOVID-19対応の中心的役割を担ってまいりました。総合診療医は「医師の海兵隊」「病院のインフラ」に例えられることがありますが、その例えが示すように、総合診療科はCOVID-19の診断・初期治療・病棟運営に関与し、COVID-19とそれ以外の疾患の狭間に身を置いてきました。COVID-19を意識しすぎるあまりに他の緊急疾患が見逃される状況を、私達はCOVID blindness(盲目)と呼んでおり、これをいかに予防するか、総合診療の重要な「診断エラー」研究として取り組んでおります。

  1. 病院総合診療医と診断のつかない愁訴への対応

高度に専門化された医療の恩恵は計り知れません。一方で、専門領域の谷間で苦しんでいる患者さんも多く、過度の専門化への反省から2018年には総合診療専門医が新設されました。しかし、病院を活躍の場とする総合診療医のキャリアは不透明でした。そこで、私自身も研修プログラムワーキング委員の一員として関わらせていただき、2021年度に病院総合診療専門医制度の設立に至りました。この制度では、病院管理を病院総合診療専門医に求められる特徴的な能力の一つに位置付けており、COVID-19対応での病院総合診療医の活躍も、その証左ではないかと感じております。

私自身も研鑽を続け、専門領域の谷間で苦しむ方々に寄り添える「やさしい医療」を実践し、後輩に病院総合診療の魅力を伝えてゆきたいと思っております。発熱、倦怠感、むくみ、腓返り、痛み、口渇といった原因不明の症状でお困りの際には、病名や診療科にこだわることなく、ぜひ総合診療科にご相談いただければ幸いです。

テキスト

自動的に生成された説明

文責:佐々木 陽典

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竹内先生は奥様が循環器内科医、その姉上夫婦もともに循環器内科医、そして義父が元循環器内科教授であり、何としても循環器領域での研究をしなくてはならない辛い立場でした。

循環器内科の池田教授が座長の労をとってくださいました。演題は「心臓長超音波画像のフラクタル解析による定量的数理解析」でした。

同僚の小松先生が甲状腺超音波解析で使用した解析方法です。超音波画像は肝臓に代表されるように、1枚の静止画像の内部エコーパターン解析から肝臓のダメージを推定する研究が盛んに行われてきました。一方、心エコーは動きを実際に見ることができるため、静止画像の解析がほとんど行われてきませんでした。しかし、虚血性病巣では病理学的に大きな変化が見られており、これは超音波画像への変化として描出されているに違いありません。

 竹内先生は多数例の解析から、虚血性心疾患において、フラクタル次元が上昇することを明らかにしてくれました。

今後はさらに多くの疾患で解析を進めてくれることと思います。ご指導いただいた小松先生、ありがとうございました。

 竹内先生、お疲れ様でした。論文にまとめましょう!

            文責 瓜田純久

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東邦大学医療センター大橋病院外科主任教授斉田芳久先生からお話をいただき、看護師さん向けの雑誌「消化器ナーシング」に当科医局員の先生方が執筆してくれた記事が掲載されました。カラフルで明快な紙面に仕上げていただき、綺麗な仕上がりに感激しています。

総合診療科の特色を活かして、症候からのアプローチとして、小松史哉先生には「腹痛」、斎藤隆弘先生には「嘔気・嘔吐」、西江龍太郎先生には「血便・下血」についてそれぞれ解説してもらいました。

機会がありましたら是非ご一読ください。

https://store.medica.co.jp/item/130112111?type=single

こちらの購入サイトで一部立ち読みができるようです。

小松先生、斎藤先生、西江先生、臨床業務で多忙な中、わかりやすい記事の執筆、お疲れ様でした。貴重な機会をいただいた東邦大学医療センター大橋病院外科主任教授斉田芳久先生、西尾様はじめメディカ出版消化器ナーシング編集室の皆様に感謝申し上げます。

机の上に置いている様々な書類

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文責:佐々木 陽典

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 学会誌の巻頭言を読んでくださる先生はそれほど多くないと思います。日本病院総合診療医学会雑誌 第17巻 第5号 2021年9月で巻頭言執筆の機会をいただき、通常の論文では書けないことを書いてしまいました。本音を言う機会は年齢を重ねるほどに少なくなり、本人も自己抑制的になります。青森の銘酒「八仙」を飲みながらの原稿です。何卒ご容赦ください。

               文責 瓜田純久

総合診療は医学のリべラルアーツ!

                    東邦大学 総合診療・救急医学講座 瓜田 純久

 会員の先生方が最前線で戦った新型コロナウイルス感染症ですが,日常生活や通常診療が大きく制限される状況が続いています。元来,医療人には道徳的信念や期待に反するような行為を強いられる状況への対応,診療の不確実性や告知など,医療者固有の葛藤や苦悩があり,これらがコロナ禍において増大し,修復困難な局面に何度も遭遇されたことと思います。多くの不条理を解決するため,当たり前と思っていることを改めて根底から問い直した方も多いことと思います。10 世紀後半のサレノス医学校を源流とする医学教育は,神学・法学・哲学に牽引されるようにボローニャ大学,パリ大学などへと広がりました。聴講のために学生が集まり誕生した大学ですが, 15 世紀の活版印刷の発明により本から学ぶことが可能となり,さらに産業革命の果実を得るため に技術者育成が急がれ,大学は衰退していった歴史があります。19 世紀,フンボルト大学が「人格陶冶」を掲げ,教育と研究を一体化させたゼミナール方式を取り入れ,大学が見直されます。医学 においても産業革命の原動力となったニュートン力学により,機械論的生理学が誕生し,経験的医療から科学的医学へと大きく転換します。フンボルト大学では人格陶冶の下,全人格教育を行うはずでしたが,視野の狭い専門研究者が多数誕生してしまいます。日本では産業革命の果実は軍需産業として速やかに受け入れられ,「明日役立つ学問」が推奨され,現在の産学連携,イノべーションに繋がります。国立大学では教養学部が廃止され,明確な理系優先路線が敷かれます。高度経済成 長を背景に,総合的知識を学ぶ姿勢を蔑視する風潮が広がり,科学者と教養文化との隔たりが大きくなりました。その姿勢が野放図に拡大した科学を生み出し,環境問題,遺伝子操作,核開発,石 油ショックなど,人類全体の危機に繋がったと痛烈に批判する哲学者もいます。多くの領域を学ぶことが理想とされたルネサンス期の全人格教育を見直し,基礎的教養を形づくり,人としての根幹部分をつくるリべラルアーツ教育が1970 年代から見直されています。しかし, 教養や基礎医学が削減されていく医学教育は,「人格陶冶」を目指すリべラルアーツ教育とは明らかに逆行しています。医学部教育では臨床実習優先となり,レジデント教育でも限られた疾患にエネルギーを集中する臓器別専門医教育が中心であり,フンボルト大学方式が色濃く反映されています。 臨床現場では見えない領域への理解が難しくなり,コミュニケーションエラーが生じやすくなって います。医学教育も未だ産業革命の熱狂の中にいるのかもしれません。

 新型コロナウイルス感染診療において遭遇する多くの不条理な場面においても,複雑な背景を持つ患者さんへの医療を着実に実践する総合診療医は,リべラルアーツを担うことができる数少ない医療人であると,改めて痛感しています。幅広い領域からの投稿をお待ちしています。

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若手部会執行部のメンバーから、副代表退任を記念して素敵なプレゼントと心温まる色紙をいただきました!

私自身がメンバーの皆さんに与えてもらうことばかりだったのに、こんなことまでしていただき、とても感動しています!素晴らしい仲間に恵まれて仕事をする貴重な機会をいただけたことに改めて感謝しています。

今後も若手部会を応援する立場として、ひきつづき一緒に頑張って行きたいとの思いを強くしました。

カウンターの上にある数種類のポスター

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文責:佐々木 陽典

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東京山手メディカルセンターで活躍しているレジデントの竹下智史先生が10月2日(土)医局で研修報告を行いました。

 糖尿病をサブスペシャリティーとする総合診療医を目指している竹下先生は、内科専攻プログラムで、大森赤十字病院の糖尿病内科でトレーニングをはじめました。師匠の北里先生は、合併症の多い糖尿病患者さんを診るためには、内科医としてのトレーニングが最優先と話しておられ、竹下先生も多くの患者さんの診療をさせていただきました。

その後、北里先生の勧めで東京山手メディカルセンター糖尿病内科へ移動し、さらに内分泌疾患などへの理解を深めて行きました。新型コロナ感染症が拡大する中で、感染症診療に多くのエフォートが求められましたが、指導医の先生方のご配慮で、専門分野の研修も着実に進めていただきました。誠にありがとうございます。

 竹下先生は1年後に大学に戻る予定です。大きくなって戻ってきてくれることを期待しています。東京山手メディカルセンターのスタッフの方々に、この場を借りてお礼申し上げます。

                  文責 瓜田純久

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本学の医学部ニュース165号に科学研究補助金(通称科研費)採択に関する記事を掲載させていただきました。憧れつつも自分とは縁遠いと考えていた科研費の採択者一覧の最後に自分の名前を見つけた時の喜びは今でも忘れられません。

ご一読いただけると幸いです。

URL: https://www.toho-u.ac.jp/med/mednews/index.html

研究課題「前立腺癌バイオマーカーとしての呼気中アルデヒド類の有用性の検討」は、将来、採血をせずに吐き出した息を調べることで前立腺癌検診ができないかという夢のある研究であり、現在、おかげさまで順調に進行しております。

励ましてくださり、ご援助いただいた皆様に感謝申し上げます。

また、励まして続けてくださり、掲載の機会も与えてくださった狩野先生にも感謝申し上げます。

こちらにも転載させていただきます。

科学研究費補助金採択を受けて

総合診療・救急医学講座(大森)

佐々木 陽典

お金をかけずにできる研究として診療記録を用いた疫学研究に勤しんできた私にとって、科学研究費補助金(科研費)の獲得は夢であると同時に、自分には縁遠いものだと思っておりました。それだけに、三度目の正直で、採択者一覧の最後に私の名前を見つけた時の喜びは今でも忘れられません。

採択に至ったのはURAの武藤先生の指導のおかげと感謝しております。述べ3時間以上にわたる対面指導に加えて、数十回メールをやり取りして、親身にご指導いただきました。「この文章は何を言っているのか理解できない。」と厳しいご指摘をいただき、自らの未熟さを痛感させられる一方で、研究の意義をご理解いただき、「どの細目で申請するのがよいか」まで一緒に考えていただいたことで「どうせ無理だ」と諦めてしまいそうな科研費申請を「実現可能な目標」として捉え続けられたように思います。

採択によって研究が前進し、頻繁に実験室に出入りするようになったことで、研究の楽しさを実感できるようになり、また、これまで縁のなかった方々と繋がりが持てるようになりました。統計ソフトとにらめっこするだけだった私の前に広がった新しい世界にワクワクしながら日々を過ごしております。

若手の先生方は是非URAを活用して物怖じせずに挑んでいただければと思います。ご指導に加え、励まし続けて下さった武藤先生、瓜田教授、狩野教授をはじめご支援いただいた皆様に感謝申し上げます。

文責:佐々木 陽典

白黒の写真に文字の書かれた紙

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9月8日に選択講義「臨床医学に役立つ複雑系科学入門」最終回を終えました。最後の講義に参加してくれた27名の学生の皆さん。ありがとうございました!

 東邦大学でなければ聴けない講義を実施したいと、青森から大学に帰ってきた2005年から、ずっと考えていました。しかし、古典的な系統講義は臓器別の設定になっており、一方教養講義は大きく縮小されていました。2019年に医学部1−3年生を対象とする選択講義枠の担当が埋まらないと教授会でアナウンスがあり、憤然として手あげしました。

 今年は15コマの予定でした。当初40名の学生さんが選択してくれました。

第1回はなぜ複雑系科学が臨床に必要なのかを考えて見ました。

第2回はネットワーク論です。スモールワールドネットワークの意義について、みんなで考え、実際の治療への応用例を見ていただきました。

第3回はグラフ理論です。頂点次数によって、ネットワークに入れない頂点があること、一筆書きできるオイラー回路は密な連携をもつクラスター。ネットワークの脆弱性はベッチ数、最短距離と最適ルートは必ずしも一致しないことを確認しました。

第4回はグラフ理論の応用です。ニューロンネットワークの特性について考え、

リンパ節郭清しても再発する理由をグラフ理論から説明して見ました。

第5回はネットワークを流れる血流と血管分岐形態について考えて見ました。Hagen-Poiseuilleの法則から、なぜ心筋梗塞が多いのか、ネットワークを流れる最大流量についても考えてみました。

第6回はゲーム理論です。感染症拡大への対策、集団が安定する相互作用、少数派にも役割があること、生体には周期的変化が多いことを確認しました。また、集団を変えるには5%の人間が変わればよいことも計算してみました。

第7回はロジスティック写像です。漸化式で次の状態を予測し、フーリエの定理、オイラーの公式を用いて周期的変化を示す疾患の症候を指数関数で表現できることを示しました。その固有値によって全ての疾患の重症度を比較してみました。

第8回はフラクタル解析です。複雑系科学で医学博士を取得した助教の小松先生が担当してくれました。

第9回はカオス、局所安定性の時間です。ロジスティック写像を3時関数へ発展させて考え、密度効果を考えてみました。初期濃度の違いは指数関数的に増幅されますが,非線形効果が現れてくるとアトラクターに収束する場合、不規則な時間変化を示すカオスになる場合があることを確認しました。

第10回はセルオートマトンです。初期値から将来を予想する微分方程式が求められない変換では、セルオートマトンを用いると将来をシミュレーションできることを示しました。そして、逆流性食道炎、網膜剥離、MRSA感染拡大などについて、モデルを動かしてみました。

第11回は拡散律速凝集モデルです。拡散速度が個体や病変の形を決定する。ランダムウオークが再現性のある複雑な形態を作る。単純な局所作用だけで形態は決定していることなど、確かめてみました。シマウマの縞模様のできる機序、ポリープの形態を決定する一因となることを示しました。

第12回は自己組織化です。臓器形成における細胞の量的効果、誘導物質アクチビン濃度による誘導臓器の変化、細胞間相互作用について学習しました。経過観察で治る場合と後遺症が残る場合について、アトラクターの概念を用いて考えて見ました。

第13回はイオン化傾向です。イオンチャネルの大きさと分子の大きさのギャップが生じる理由を考え、イオンが周囲の水運動エネルギーに及ぼす影響から、電解質異常で見られる症状を考えてみました。

第14回は第117回日本内科学会総会「医学生・研修医による日本内科学会ことはじめ」において、優秀演題賞を受賞した医学部6年生の林優作君が「セルオートマトンを用いた数理解析による院内感染伝搬様式の検討」について、講義してくれました。当初はMRSA感染伝搬様式を解析するモデルでしたが、今回はCOVID-19感染モデルも作成しました。また、大きく制限された環境での臨床実習においても、思考回路を柔軟に作動させると、通常の実習以上に得るものがあることを結論に入れてくれました。

第15回は複雑系科学と倫理についてお話しました。高等教育の大衆化と高度化の矛盾、非線形な反応の多い生体では固有解ではなく、周期解が多いことから、リベラルアーツ教育の重要性が高いことを強調しました。医学教育も専門学校化しており、教育産業の産生物としての医師を量産している現状を考えてみました。

日本では産業革命の果実は軍需産業として速やかに受け入れられ、「明日役立つ学問」が推奨され、国立大学では教養学部が廃止され、現在の産学連携、イノベーションに繋がります。元来,医療人には道徳的信念や期待に反するような行為を強いられる状況への対応,診療の不確実性や告知など、医療者固有の葛藤や苦悩があり,これらがコロナ禍において増大し,修復困難な局面に何度も遭遇することが少なくありません。医療はケア労働、感情労働とも言われ、機械化できない労働集約型産業に分類されていました。対象を増やして生産性向上できず、また対象者が効率化を希望していないからです。生産性を高めるために無理な効率化が断行されると、医療者のmoral injuryは増悪してしまいます。医療の問題点を学生さんと共有させていただき、有意義な時間を過ごすことができました。

 誠にありがとうございました。

 参加してくれた学生さん、今度は臨床実習で待ってます。ともに最適解を探しましょう!

                文責 瓜田純久

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2021年9月21日(祝)に第75回日本食道学会学術集会 ランチョンセミナーで講演させていただきました。司会を担当していただいたのは、尊敬する川崎医科大学の春間教授でした。開始まで、コロナ感染や研究、そして同じフィールドの人事など情報交換をさせていただき、貴重な時間となりました。

本学会は日本医科大学消化器内科 岩切勝彦教授が会長を務め、緊急事態宣言下でハイブリッド開催となりました。

 飽食の時代となってまだ70年程度の日本ですが、「食べられるのに食べない」食生活の偏りが広がっています。脱成長が難しいように、食習慣を変えるにはとても苦労します。病態を資本論に習いまとめて見ました。

 紀元前5千年の地球の人口は500万人、一人当たりの国民総生産は1990年ドル価格に換算すると400-500ドルでした。関ヶ原合戦のあった1600年の人口は5億人と100倍になっていますが、一人当たりの国民総生産はやはり400-500ドルであったとされます。産業革命を経て2000年には6,000ドルと急上昇しています。第二次世界大戦後の高度経済成長を経て、日本では飢えない時代にようやく到達します。しかし、食生活は大きく変わって行きました。「食べなければ出ない」「食べられるありがたさ」によって、脱成長と脱便秘を目指す内容になりました。

祝日に参加いただいた会員の先生方、ありがとうございました。

                                                                             文責 瓜田純久

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9/18-19に第23回日本病院総合診療学会がWeb開催されました。

初日9/18の9:00-10:00まで私は特別企画2 「症例検討から学ぶ診断推論戦略 by JUGLER (Vol.2)」にディスカッサントとして参加させていただきました。1例目は埼玉医科大学総合診療内科の熊川友子先生のご指導のもと、水戸協同病院総合診療科の青山彩香先生が、不明熱として受診したサルコイドーシスの症例について大変詳細にプレゼンテーションしてくださいました。臀部痛という愁訴を病変を示唆する局所症状と捉えるのか非特異的全身症状として捉えるべきか、Review of systemsの陽性所見をどのように有意と判断するのか等、とても勉強になる症例でした。

2例目は東京ベイ・浦安市川医療センター総合内科の松尾裕一郎先生のご指導のもと同院の増田洋平先生が乳癌術後フォローアップ中の患者に生じた転倒後発祥の進行性の高次機能障害・意識障害・嘔吐の症例を提示してくださいました。嘔吐という症状やバイタルサインから第4脳室周囲病変の存在や頭蓋内圧上昇を見抜く志水先生の鋭い診断に感嘆いたしました。「癌の既往のある患者では、常に癌に関連した病態を念頭におくべし!」という、大変シンプルかつ重要なメッセージのある素晴らしい症例提示でした。毎度のことながら志水太郎先生の系統的で鋭い思考プロセスの明快な解説と鑑別診断の広さ、鋪野先生の的確なまとめに感嘆しながら、楽しく過ごしました。

男性の写真のコラージュ

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ダイアグラム

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同じ頃、研修医の阿部雄一先生は学会デビューながら見事に「亜急性の痺れ・脱力を主訴に来院した高齢発症の関節リウマチの一例」を発表してくれました。見守っていた西江先生も見事な出来栄えに満足したのではないかと思います。

テーブル

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瓜田教授はランチョンセミナー1「便秘診療-病態評価から治療まで-」の座長を務められ、プライマリケア医の立場から病態の理解をどのように治療に繋げるのか等について演者の木下芳一先生にご質問され、聴衆の理解をより深めてくださいました。最後にコメントされた「健常人の直腸にはガスは貯まらない。」というのは私自身にとってもシンプルかつ重要な学びとなりました。

スーツを着ている男はスマイルしている

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午後は私自身も副代表を務めさせていただいている若手部会執行部の近藤猛先生(代表)、副代表山下先生(副代表)、宮上先生(診断エラー部門リーダー)と特別企画3 「Beginnerのための学会発表から症例報告執筆につなげるTips」というテーマで学会発表を症例報告にするまでのポイントや経験について発表致しました。気の合う仲間と大好きな症例報告について話すということで、打ち合わせの段階から盛り上がりまくり、本番では、HITO病院五十野先生からの「症例報告にしてみたら?という背中を押してくれる指導医が重要」といった素晴らしいチャットコメント等もいただき、とても熱い議論ができました。私は「残念ながら患者さんが亡くなってしまった症例について、お宅に伺って、ご焼香させていただき、ご遺族から同意書に署名をいただいて、思い出話を伺って帰ってきた」というエピソードも紹介させていただきました。症例報告執筆を志す若手医師に私たちの症例報告にかける情熱が少しでも伝われば幸いです。

グラフィカル ユーザー インターフェイス, Web サイト

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グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, アプリケーション

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その後はシンポジウム3 「総合診療医のための研究メンタリング・コーチングスキル by JUGLER」にシンポジストとして参加させていただきました。私は後輩の指導については力不足で失敗ばかりなので、このセッションでの鋪野先生によるメンタリング・コーチングに関する解説や他の先生方の指導のコツ等、聞いていて、とても勉強になりました。

テキスト, 手紙

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テキスト, 手紙

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2日目となる9/19は宮崎先生が一般演題18「感染症2」 で座長を務められ、聴衆にとっても勉強になる質問やコメントを随所でお話してくださり、とても勉強になりました。

スーツを着ている人はスマイルしている

自動的に生成された説明

私は自分自身の失敗談として一般演題29で「アルコール性肝障害があり診断に難渋した寒冷凝集素症の一例」について発表させていただきました。採血手技や検査過程による溶血をどう考えるかや低補体血症について千葉大学の上原先生からも貴重なご質問いただき、座長の原田先生からもありがたいコメントをいただき、貴重な経験となりました。

テキスト, 手紙

自動的に生成された説明

研修医の伊藤敬先生は私と一緒に経験した症例について自分自身で勉強して「ビタミンD欠乏症による低Ca血症をきたした子宮頸癌患者の一例」を堂々と発表してくれました。私自身もとても勉強になった症例でした。伊藤先生、学会デビューおめでとう!

座長をお務めいただいた新村先生の「栄養障害はちゃんと気づいて治療すれば治る病態である。」という締めのコメントが印象的でした。

テキスト, ホワイトボード

自動的に生成された説明
メガネをかけた男性

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今年度、沖縄から入局してくれた西江先生は一流のClinician educatorらしい視点とわかりやすいプレゼンで一般演題23で「非特異的な初期症状を呈し、意識障害をきたしてから診断に至ったListeria monocytogenes髄膜炎の一例」を発表してくれました。

グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト, Web サイト

自動的に生成された説明

私も40歳を過ぎ、今回の学会を最後に日本病院診療学会の若手部会執行部を引退することになります。副代表の立場にありながら、体調不良で十分に貢献できなかったにもかかわらず、次期代表の山下先生には「先生は『いいところ取り』でいいんですよ。」と、現代表の近藤先生からは「無理しないで、いてくれるだけで十分ですよ。」と優しく声をかけていただき、本当にありがたかったです。

医局の先生方にも、私のわがままを許していただき、支えていただき、おかげさまで初期メンバーとして4年間活動してきた若手部会として最後になる学会に元気に参加させていただくことができました。

感謝申し上げます。

瓜田先生、皆の写真をたくさん撮ってくださり、ありがとうございます。

文責:佐々木 陽典

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直前のお知らせとなってしまいますが、9月18-19日に第23回日本病院総合診療学会が開催されます。

http://www.tohoku-kyoritz.jp/hgm23/index.html

今回も残念ながら仙台の現地開催は叶いませんでしたが、Webの利点を活かした素晴らしい学会になると思います。

当科からは

瓜田先生

9/18 12:00-12:50 第1会場

ランチョンセミナー1  座長

便秘診療ー病態評価から治療までー 

宮崎先生

9/19 10:00-11:00 第3会場

一般演題18「感染症2」 座長

佐々木

9/18 9:00-10:20 第2会場

特別企画2 「症例検討から学ぶ診断推論戦略 by JUGLER (Vol.2)」

ディスカッサントとして参加

9/18 14:00-15:30 第2会場

特別企画3 「Beginnerのための”お蔵入り”症例報告を蘇らせるTips」

座長・ディスカッサントとして参加

9/18 15:45-17:15 第1会場

シンポジウム3 「総合診療医のための研究メンタリング・コーチングスキル by JUGLER」

シンポジストとして参加

9/19 15:00-16:00  第4会場

一般演題29 「診断学6」

アルコール性肝障害があり診断に難渋した寒冷凝集素症の一例

筆頭演者

西江先生

9/19 16:00-17:00 第3会場

一般演題23 「神経」

非特異的な初期症状を呈し、意識障害をきたしてから診断に至ったListeria monocytogenes髄膜炎の一例

筆頭演者

阿部先生(初期研修医)

9/18 9:00-10:00 第4会場

一般演題「膠原病1」

亜急性の痺れ・脱力を主訴に来院した高齢発症の関節リウマチの一例

筆頭演者

伊藤先生(初期研修医)

9/19  16:00-17:00 第4会場

一般演題30 「診断学7」

ビタミンD欠乏症による低Ca血症をきたした子宮頸癌患者の一例

筆頭演者

として参加いたします。

阿部先生、伊藤先生は堂々の学会デビューです!!

その他、紹介しきれませんが、若手部会や診断エラーWG等でも魅力的な演題がイベントが目白押しです。

そして土曜日の夜にはMeet the experts(Expertsと直接話せるZoom飲み会)もあります!まだ申し込みを受け付けておりますので、ぜひご参加ください!

https://peatix.com/event/2826732/view?k=fb98a52f3d9cd85ff4e5ea165b8c9b48411d8557

文責 佐々木 陽典

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医学生・研修医・若手医師の皆様へMeet the Expertのご案内です。

第23回日本病院総合診療医学会で行われるサテライト企画の懇親会「Meet the Expert」のご案内をさせていただきます。

毎回恒例となっているこちらの企画では、今回も超豪華ゲストをお呼びしての対談、ブレイクアウトルームでの本音トークの場を用意する予定です。学会自体へ参加していなくてもMeet the Expertのみへの参加も可能です。定員に限りがありますので、参加希望の方はお早めにお申し込みください!また今回は、新たな試みとして皆様からのリアルタイムのコメントが画面上を流れる「ニコニコ動画」風コメントの導入を予定しています。我々としても初めての試みですが、皆様が楽しめるように工夫をこらしていきたいと思っています!参加費は、1000円、500円、無料の3種類を用意させていただきました(どのプランで申し込みいただいても内容は変わりません)。有料の応援プランで頂いたお金は、今後の日本病院総合診療医学会 若手部会による勉強会の講師謝金・会場費などに使用させていただきます。【日時】2021年9月18日(土) 19時-21時
【方法】オンライン(Zoom) 当日URLは別途ご連絡します
【参加費】
がっつり応援プラン(1000円)
ちょっと応援プラン(500円)
無料プラン(0円)
【定員】300名(応募者多数であれば申し込みを締め切らせていただくことがあります)
【お申し込み】https://peatix.com/event/2826732/view?k=fb98a52f3d9cd85ff4e5ea165b8c9b48411d8557

〜今回のゲストは以下の通りです〜
佐々木 秀悟先生(埼玉医科大学 総合診療内科)
 海外でMSc取得したイクボス

鋪野 紀好先生(千葉大学 総合診療科)
医学教育のスーパーヒーロー

志水 太郎先生(獨協医科大学 総合診療科)
 言わずと知れた「愛され指導医」

内藤 俊夫先生(順天堂大学 総合診療科)
ananにも掲載された時代を先行くスーパー教授

仁科 有加先生(順天堂大学 総合診療研究科研究室)
海外を渡り歩くニューキャリア

綿貫 聡先生(東京都立多摩総合医療センター 総合内科)
新進気鋭のミドルマネジャー!理想の上司No.1

和足 孝之先生(島根大学 卒後臨床研修センター)
島根を世界の中心に!総合診療界の風雲児!

タイムライン

自動的に生成された説明

文責:佐々木 陽典

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「がん患者の全身を診られる医師になりたい!」という志で当科で活躍され、現在は腫瘍学の研鑽のために順天堂大学医学部腫瘍内科学研究室でご活躍中の城戸秀倫先生の論文がEJNMMI Researchに掲載されました。

https://rdcu.be/cxg7s

今回の論文は、これまで術前診断が難しかった大腸がんのリンパ節転移をPET-CTを用いた新しい指標を活用することで予測できることを示したものであり、術前の抗がん剤・放射線治療手術範囲に決定にPET-CTを応用した技術が活用できる可能性を感じさせる内容です。

私自身はこのような素晴らしい研究はできませんが、論文執筆の苦労を知る身としては、かつての同僚の努力の結晶が、こうして見事に結実したことは本当に嬉しく、自分のことのように誇らしく思います。

城戸先生、本当にお疲れ様でした!

今後の更なる活躍をお祈りしております。

文責:佐々木 陽典

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「検査」のニューノーマルという面白いテーマを特集した雑誌「総合診療」に、急性間質性腎炎の診断×尿中好酸球について執筆した原稿を掲載させていただきました。

他にも魅力的な内容の記事が多く掲載されておりますので、研修医や若手医師の先生方はぜひ手に取ってみてください。

テキスト

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グラフィカル ユーザー インターフェイス, テキスト

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文責:佐々木 陽典

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JUGLERとして一緒に活動させていただいている千葉大学の鋪野先生から「日本プライマリ・ケア連合学会HPにJUGLERの写真が掲載されていて、いい感じです!」という連絡を受けて、HPを閲覧したところ、表紙となるHPの写真に京都でのJUGLERのセッションの写真を使ってくださっており、私もばっちり写っておりました。

ニュースと呼べるような内容ではありませんが、嬉しかったのでご紹介です。

ふっくらしたお腹まわりはご愛嬌ということで…

人, 屋内, テーブル, 座る が含まれている画像

自動的に生成された説明

http://www.primary-care.or.jp

文責:佐々木 陽典

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東京医科歯科大学の竹村教授が中心となって設立された東京プライマリ・ケア アカデミーに参加する都内6大学の総合診療科が集結し、研修医向けのWebセミナーを開催しました。

目的は東京都の総合診療の必要性、東京都での総合診療の在り方、そして実際の都内大学の総合診療に係る活動の内容などを説明し、研修医などが総合診療医に興味を持ってもらえるように情報を提供することでした。30名以上の研修医、指導医が参加してくれました。

50音順でプレゼンすることになり、トップバッターで東邦大学総合診療科の魅力をお話しました。その一部を紹介させていただきます。

臨床から研究、教育、そして研鑽を積むローテートについて、6分の持ち時間で説明することは大変難しい作業となりました。2回目の計画もあるようです。多くの方々の参加をお待ちしております。

                                      文責 瓜田純久

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9月4日(土)3時限目、M6林優作君が医学教養VI「臨床医学に役立つ複雑系科学入門」で講義をしてくれました。

講義は病院長室から配信しました。病院が休みの土曜日でしたが、Zoomには20名の学生さんが参加してくれました。

PC2台を駆使して、まずは自己紹介から始まり、「卒業論文」について、その面白さと大変さを話してくれました。そして、日本内科学会総会で優秀賞を受賞した研究テーマである「セルオートマトンによる感染症拡大モデル」についてわかりやすく話してくれました。

最後には、学生生活への想いを熱く話してくれました。

今回は身近な先輩の講義であり、チャットではたくさんの質問が寄せられました。

林君、卒業試験中に講義の準備をしていただき、ありがとうございます。また、学生たちの多くの質問にわかりやすく答えてくれて、改めてポテンシャルの高さを感じています。

 大森病院でともに働く日を楽しみにしています。国家試験頑張って!

                        文責 瓜田純久

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Tokyo GIM conferenceは関東を中心に全国の新進気鋭の総合内科医が集い、興味深い症例に関して熱い議論を交わす症例検討会です。

最近YouTubeとZoomを駆使してオンラインで開始されており、そのおかげで遠方の先生方からも貴重なコメントがいただけるようになり、今まで以上に非常に勉強になっております。

普段はYouTubeのコメント欄に適当(すみません)なコメントを打ち込んで楽しんでいたですが、今回はなんと、ゲスト・コメンテーターとしての参加の機会をいただきました!!

コメンテーターはいつもそうそうたるメンバーであり、畏れ多い大役が舞い込んできましたが、せっかくの貴重な機会なので、めいっぱい楽しみたいと思います(子供の寝かしつけにいつも以上に気合が入ります)!

私のコメントは別として、非常に素晴らしい勉強会ですので、是非下記からお申し込みいただき、ご参加ください。

https://ux.nu/0fKr4

【TGIM 98thのお知らせ】

7/9(金) 21:30-23:00にTGIM 98thを開催させていただきます。

症例は 東京都立多摩総合医療センター

鈴木 美音先生・岩浪 悟先生・佐藤 祐 先生

より御提示いただきます。

前回同様,ZoomのYouTube Live配信機能を使っての配信を予定しておりますのでよろしくお願いいたします。

参加にあたっては以下のGoogle formより申込をしていただいたかたに当日のyoutubeのアドレスを配布させていただく形になります。

御手数で恐縮なのですが下記 google formより申し込みいただければ幸いです

https://ux.nu/0fKr4

文責:佐々木 陽典

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急性虫垂炎と右半結腸憩室炎の臨床的鑑別点に関する論文のデータを利用したPost hoc analysisの結果を示した論文が、日本プライマリ・ケア連合学会英語雑誌Journal of General and Family Medicineに電子掲載されました!

https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/jgf2.477

この論文は高齢者と非高齢者の急性虫垂炎の臨床的な違いについて調べた研究です。

すでに調べ尽くされた分野ではありますが、意外に本邦の研究は少なく、今回の研究では、少人数のデータですが、高齢者では

  • 複雑性虫垂炎に至ってしまっていることが多い(以前から指摘されていたことです)。
  • 基礎疾患を有する患者が多い(高齢者なので当然といえば当然ですが)

ことが確認されました。

非高齢者と比較して

  • 受診時に心窩部痛を訴えることが少ない
  • 受診時の血小板数が低い
  • 受診時のCRP値が高い

という特徴が得られました。

CRP値や複雑性虫垂炎は臨床的な実感を裏付ける結果でしたが、心窩部痛の訴えが少ない点は「言われてみれば確かにそうだ!」という感想を持ちました。知っておくと高齢者虫垂炎の診断に役立つかもしれません。

グラフ, 箱ひげ図

自動的に生成された説明

論文の執筆にご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

文責:佐々木 陽典

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6月26日(土)16:00より、総合診療科 入局説明会を開催しました。新型コロナ蔓延防止等重点措置が施行されている現状で、ZOOMによる開催となりました。私は日本病院総合診療医学会あり方委員会に参加し、何とか間に合いました。

最初は佐々木先生から総合診療科についての説明がありました。臨床、研究、教育についても取り組み、今後の展望など、わかりやすく話してくれました。

次に、大船中央病院に出向している繁田先生が、総合診療科を選択した理由について、そして総合診療の面白さなど、熱く語ってくれました。繁田先生は今月なInternal Medicine誌に論文がacceptされ、診療と研究が有機的に繋がり、まさに相乗効果の飛躍期に差しかかっていると思います。

次に前田先生が、感染症指導医として感染症科の取り組みを話してくれました。日本には感染症専門医が1900名程度と少ないこと、さらにその中で診療を実際行っている先生はさらに少ない現状を説明してくれました。

次に、小松先生が総合診療科の懐具合についてお話してくれました。参加してくれた先生もとても興味深い話で、質問も飛んできました。

最後に汚い院長室から参加した瓜田から、General Practitioner誕生の歴史を紹介させていただきました。 出向先は自由に選べること、新たな病院に連携ができること、義務化された出向はないことなど、参加してくれたみなさんから説明がありました。

 参加してくれた皆さん、ありがとうございました。次回は7月22日に開催します。多くの方々の参加をお待ちしております。

                      文責 瓜田純久

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6月12日(土)に第51回大船GIMカンファレンスで繁田先生がとても難しい?素晴らしい講演をしてくれました。

私は医師歴36年、はじめて知りました(⌒-⌒; )

 医師3年目の繁田先生が診断し、適切な治療を行っていることに、これまでの医師人生を深く反省しました。そう言えば、「ホワイトライオンも追え」を購入し、志水先生、原田先生の力作をみた感激を思い出しました。

100名以上の参加者がいて、だれもこのような病気をチャットに書き込まなかったことに安堵しました。指導医の佐々木先生が心配そうな顔でみていましたが、最後はドヤ顔になっていました。

私へのメッセージは「修行が足らん!」でした。

 そもそも病名とは「ヒトの考えた集合名」です。いつも同じ元が満たされているとは考えられません。集合の定義がまちがっているかも...と考える思考回路は、医学では意外に少ないことに、多くのひとが気付いていると思います。

繁田先生の講演に刺激され、今週の看護学部の講演のスライドを作成しました。集合名に捕らわれすぎると、本質も見失うかもしれないと、勉強させられました。繁田先生に教えてもらい、今週の私は「今から倫理」です。

 繁田先生、素晴らし講演ありがとうございました。素晴らしい講演は受け取る先生によって、大きく発展し、第三者に大きな影響を与えてくれます。私もまだ頑張れるかもしれません。不条理に囲まれて哲学書ばかり読んでいる私にとって、心に響く講演でした。

 ご指導いただいた大船中央病院の先生方に、この場を借りて御礼申し上げます。

             文責  瓜田純久

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当科レジデントの繁田先生が執筆したビタミンB12欠乏症による偽性血栓性微小血管症に関する症例報告が日本内科学会公式英文雑誌Internal Medicineに電子掲載されました。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/internalmedicine/advpub/0/advpub_6660-20/_pdf/-char/en

この症例報告は、不十分・不適切な栄養摂取の結果として生じたビタミンB12により、血栓性血小板減少性紫斑病という緊急疾患と酷似した症状・所見で受診し、診断・治療に悩んだ症例について報告したものです。家族は一人きりで懸命に介護をしていたのですが、知識不足や周囲に助けを求めなかったことで、結果としてネグレクト(Unintentional Neglect)となってしまった可能性が考えられ、日本社会が直面する核家族での介護や老老介護がもたらしうる「古くて新しい」疾病について示唆する内容に掲載の意義があると受け止めていただけたのではないかと思います。

 繁田先生は忙しい日々の中でも常に明るく、礼儀正しく、楽しそうに働いている姿が印象的であり、まさに臨床医の鑑だと感じています。彼の「楽しそうで頼もしい背中」を見て、後輩が続々と続き、「学生が初めて患者さんに触れる病院」である「大学病院」の総合診療科を盛り上げてくれることを切に願っています。

 繁田先生は現在、出航先の大船中央病院で活躍中です。昨日も片麻痺性片頭痛の初発発作と思われる興味深い症例について電話で議論しました。そして今日(6月12日)は伝統ある症例検討会である大船GIMでも興味深い症例について報告してくれるそうです。症例提示の日の朝に幸先よく念願の症例報告の掲載を知り、繁田先生のモチベーションもさらに上がったのではないかと思います。

 症例報告の執筆に際してご指導いただいた皆様に感謝申し上げます。また、この症例報告はTokyo GIM conferenceで発表した際にいただいたご意見を参考にしており、代表世話人の原田拓先生を始め、Tokyo GIM conference関係者の皆様にも、この場を借りてお礼申し上げます。

背景パターン

自動的に生成された説明

症例報告に掲載されている破砕赤血球の写真です。

文責:佐々木 陽典

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 東邦大学総合診療・救急医学講座 助教の佐々木陽典先生が6月1日に講師に昇任しました。佐々木陽典先生は,平成18年3月に東邦大学医学部を卒業し,総合診療・救急医学講座に入局してくれました。平成20年9月より,総合診療の本場である沖縄県立中部病院に出向し,全国から集まる多くの研修医とともに研鑽を積んできました.沖縄県立八重山病院内科にも勤務し、ドクターヘリでの搬送など,離島ならではの救急医療,南国に多い感染症や風土病,そして循環器疾患,呼吸器疾患を中心に数多くの患者さんの診療を行ってきました.八重山病院では人工透析の医療を中心に,膠原病,感染症について学び、腎臓専門医も取得しています。

平成26年4月より,東邦大学医療センター大森病院シニア・レジデントとして大学に復帰し、専門医療機関と教育病院としての責務の両立が大学総合診療科の使命との信念に基づき、臨床・研究・教育の三領域で役割を全うしてくれました。臨床研究への評価も高く、13C-プロピオン酸呼気試験によるビタミンB12欠乏症診断に関する研究は消化吸収学会で高い評価を受け、第47回同学会天野学術研究奨励賞を受賞しています。呼気アルデヒド類による前立腺癌の診断について、文科省科研費を取得しています。

また、教育においては多くの系統講義、臨床講義を担当し、診療参加型臨床実習においては現場の指導医として学生教育に大きく貢献しています。特にM6の国家試験対策講義では毎年学生が講義を希望する医師に指名しており、そのわかりやすい内容に定評があります。今年度から、特定看護師教育においてもプログラム責任者となり、看護教育にも積極的に参加しています。

 NHKには「試してガッテン」、「チョイス。病気になったとき」など6回出演し、様々な病気をわかりやすく解説してくれました。

   2月の前田先生に続き、研修医1年目からの付き合いになる先生が、講師に昇任するのは、格別の嬉しさがあります。この成長を共有ことが、大学教員にとって至福のときです。

 さらに忙しくなります。頑張りましょう!

                                      文責 瓜田純久

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<研修医・専攻医の皆様へ>

下記の日程でZoomでの入局説明会を開催致します。

ご興味のある方はぜひご参加ください!参加は下記QRコードから

第1回:2021年6月26日(土) 16:00-

第2回:2021年7月22日(木) 17:00-

メガネをかけた男性と文字の加工写真

自動的に生成された説明

文責:佐々木 陽典

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先日、若手の先生から不明熱患者について相談を受けた際に、血管炎の診断におけるFDG/PET-CTの意義について、以前に昭和大学江東豊洲病院総合内科の原田拓先生と共著させていただいた症例報告を思い出し、うってつけの例として紹介しました。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/33761723/

FDG/PET-CTはがん検診や不明熱の精査に有用な比較的新しい検査です。高額な検査であり、どのような状況で活用すべきか議論がありますが、病歴・診察等の比較的古典的で基本的な技能を駆使した診断が得意な総合診療医も、最新の技術も活用して、様々な手段を組み合わせることが重要であるということのよい例ではないかと思います。(最近では総合診療領域では人工知能を活用した研究が盛んなようです。)

この症例報告の筆頭著者である原田拓先生は、救急外来での忙しい日々の傍、関東を中心に全国の新進気鋭の総合内科医が集うTokyo GIM conferenceを代表世話人として主催され、さらに診断エラー学について日経メディカルの連載でも中心的な役割を果たし、「副作用を診るロジック」「診断エラー学のすすめ」など多数の書籍も執筆されています。

そのような超多忙な環境のなかで、自分自身の経験した症例から得られる教訓を共有するために大変な苦労をされて、この症例報告を執筆される様子を、共著者として見てきました。

その症例報告を、実際に患者さんに役立てるために紹介できたことは、共著者として、症例報告を執筆してきた臨床医として、自分自身のやって来たことにも意味を見出すことができたようで、とても幸せなことでした。

原田先生に改めて感謝したいと思います。

文責:佐々木 陽典

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新型コロナ感染症の第4波が拡大している4月22日、医局長で感染管理部副部長の宮崎泰斗先生が報道ステーションに出演しました。

冷静沈着な宮崎先生は、全く噛むことがない滑らかな解説で、コロナ感染症対策の現状と問題点を話していました。

この日861人であった東京都新規感染者数ですが、本日は1000名を上回り、大きなピークに向かっています。

この日は大田区内での病院間連携によって、効率的な患者受け入れを目指すことを解説していました。

 ゴールデンウイークは昨年よりも航空便、新幹線の予約が多く、とても心配です。宮崎先生、お疲れ様でした。

                           文責 瓜田純久

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沖縄中部病院・北部病院で総合内科として活躍された西江先生が当科に入局してくれました!

4月から一緒にお仕事を始めたばかりですが、すでにその能力・知識、臨床医としての優れた姿勢、温厚で教育熱心な人格に医局員一同、魅了されております!

西江先生から入局にあたっての抱負をいただきました。

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私はこれまでに沖縄県、神奈川県、岐阜県などの病院で内科医師としてのトレーニングを積んできました。そして今回、ご縁があり東邦大学・総合診療科に入局することとなりました。一般的な疾患から、一見診断に悩むような症例まで幅広く対応できる医師となるために、これかも研鑽いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

西江 龍太郎

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斎藤先生は本学卒業後、当科に入局され、総合内科研修のメッカである沖縄で武者修行を終えて、この度、3年ぶりに帰ってきてくれました!

下記の通り、抱負を語ってくれました!

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令和3年度より東邦大学大森病院総合診療内科に復職した齋藤隆弘と申します。

私は初期研修医の2年間を東邦大学大森病院で研修し、3年目に東邦大学大森病院総合診療内科へ入局して、4〜 7年目に沖縄県立中部病院と沖縄県立八重山病院で内科研修(最後の1年間は沖縄県立八重山病院で血液診療)を行いました。

本州の医療機関に戻ってくるのは4年ぶりであり、不安な部分もありますが、common diseaseに関しては内科疾患は経験しましたので、その経験を、診療を通じて患者さんに、教育を通じて後輩に還元したいと考えています。

よろしくお願い致します。

齋藤 隆弘

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松本先生は学生時代から総合診療に興味を持ってくれており、本学卒業後は大森病院で熱心に研修され、この度、当科に入局してくれました!

松本先生に入局に際しての抱負を語ってもらいました。

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令和3年4月に大森病院総合診療科へ入局させていただきました、松本愛子と申します。

大森病院での2年間の初期研修を経て、医師として自分に何ができるのかと色々悩みました。

今は、まずは少しでも患者様の辛さを軽減できるように、日々研鑽を積んでいきたいと考えています。

患者様1人1人にしっかり向き合い、医師として人として少しでも成長できるよう日々精進してまいりますので、何卒よろしくお願いいたします。

松本 愛子

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3月27日(土)20:00からNHK Eテレ 「チョイス@病気になったとき」に佐々木先生が出演しました。「患者力アップ」というテーマでした。

八島智人さん、大和田美帆さん、そして松田利仁亜アナウンサーのいつものメンバーと、一新されたスタジオでの初放映でした。

東邦大学2号館が映し出され、総合診療科が紹介されました。

5回目の出演になる佐々木先生は、臨床推論の組み立てを説明していました。

今回ご紹介した症例は複数の大学病院の循環器内科、呼吸器内科に受診しても原因不明であった呼吸困難の症例です。ご本人が実際に出演してくれました。

佐々木先生はHbA1cが非常に低値であったことから、異常ヘモグロビン血症を疑いました。そして長期間服薬していた薬剤があることから、血液ガス分析を実施し、メトヘモグロビン血症が原因であることを突き止めました。

休薬しただけで呼吸困難が改善した患者さんは、本当に総合診療科に行ってよかったと話してくれました。そして、階段を軽やかに駆け上がって職場に向かう場面に出てきたのは、廣津医院! 

廣津先生は感染症専門医であり、川崎市で開業されています。廣津先生が医師であることをお示ししてから、佐々木先生から「かかりつけ医が最も身近な総合診療医である」という流れで放映されました。メトヘモグロビン血症の動脈血はチョコレート色になると教科書に記載されています。振り返ってみると、動脈血採取時に「あれ?静脈だったかな?」結果を見て「よかった、動脈血だ」という場面はこれまでの医師人生で何度かありました。血ガス測定にはメトヘモグロビン濃度が測定されない機器もありますので、そのような場面では、おそらく重要なメトヘモグロビン血症を見逃していたのかもしれません。

廣津先生が最後に決めてくれました。

 番組後のメールで廣津先生がとても印象に残ることを教えてくれました。カミュのペストから引用され、「不条理に抗するには、今、自分のできることをただ行うことだけ」そして、「不条理に勝つ、負けるではなく、実践し続けることだ」COVID-19と対峙している私どもがすべきことは、まさにこれに尽きるのかもしれません。

廣津先生、出演いただきまして、誠にありがとうございます。今後ともご指導いただきたく、お願い申し上げます。佐々木先生、大変お疲れ様でした。今回の主役は廣津先生でしたね。それもまたgood job!

                          文責 瓜田純久

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 大学院生 鈴木健志先生が維持透析治療におけるケトン体代謝について研究し、論文「Change of plasma ketone bodies and skin gas acetone in hemodialysis patients」をToho J Medに発表し、学位を取得しました。研究フィールドとなることがほとんどなかった慢性維持透析ですが、長期生存が期待できるようになり、その病態は様々です。透析後で血中ケトン体は予想以上に増加していますが、そのプロフィールには予想外の変化が見られました。皮膚から排出されるアセトンガスも測定し、オリジナリティの高い論文になりました。

 1月28日に開催された学位審査では、緊張気味の鈴木先生でしたが、審査の教授たちの多数の質問に、丁寧に答えていました。

学位審査には、指導医の佐々木陽典先生も駆けつけてくれました。これまでの数少ない報告と異なった結果が得られたため、ケトン体の代謝についての考察は慎重に行われました。佐々木先生、瓜田、鈴木先生でなんども議論した内容はたった1枚のスライドにまとめられました。学位審査終了後に、そのスライドをバックにパチリ!

3月31日には学位授与式が行われました。学祖 額田先生の母上様の胸像の前で、記念撮影しました。写真をとってくれたのは、麻酔科の同期生 長谷川誠先生でした。ありがとうございました。

鈴木先生は神戸大学を卒業後、医師を志して再受験し、東邦大学に入学してくれました。30歳を過ぎてからの再受験でしたが、優秀な成績で卒業し、済生会横浜南部病院で初期研修を行いました。その後、東邦大学総合診療科に入局し、内科学会認定医、腎臓専門医を取得しています。川崎幸病院、長岡赤十字病院にもお世話になりました。誠実な人柄と思いやりの溢れた診療は多くの病院から高く評価され、年齢を感じさせない?フットワークの良さは、診療だけではなく、研究においても存分に発揮されました。鈴木先生、本当にお疲れ様でした。

 鈴木先生は4月から長岡赤十字病院に出向し、さらに総合診療医、腎臓専門医として研鑽を続けていきます。長岡赤十字病院のある長岡市は、幕末に活躍した長岡藩士 河井継之助が有名です。7万石の小藩でありがら、スイスのような武装中立を目指した長岡藩は、窮地に追い込まれた会津を中心とした東北列藩同盟と新政府軍の無益な流血を阻止するために、尽力してくれました。交渉決裂後に長岡藩は奥羽越列藩同盟に加わり、河井継之助が陣頭指揮に立ち、新政府と互角に戦いました。最終的には総崩れになりますが、小藩の奮闘は東北列藩同盟を奮い起たせたことは間違いありません。津軽出身の瓜田としては、長岡の鈴木先生との研究で新たな知見を得られたことは、大きな意義を感じています。津軽は蝦夷(えみし)が松前から渡ってきてこの国の津を借りて住んだことから「津刈」になり、都加留、さらに時代を経て津軽へと変化したと言われています。日本書紀によると,蝦夷の中で最も遠い「都加留」は独立の気配が濃厚で,戦でも負けることを知らない、と朝廷からの支配に抵抗してきた歴史があります.太宰治が「津軽」において、「弘前の城下の人たちには何が何やらわからぬ稜々たる反骨があるやうだ」と書いていますが、その気風は今も「じょっぱり」として残っています。

 話が脱線しましたが、長岡で地域医療に従事する鈴木先生の父上、健介先生の絶大な協力をいただき、今回の論文は完成しました。親子での共著論文は、格別な意味があります。健介先生、誠にありがとうございます。私は父親が急死したとき、死んだ父親の名前を入れて学会発表させていただき、供養したことを思い出しました。コロナ感染症が終息しましたら、長岡で祝杯をあげたいと思いますので、よろしくお願いします。

                        文責 瓜田純久

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長年、医局で中心的役割を果たしてくださった貴島祥先生が医院を継承されるため、3月いっぱいで当医局を退局されます。

貴島先生は滋賀医科大学をご卒業後、がん治療のメッカであるがん研有明病院等での研修を修められ、2012年に当科にレジデントとして入局され、2016年からは助教として臨床・研究・教育に尽力されました。

豊富ながん診療の経験と知識から、それまで当科にはなかった考え方を授けてくださり、特に原発不明癌の診療では医局の知恵袋のような存在でした。

知識が豊富だったことももちろんですが、何よりも、温厚で礼儀正しい姿勢が印象的でした。病態だけでなく社会的にも複雑な背景を持つ大学病院総合診療科の患者さんと真摯に向き合っていただき、ご苦労も絶えなかったと思いますが、いつも笑顔で礼儀正しく、お仕事されていたことが印象的です。貴島先生の退職を残念に思う患者さんは多いのではないかと思います。

とても教育熱心な先生でもあり、知識や技能だけではなく、貴島先生の薫陶に触れて医師としての礼節やプロフェッショナリズムを学んだ研修医・レジデントも多かったのではないかと思います。

4月以降は新宿区四谷1丁目の閑静な住宅街で70年近く開業されている佐藤内科小児科医院に新しい院長として就任されます。

もともとカトリック教徒の先生が建設されたこともあり、教会のような佇まいの医院で、貴島先生の温和で上品な雰囲気にぴったりです。(貴島先生が医局でキリスト教の本を読書されていたことを思い出します。)

https://satohanamizuki.com

お近くで受診が必要な際には是非ご利用ください(ホームページもリニューアル予定です)。

貴島先生、今まで本当にありがとうございました。

コロナ禍で送別会も開催できず、申し訳ないのですが、医局員一同、先生の新天地でのご活躍を心からお祈りしております。

私が花束を渡す大役をいただきました。

河越先生とツーショット

河越先生は4月から大橋病院でさらに糖尿病と内分泌疾患を極める予定です。

文責:佐々木 陽典

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3月27日(土) 20:00-20:45にNHK Eテレで「患者力」をテーマとした「チョイス@病気になった時」の特別番組が放送される予定です(再放送:4月2日(金) 12:00-12:45予定)。

*高校野球中継の影響で放送時間が遅れる可能性があります。

https://www.nhk.jp/p/kenko-choice/ts/7JKJ2P6JVQ/episode/te/QZJK8166Y2/

今回は特別番組ということで、新しくなったスタジオで「患者力」という視点から

  1. 病院はどうやって選ぶ? 
  2. 医師とうまく話すには?
  3. 医療情報はどうやって探す?

という3つのテーマで番組が構成されています。

「病院はどうやって選ぶ?」の部分で、「総合診療科」について紹介していただきました!

私は、臓器別専門科で診断がつかず、患者さんが総合診療科を自ら選択して受診してくださり、結果として診断に至った症例の紹介を通じて、

  • 医学の進歩に伴い知識量が増え、専門家がすべての領域をカバーすることができなくなってきた現状を踏まえ、総合診療医がより幅広い可能性を考えて診断を行い、専門医と協力して治療に関わったり、患者さんと専門医の橋渡しを担うようになってきている
  • 総合診療医の役割は働く場所やニーズによって様々であり、難しい病気の診断だけでなく、ありふれた病気の診療や、患者さんを体・病気だけでなく、心理的・社会的背景や家族の問題、介護まで含めて、幅広く人間として診療する役割を担っている(未熟な私にはできていないことばかりですが…)
  • 「症状の原因がわからない時」、「どの診療科を受診したらいいかわからない時」等には総合診療科の受診を考えてほしい
  • かかりつけ医の先生も総合診療科医としての役割を担っており、専門医と協働しているので、活用していただきたい

といったお話をさせていただきました。

今度で5回目の「チョイス@病気になった時」出演になりますが、毎回緊張します。今回もNHKアナウンサーの出田さん(これまで毎回ご一緒させていただき、お互いの子供の近況をお話していたのですが、今回でチョイスは卒業とのことです)、松田さん、スタッフの皆様に気さくに話しかけていただき、緊張をほぐしていただきました。

今回は三人のゲストが出演することもあり、普段より長時間の収録でしたが、スタジオで、東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野准教授の奥原剛先生に、じっくりお話を伺えたことも大変貴重でした!

「社会的証明の効果」、「進化的最適環境」等、進化心理学、社会心理学、行動経済学等に基づく情報との付き合い方等について、とても興味深いお話を伺いました。

医療コミュニケーション学講座は東京大学と京都大学にしか設置されていないとのことですが、今後は東大医学部生を対象に教育が行われるようになるとのことです。私も総合診療医として、医療コミュニケーションの重要性を日々痛感していますが、系統的に学んだことがないので、コミュニケーションを学問として学ぶ機会が増えることには大きな意義があるとの思いを強く致しました。

リモート出演でしたので直接お話はできませんでしたが、秋田大学大学院医学系研究科医学教育学講座教授の長谷川仁志先生からは「これからは、患者さんとのコミュニケーションを積極的に図り、患者さんの話を聞く/患者さんに説明する能力の高い医療者が必要とされている」というメッセージを伺うことができ、背中を押されると同時に身が引き締まる思いでした。

番組作成にご尽力いただき、素晴らしいVTR作成にご協力いただいた廣津先生に心より感謝申し上げます。

皆様、是非ご覧ください!

文責:佐々木

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日本全国の研修病院の実臨床現場で活躍している総合内科医により運営されているJHospitalist Networkが運営しているJournal Clubというサイトがあります。

学術論文の結果が「自分の患者さんにいかに活用できるか?」という観点から、エビデンスに基づいて科学的・批判的に吟味して、共有するサイトであり、インターネットから無料ですぐにアクセスできるので、以前から活用させていただいておりました。

この度、このサイトへの投稿に参加させていただける貴重な機会をいただき、2020年度から当科も参加させていただくことになりました。

今回、レジデントの繁田先生が、自分自身が担当する患者さんへの治療上の疑問を解決するために「非弁膜症性心房細動を有する高齢患者への 抗凝固薬投与の安全性について」というテーマで論文の内容を解説してくれました。

http://hospi.sakura.ne.jp/wp/wp-content/themes/generalist/img/medical/jc_20210307_tohodai.pdf

繁田先生曰く

「日頃、ここまで厳密に科学的・批判的に論文を精読して吟味することはなかったので、とても新鮮で勉強になった。」

とのことで、貴重な経験となったようです。

私も監修を通して、「何人の患者に投与すると1人の患者に効果が出るのか?」を実際に計算する等、楽しい経験ができました。

他にも素晴らしい論文解説が掲載されておりますので、ご興味のある方はご覧ください。

http://hospitalist.jp/journal-club/

テキスト, 手紙

自動的に生成された説明

文責:佐々木 陽典

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日本病院総合診療学会発の完全Web開催となった第22回日本病院総合診療医学会ライブ配信に参加致しました。

初日は一般演題で腋窩リンパ節菊池病に関する検討を発表させていただき、次いでJUGLERセッション「症例検討から学ぶ診断推論戦略 by JUGLER」に登壇させていただきました。ちょうど一例目が思春期の患者のリンパ節腫脹の鑑別診断に関する症例であり、直前に自分が発表した思春期のリンパ節腫脹の症例と類似しており、とても印象的でした。私はまんまとプレゼンターを務めてくれた埼玉医科大学熊川友子先生の目くらましに引っかかってしまいましたが、他のJUGLERメンバーの鋭い指摘がとても勉強になりました。2例目も「初期治療がうまくいかなかった時にどう考えて振る舞うか」について考えさえられる貴重な症例で、とても勉強になりました。発表してくれた東京ベイ・浦安医療センターの松尾裕一郎先生の一流の臨床家としてのセンスと勇気に頭が下がりました。

初日の夜には学会サテライト企画として2回目のWeb開催となる若手部会Meet the expertsを開催させていただきました。柄にもなく司会を仰せつかり、緊張しましたが、埼玉医科大学熊川友子先生、飯塚病院鵜木友都先生、代表の名古屋大学近藤猛先生、コロナ専門病院で奮闘中の藤田保健衛生大学近藤敬太先生をはじめ、皆様に助けていただき、素敵な会となりました。

瓜田教授もExpertsとして参加してくださり、乾杯の音頭をとっていただきました。ひとりのExpertsだけでも2-3時間お話を聞きたいようなゲストが一堂に会してくださり、「盆と正月とクリスマスと夏休みが同時にきたような」贅沢な時間を過ごせました。

東邦大学の学生さんも最後まで参加してくれたことが何より嬉しかったです。

総合診療の未来は明るいと確信できました!

2日目は9:00から若手部会目玉企画の一つである「総合診療医が病院長を務めることで病院に生じる効果 – 指導医へのステップ:明日から使える Faculty Development」の司会をさせていただきました。今回は佐賀大学医学部付属病院長兼総合診療部教授の山下秀一先生にご講演いただきました。朝一番のセッションにもかかわらず多くの先生方にご参加いただきました。私は以前から「高度医療機関と初学者のための教育機関としての大学病院のジレンマの解消こそが大学病院総合診療科の使命」だと考えてきたので、山下教授が冒頭で大学病院長とは「大学病院長は高度医療機関(厚労省管轄)の長であると同時に、初心者の為の教育機関(文科省管轄)の長でもある」と話されたことに強く感銘を受け、とても勇気をいただきました。

救急医・開業医としての経験もある山下教授が、総合診療医の歴史を第1世代:サブスペシャリティ+総合診療→ 第2世代:優秀なジェネラリスト→ 第3世代:臨床・研究・教育を通じて後進を育成できるジェネラリストと位置付け、新しい世代の総合診療医に大変な期待を寄せてくださっていることを知り、胸が熱くなりました。

「病院長は常にだれかと対立せざるを得ない仕事、誰かに「ダメだ」という仕事なので、度胸がないと務まらない。」と覚悟をお話された一方で、「院長の仕事は病院内に「対立軸を作らない」ことだ!」と強調されていたことも印象的でした。

現場しか知らない私達若手にとって、「経営はお金だけに走ってはいけない。しかし、しっかりとした経営基盤がないと質のいい診療は担保できない 。経営と診療の質は相関する。」との信念を持って経営・運営に当たっている多様な院長の仕事を知ることができたことはとても貴重だったと思います。

瓜田先生もチャットで私立大学との違い等、コメントをくださり、講演会を盛り上げてくださいました。

2日目は最後のシンポジウム「総合診療医のための臨床研究の TIPS by JUGLER」に登壇させていただきました。仲間づくり、メンター・メンティの見つけ方や共同研究の話で議論が盛り上がり、Cutting edgeな総合診療領域の研究テーマやカテゴリー化の必要性等、とても指摘的な時間を過ごせました。

ちょうどその頃、レジデントの繁田先生は一般演題「サラゾスルファピリジンによる薬剤性メトヘモグロビン血症の一例」を発表してくれていました。繁田先生、見に行けなくてごめん。

そして、オンデマンド配信では沖中君が果敢に挑んでくれた一般演題「細菌性腸炎とウイルス性腸炎の臨床的鑑別」が配信中です!

今回も実り多き学会でした!次回も頑張ります!

文責:佐々木陽典

発表演題一覧: 

2/20 ランチョンセミナー 2 「COVID-19の病態•診断•治療•感染対策」

座長:瓜田 純久 
演者:三鴨 廣繁 

一般演題「腋窩リンパ節菊池病病に関する検討〜腋窩診察の重要性〜」

○
佐々木 陽典、繁田 知之、森 岳雄、竹下 智史、柏木 克仁、鹿嶋 直康、小松 史哉、鈴木 健志、 山田 篤史、河越 尚幸、貴島 祥、竹本 育聖、前田 正、宮﨑 泰斗、瓜田 純久 


一般演題「サラゾスルファピリジンによる薬剤性メトヘモグロビン血症の一例」


○繁田 知之、佐々木 陽典、森 岳雄、竹下 智史、柏木 克仁、鹿嶋 直康、小松 史哉、鈴木 健志、 山田 篤史、河越 尚幸、貴島 祥、竹本 育聖、前田 正、宮崎 泰斗、瓜田 純久


一般演題「細菌性腸炎とウイルス性腸炎の臨床的鑑別」

○沖中 郁実、佐々木 陽典、瓜田 純久

シンポジウム「総合診療医のための臨床研究の TIPS by JUGLER」 

座長:多胡 雅毅(佐賀大学医学部附属病院 総合診療部 准教授・副部長・副診療科長) 

シンポジスト: 


志水 太郎(獨協医科大学 総合診療医学) 

佐々木 陽典(東邦大学医療センター大森病院 総合診療・急病センター) 

鋪野 紀好(千葉大学医学部附属病院 総合診療科) 

和足 孝之(島根大学医学部附属病院 卒後臨床研修センター) 

高橋 宏瑞(順天堂大学医学部 総合診療科) 

JUGLERセッション「症例検討から学ぶ診断推論戦略 by JUGLER 」

座長:多胡 雅毅(佐賀大学医学部附属病院 総合診療部) 

パネリスト:


志水 太郎(獨協医科大学 総合診療医学) 

佐々木 陽典(東邦大学医療センター大森病院 総合診療・急病センター) 

鋪野 紀好(千葉大学医学部附属病院 総合診療科) 

和足 孝之(島根大学医学部附属病院 卒後臨床研修センター) 

高橋 宏瑞(順天堂大学医学部 総合診療科) 

指導医へのステップ:明日から使える Faculty Development 

「総合診療医が病院長を務めることで病院に生じる効果 – 指導医へのステップ:明日から使える Faculty Development」

演者 :
山下 秀一(佐賀大学医学部附属病院 病院長 兼 総合診療部教授) 

司会:

近藤 猛(名古屋大学医学部附属病院)

山下 駿(佐賀大学医学部附属病院) 

佐々木 陽典(東邦大学医療センター大森病院) 

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 完全WEB開催となった第22回日本病院総合診療医学会総会は、国立病院機構高崎総合医療センターの佐藤正通先生が主催し、好評開催中です。本学会の看板企画となったJUGLERセッションが今回もライブで配信されました。

座長:多胡 雅毅(佐賀大学医学部附属病院 総合診療部 准教授・副部長・副診療科長)

シンポジスト:

志水 太郎(獨協医科大学 総合診療医学)
佐々木 陽典(東邦大学医療センター大森病院 総合診療・急病センター)
鋪野 紀好(千葉大学医学部附属病院 総合診療科)
和足 孝之(島根大学医学部附属病院 卒後臨床研修センター)
高橋 宏瑞(順天堂大学医学部 総合診療科)

シンポジストが辛口?コメントをとても楽しそうに演者に伝えるセッションは、すっかり開催できなくなった居酒屋カンファレンスを思い出させる雰囲気です。興味深い2症例でした。佐々木先生は寝ているわけではありません。

ちゃんと起きて、コメントしていました。

JUGLERメンバーの背景はなんだか洋風なお化け屋敷を彷彿させます。何処と無くミステリアスな雰囲気と楽しいディスカッションのギャップもJUGLERの大きな魅力です。次回は仮装して欲しいと思ったのは、私だけでしょうか?
JUGLERメンバーの先生、そして貴重な症例報告をして下さった先生、ありがとうございました。

今日、東京は快晴です。通勤路の大森山王には紅白梅が満開を迎えていました。

 次回のJUGLERセッションも楽しみにしています。

                文責 瓜田純久

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若手・学生向けの第22回日本病院総合診療医学会のサテライト企画Meet the expertsの案内です(学会参加は不要です)。

Meet the expertsとは、学会の夜にお酒を楽しみながら若手医師と熟練医師が出会い、キャリアや診療の疑問などについてコミュニケーションの場を提供する若手部会の目玉企画の一つです。

今回もZoomを利用して開催します。

私が司会をつとめ、柏木先生、山田先生が執筆してくれたHospitalist手技特集を私と一緒に監修くださった亀田総合病院の八重樫先生が参加してくださいます。

開催日時:2月20日 (土) 20:00-

参加費は無料です。

先着80名ですが、まだ余裕があります。お時間のある方はぜひご参加ください。

お申し込みはこちらから(Google form)

https://forms.gle/tDkSFDkmKPetYcbK9

現在参加が決定しているゲストは以下の通りです。

身近なサプライズ・ゲストが登場するかもしれません…。

第1部

山下秀一先生(佐賀大学)

八重樫牧人先生(亀田総合病院)

第2部

官澤洋平先生(明石医療センター)

高橋宏瑞先生(厚生労働省/順天堂大学)

本田優希先生(聖隷浜松病院)

森川暢先生(奈良市立病院)

文責:佐々木陽典

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Tokyo GIM conferenceは関東を中心に全国の新進気鋭の総合内科医が集い、興味深い症例に関して熱い議論を交わす症例検討会です。

コロナ禍で一時休止を余儀なくされていましたが、最近は代表世話人原田拓先生(昭和大学豊洲病院)をはじめとした先生方の創意工夫によりYoutubeとZoomを駆使して再開されました。

2月12日(金)にレジデントの繁田先生がサラゾスルファピリジンによる薬剤性メトヘモグロビン血症の教訓に満ちた一例について発表してくれました。

100人近い聴衆がYoutubeで閲覧するなか、デビュー戦とは思えないような華麗なプレゼンテーションで議論を盛り上げてくれ、一流の臨床家でもある世話人の先生方からも「プレゼンがよかった!」とのお褒めの言葉をいただきました!

21:20-23:00という深夜の勉強会にもかかわらず瓜田教授も参加してくださり、Youtube上の質問に即座に回答してくださるなど、サポートしていただきました。

東邦大学の学生さんも夜遅くまで参加してくれ、学生の沖中君からは「薬剤性の病態を常に頭の片隅に入れておかなければならないことを学んだ。」とのコメントをいただきました。

世話人の先生方からも是非、症例報告として発表すべきだとの励ましの言葉をいただきましたので、症例報告として世界に発信できるように引き続き繁田先生と頑張りたいと思います。

文責:佐々木陽典

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日本全国の研修病院の実臨床現場で活躍している総合内科医により運営されているJHospitalist Networkが運営しているClinical Questionというサイトがあります。日常の臨床で若手医師が感じる疑問について若手医師自身が勉強して、まとめ、共有するというものです。

http://hospitalist.jp/clinical-question/

インターネットでアクセスでき、よくまとまっており、信頼性も高いので、以前から活用させていただいておりました。

この度、このサイトへの投稿に参加させていただける貴重な機会をいただき、2020年度から当科も参加させていただくことになりました。

レジデントの繁田先生はもともと特に興味のある心不全に関連するテーマとして「急性心不全に対する引水制限」について調べてまとめてくれました。

http://hospi.sakura.ne.jp/wp/wp-content/themes/generalist/img/medical/jhn-cq-toho-201019.pdf

助教の小松先生は、若手医師が疑問に感じることが多い「内視鏡治療の際の抗血小板薬・抗凝固薬の休薬」について調べて簡潔にまとめてくれました。

http://hospi.sakura.ne.jp/wp/wp-content/themes/generalist/img/medical/jhn-cq-toho-210208.pdf

繁田先生は同じくJHospitalist Networkが運営する論文紹介サイトJournal Clubにも寄稿してくれる予定です!(2021年3月予定)

http://hospitalist.jp/journal-club/

総合診療科は新型コロナウイルス感染症の対応に当たる主な部署の一つでもあり、多忙でストレスフルな日々を送っています。

それでも繁田先生、小松先生が「勉強になったので来年度もやりましょう!」と言ってくれたことが本当に嬉しいです。

お二人ともありがとうございました!

文責:佐々木 陽典

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前田正先生が、2月1日に講師に昇任しました。2005年研修医1年目の前田先生と初めて焼き鳥屋で会ってから16年。研修医から講師に駆け上がってくれて、感無量です。

当日は、歴代医学部長の写真の下、医学部長室において渡邉医学部長から辞令が交付されました。

東邦大学総合診療科にとっては9年ぶりの講師誕生です。

同時に昇任した救命センターの一林亮先生とともにパチリ!おめでとうございます。前田先生の弟子の柏木克仁先生がカメラマンを務めてくれました。

 コロナ診療にも大車輪の活躍をしてくれている前田先生です。前田先生の歩みは、以下の推薦書の通りです。これからもよろしくお願いします。

推 薦 理 由 書

東邦大学 総合診療・救急医学講座 助教の前田正先生を講師に推薦させていただきます。前田先生は2005(平成17)年3月東邦大学医学部を卒業し、東邦大学医療センター大森病院で初期研修を行いました。学生時代から深い関心をもって学修してきた感染症学を臨床に生かすことを希望し、2007(平成19)年4月に東邦大学医療センター大森病院総合診療・急病センターに入局しました。2008(平成20)年4月東邦大学大学院医学研究科博士課程入学し、2012(平成24)年3月に博士課程満期退学し、2013(平成25)年3月東邦大学医学部博士(甲)第480号を取得しています。東邦大学医学部総合診療・救急医学講座 助教として、総合診療および感染症学の修練を精力的に重ね、日本化学療法学会抗菌化学療法認定医、日本病院総合診療医学会認定医、日本感染症学会専門医、日本内科学会総合内科専門医、日本感染症学会推薦インフェクションコントロールドクター(4490)、日本ヘリコバクター学会認定医などを取得し、2018(平成30)年11月には、東邦大学医療センター大森病院の臨床医では初めてとなる日本感染症学会指導医・専門医を取得しています。臨床では感染症チームとして感染症を中心に多くの患者さんを診療し、研修医、レジデントなど、卒後教育に注力してくれています。とくに感染症を併発した他の診療科の患者さんにも積極的に治療に加わり、術後合併症の減少、在院日数の短縮に大きく貢献しています。同時に、院内感染対策、耐性菌対策など、中長期的な大森病院の感染管理にも広い視野から建設的な施策を提案、実践しております。卒前教育では、診断学実習指導・OSCE指導、臨床実習入門(感染対策演習)指導、臨床実習(感染対策、総合診療内科)指導、臨床推論指導、M5臨床実習(総合診療内科)指導、総合臨床講義指導(食中毒、HIV感染症)、臨床実習(総合診療内科)指導など、多くの領域で精力的に行っています。CBT、総合試験では臨床医学総論、内科学、感染症学、中毒といった領域で多数の作問を担当し、学生の理解が深まるような問題作りを行っています。卒後教育では臨床研修指導医、日本内科学会指導医ならびに日本感染症学会指導医として総合診療内科、感染症科での初期臨床研修・後期臨床研修における指導に加え、感染症学会専門医の育成を行っています。研究においても、平成29年度日本病院総合診療医学会研究助成金、さらに平成26年度東邦大学創立60周年記念学術振興基金奨励金を獲得し、プロジェクト研究には6度採択され、感染症研究を中心に精力的に行ってきました。とくに市中感染型MRSAに関する研究は、分子疫学的検討によって院内感染対策、耐性菌問題など、極めて実践的な研究で学会からも大きな注目を集めています。

 前田先生はこれまで東邦大学医学部において、臨床、研究、教育において、大きく貢献してきただけでなく、臨床医として初めての感染症指導医であり、今後さらなる飛躍が額できる人材です。前田先生は学識豊富であるのみならず,人格円満で,協調性に富み,同僚医師からも信望が厚い.これまでの業績と将来性を合わせ,講師に推薦させていただきます。

                    推薦者の所属     総合診療・救急医学講座

    推薦者氏名   瓜田純久